セミナー:『Web2.0世代のためのワークライフバランス・イノベーション』

2009年06月11日 | 人生はマーケティングもある。
先端研究集団オーバルリンクのセミナーのお知らせです!

って、"!"をつけるほどのことではありませんが、毎回、新しい人生の視点・楽しみ・価値はコーヒールンバだな、だけど。目からうろこの情報発信をつづけるオーバルリンクの最新セミナーが、6月26日(金)20時から、その場も東京秋葉原のデジタルハリウッド大学で行われます。

今まで行ったことの無いそこのあなた、毎回行っているここのこなた。これはもう行かないわけにいかんでしょう。

詳しくはこちら



先端研究集団オーバルリンク 公開セミナー 2009年度 第2回
『Web2.0世代のためのワークライフバランス・イノベーション』

~ パパ料理研究家 × 電脳子育て × ウーマン・オブ・ザ・イヤー ~

時代の最先端で戦うWeb2.0の世代の私たち。ライフハックやテクノロジーで仕事
効率を追求するのは上手だけれど、そろそろ、効率化できない部分、生活や家庭
のこと、教育のこと、地域や社会との関係のこともトータルバランスで考えて
みませんか。

本セミナーは、個性的な生き方、働き方をしているデジタル業界の起業家3人を
スピーカーとして、「パパ料理」、「デジタルネイティブ」、「ワークライフ
バランス」をキーワードに、仕事と生活の最適化を考えるイベントです。会場を
提供してくださるデジタルハリウッド杉山校長にも本テーマを総括するお話を
いただく予定です。

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【講演予定】

■1「家族の笑顔のために料理をつくるパパ」で(株)ビストロパパの未来ビジョン

スピーカー:滝村雅晴氏

パパ料理研究家株式会社ビストロパパ 代表取締役(本社:東京都港区) NPO
法人ファザーリング・ジャパン 社員 NPO法人日本食育協会会員 食育指導士
元デジタルハリウッド執行役員一澤信三郎帆布×BistroPapaのコラボエプロン
を企画、Bistro Papa Online Shop(http://shop.bistropapa.jp/)にて限定
販売開始。

■2「デジタルネイティブの育て方」アルファブロガーのe子育て実践レポート

スピーカー:橋本大也氏

http://www.ringolab.com/note/daiya/
データセクション株式会社代表取締役。起業家、アルファブロガー、NPO
オーバルリンク代表、一児の父。著書に「情報力」「情報考学 Web時代の
羅針盤213冊」「新データベースメディア戦略」「アクセスを増やすホーム
ページ革命術」他。

■3デジタル女性起業家の視点で考えるワークライフバランスの理想形

スピーカー:粟飯原理咲(あいはらりさ) 氏

http://www.ai-land.co.jp/
アイランド株式会社代表取締役として、「おとりよせネット」「レシピブログ」
「朝時間.jp」などの女性向けポータルサイトを運営。NTTコミュニケーションズ
株式会社先端ビジネス開発センタ、株式会社リクルート次世代事業開発室・
事業統括マネジメント室勤務、総合情報サイト「AllAbout」マーケティング
プランナーを経て、2003年7月より現職。日経ウーマン誌選出「ウーマン・オブ
・ザ・イヤー」2000年度ネット部門第1位、2003年度同賞キャリアクリエイト
部門第6位受賞。

■4デジタルハリウッド学校長 杉山流のクリエイティブ・バランス

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【セミナー詳細】

日時 :6月26日(金)20時開始(19時45分開場) -22時
場所 :デジタルハリウッド大学 メインキャンパス
http://www.dhw.ac.jp/access/
参加費:3000円(デジハリ学生は無料)

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【申込み方法】

下記、URLのセミナー告知ページ下部の申し込みフォームよりお申込みください。
http://blog.ovallink.jp/

誰が日本の広告を変えていくのか:広告会社の価値:広告メディアのオープン化

2009年06月09日 | 誰が日本の広告を変えていくのか
広告会社が重要視しなければならない4つの項目
  • Ad Technology
  • Client insight
  • Target insight
  • Client benefit

    直接的には
  • 新しい広告技術の取得
  • 広告主のニーズを見極める
  • ターゲットの行動を見定める
  • 広告主の利潤を第一に考える

    その行動は
  • 各メディアの機能をマッピングする。
  • コミュニケーションのコンテキストを練り上げる。
  • ターゲットのモードにあわせたメディアとクリエイティブ。
  • 広告効果を検証する。


  • 広告メディアに希少性がなくなりつつある現状において、希少なものを求める顧客(広告主)も、なくなりつつあるとの認識を持つべきじゃないか。

    もともと、広告主も希少な広告メディアを欲しがっているのではなく、ターゲットとの接触機会を持ち、そこでのインタラクションによって、自社の商品/サービスを購入して欲しいだけなのである。

