風の谷のビール:ピルスナー:有機農産加工品

2010年07月25日 | 人生は食である。
「風の谷のビール」は、静岡県にある酪農王国の地ビール工房で作られています。

酪農王国さまのwebサイトによりますと。
オーガニックモルトを使用し、2000年12月に日本国内で最初に『有機農産加工品』として『アファス認証センター』より認証を取得した。
ということです。

そこで、この『有機農産加工品』とは、何ぞ?と調べてみますと。

有機農産物加工食品に関して日本農林規格(JAS 規格)が決められていて、JAS 認定を受けないと、「有機○○」とか「オーガニック○○」等と表示をできないということです。さらに、JAS 認定を受けた商品は、「有機 JAS マーク」を製品につけることになります。

この「風の国のビール」にもラベルの端にちゃんと「有機食品」と表記された「有機JASマーク」がついています。

で、どうやったら、有機農産物と言えるものができるかというと、「有機加工食品検査認証制度ハンドブック」に、下のように書かれています。

「有機加工食品」の生産の原則は「有機加工食品の日本農林規格」第 2 条に定められている。それによると、その基本は以下の 3 点である。
  • 有機農産物、有機畜産物の有する特性が製造又は加工の過程において保持されていること
  • 物理的又は生物の機能を利用した加工方法が用いられていること
  • 化学的に合成された食品添加物及び薬剤の使用を避けること

    まあ、実際は細かい規定があると思われますが、有機食品って、簡単に作れるわけではない、ということなのですね。

    さて、ご紹介の「風の国のビール"ピルスナー"」のお味ですが、ずばり

    「久しぶりにビールを味わえた。」

    と言えましょうか。ベルギービール専門店で出されるような、ふくよかな深い味わいです。ぐびぐびと飲むようなアメリカンなものでなく、ゆっくりと時間をかけていただくことにいたします。

    さて、今年の夏は梅雨明けからいきなり猛烈な暑さが続いていますが、おいしいビールを味わいながら、秋からの展開について少しゆっくり考える夏休みを過ごしたいと思っています。