Truth Diary

茂吉の故郷上山へ

 恒例の学生研修旅行に山形県上山市に行ってきた。天気予報が旨く外れて殆ど雨らしきものを避けて周れたのは望外の喜びだった。上山城、武家屋敷を観て、昼食はこんにゃく番所と言う処で年齢に合せたヘルシーで量も適量の懐石御前をいただく、幹事さんのきめ細かい配慮に感謝。メインの斎藤茂吉記念館を見学、この前後に放送大学客員教授の渡辺善雄先生から、車中講義を受けて、彼の生い立ちから歌壇での文士達との交流や脳(精神)病院院長時代のエピソードや、金持ちの娘として我がままに育った夫人の醜聞、はたまた彼の美貌の女弟子との熱愛、その熱い熱い思いをストレートに綴った門外不出の過激な恋文を、彼の死後に、相手女性から暴露されるなど、人間身溢れる人柄は彼の代表作「赤光」同様、何事にも偽らぬ素直な気持ちで生きた人生だったと感じた。引率くださった学習センタの所長はじめ、講義戴いた渡辺先生、学生お世話役の皆さんどうもありがとうございました。渡辺先生が今日の為に作ってくだすったテキストはたいへん詳しく膨大な資料に基ずくもので大事にさせていただきます、先生のお人柄が伝わってきます、ありがとうございます。今度は是非ゼミも受けてみたい。


上山城、稀代の歌手三橋美智也の代表作「古城」を彷彿とさせる趣がある

武家屋敷、今も子孫が住んで守っており、一般公開している。維持費がたいへんで、冬は寒くて不便だろうと思う。


趣のある座敷で、こんにゃく懐石をいただく、サービス(おもてなしと言う言葉がにあう)の行き届いた山形商人の商いが嬉しい


茂吉記念館入口で少し雨にあたっがここだけで後は奇跡的に雨を避けた。ユーモラスなのは、小水の近かった茂吉が持ち歩いたバケツが展示されていて、飾らぬ人柄を垣間見る、たまに洗って野菜果物を入れることもあったとか。


タケダワイナリー「蔵王スターワイン]のブドウ畑で柵の外からブドウをつまむ人もいた。

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