    広告メディアの希少性が無くなった時

    それは、誰でも広告メディアを購入することができるということである。既に、Adwordsはクレジットカードさえあれば誰でも広告メディアを確保することができる。

    そして、広告メディアが自らの希少性の力を失ったときに広告メディアのオープン化が現れるであろう。すなわち、"買っていただける方にはもれなく売る"。

    過去の広告産業の仕組みは、広告メディア-広告代理店-広告主という流通スキームのなかで成り立ってきた。そのスキームの中で、広告代理店は広告主の欲しい広告メディアを探してきて届けるという御用聞きでもあり、広告メディアを広告主に届ける販売代理店でもあったのである。そして、そのスキームが成り立った要因は、「広告メディアの希少性」にあったと、私は見ている。

    そして、広告メディアの希少性の消滅。

    上にあげた4つ項目の2番目から下は、そもそも広告主が一番わかっていることだし、外の人の意見を参考にすることがあっても、広告主自らが分析判断するべきことなのだ。

    残った一番上の機能も、広告メディアのオープン化(希少性の消滅)によって、広告会社だけでなく、広告主も持ちえるものなのである。

    さて、今日の結論

    広告メディアの希少性の消滅によって、広告会社の機能も消滅する


    おっしゃるとおり(だれが?)、広告会社の経営者は、たこ焼き屋になる道を探る必要があるかもしれない。

  • 誰が日本の広告を変えていくのか:広告の価値

    2009年06月02日 | 誰が日本の広告を変えていくのか




  • それは、ターゲットに届いているか
  • それは、ターゲットを動かすか
  • それは、広告主に利潤をもたらすか

    上の3項目に当てはまらない広告ほどメディアと広告会社は、儲かるのである。(今まではね)

    お詫び:昨日のエントリー段階で、高広伯彦氏の苗字の漢字を間違えておりました。お詫びして訂正いたします。ご指摘をいただいたNさんに深謝申し上げます。

    日本の広告業界の風雲児「高広伯彦」氏が、日経産業新聞にコラムをもたれていた。本日はその12回目で、この回で終わりであることを、ご自身のblogで発表されている。blogにも書かれているように「広告業界の今後、について、自分なりの考えをコラムに入る文章量で記述」されている。

    日経産業新聞は、ビジネスピープルにとって、日本一の新聞である、と私は考えているし、家では日本経済新聞は取っていないが、日経産業新聞は購読している。しかし、多くのこのblogの読者は、そんな新聞があることすら知らないかもしれない。
    で、高広氏のコラムも残念ながら印刷した日経産業新聞と縮刷版でしか読むことはできない(日本経済新聞社のいくつかあるデジタルメディアから読むこともできない)。だからといって、今から、駅のキヨスクへ行っても手に入らないだろう(朝行っても、日経産業新聞を置いてあるキヨスクは少ない)

    で、件の文章がすばらしい提案をされており、広告にかかわる人たちすべてに読んでいただきたいので、全文をここに打ち込みたい気持ちもあるのだが、ま、それも日本の国内法的にまずいことがあるので、我慢する。

    高広氏が提案していることは、広告にかかわる人間に対して「視点を変えよう」ということだと思う。

    彼のこれから(只今かも)の広告ビジネスに対する定義は「"メディアビジネス"から"オーディエンスビジネス"へ」それは、「広告主は"枠"を買いたいのではなく"消費者との接触機会"を買いたい」という意味であるという。
    "オーディエンスビジネス"の根底にある機能は"シナリオプランニング"にあると彼は言う。メディアプランニングがクロスメディアプランニングと呼び方を変えようとも、彼にとっては「既存のメディアの組合せにすぎない。」と喝破する。そして、「消費者の行動や商品/サービスのベネフィットから広告の企画を考える」と「思わぬものが『メディア』として効果的かもしれないという仮説が生み出される」とつづけている。

    確かに、ケータイをトイレに落としてしまった人にとって、防水ケータイは魅力的であろうし、そのため、トイレが防水ケータイの広告メディアとして、価値が出てくるという考え方の流れは大変うなずくところがある。
    メーカー側の視点として「SIMカード挿入口のある携帯電話機能付き便座」といった商品企画を立てることも出来るだろう。ちなみに、この便座は毎朝、体温、体重、体脂肪、さらにケツアツを自動で量って健康管理センターのサーバーにデータを送るという機能もつけられる。

    ようするに、ユーザー目線(広告的には、ターゲット目線)をどこまで持てるかによって、広告プランニングの優劣が付いてしまうということなのだろう。

    そして、高広氏はシナリオプランニング時代のメディア提案は「メディアリミックス(※オリジナルを別バージョンに作り変えるという意味)」の必要性を示す。インターネット時代的の言葉で言えば「マッシュアップ(サンプリングを集合して新たな表現を作り出す)」と言えるだろう。

    高広氏は締めとしてこう記する

    「結局は広告の企画者、企業の宣伝担当が"新しいメディア"として、これまでの広告媒体と、これからの広告媒体を使えるか否かにかかっている」

    しかし、あえて私は言う。

    メディアのカンブリア紀的大爆発の現在において、これからの広告媒体を使う努力をするだけで、時間が過ぎ去ってしまうのではないか。これまでの広告媒体とこれからの広告媒体をインテグラルに消化する人は、そうそういないのではないか。

    そのあたり、高広さんはどう思っていらっしゃるのでしょうか?