Truth Diary

こころないジャーナリスト報道に恐怖

 最近の皇室に関わる過激な週刊誌報道の執拗さに恐怖感さえ感ずる眞子さんの悲痛な叫びに同感である。ネットでは過度な誹謗中傷は削除されるようになり被害を防止する今、週刊誌には規制が無いのをいいことに裏付けなくばらまき放題で、それがもとで対象となった人が深い恐怖感から心を患う事態となっていると報じられている。
 当初週刊誌側が一般大衆に向け報じる大儀としては、皇室の方がそれにふさわしくない家族を抱える方と結婚することになれば皇籍を離れる際のお金、一時金が国民の税金としての相応しくない使われ方の阻止という大義名分もあったかもしれない、しかし一連の騒動で一時金を辞退されかつ民間人となっれたにも拘わらずに、執拗にスキャンダラスな記者会見での質問は悪意以外の何物でもなく無抵抗者をリンチ攻めするのと何ら変わらない暴力だ法治国家であってはならない暴挙を止めるものは無かった。更に根拠もなく勝手な憶測で見出しを付けた週刊誌の新聞広告で興味本位な読者の関心を引こうとするのは、私恨による個人攻撃となんら変わらない。
 「ペンは時には剣よりも強い」と言われるがそれは正義に限って行使すべきだ。
 執拗なネット上での中傷で若い女性プロレスラーの死者まで出した報道はそう古くないはずだ、この事件はネット社会の誹謗中傷を抑制したかに見えたが、かたや雑誌(週刊誌)による個人攻撃を容認すればまた犠牲者が出かねない。
 記事の裏づけを必須としている新聞報道とは異なる週刊誌体制だが週刊誌の新聞広告で活字になるとまことしやかに感じられ、新聞報道のように錯覚させられ、実はこれが目的なのかもしれないがさらにこれにテレビのワイドショウなども加わり興味本位に煽りたてるのは止めるべきだ。
 誰も責任を取らないこうした報道は表現の自由などにより規制が難しいだけにジャーナリストの倫理観に委ねるしかないのが残念だ。幾多の苦難障害の中、初志貫徹された二人の愛の強さに心からの祝福を贈りお幸せにと念じたい。

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