りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

市民の意見はどこへ

2006年11月02日 | まちづくりパワー



(仮称)城下町ホールの基本構想が策定されたのは昨年の6月のこと。市は市民からその構想について直接、市民説明会、個別説明会、意見募集用のはがき、電子メールなどで、意見の聞き取りを行なってきています。

例えば基本的な考え方などでは①音響などの機能面が充実した本物のホールを一日でも早く整備してほしい②市民主体の芸術文化活動を支援するとともに、市民が気軽に集まり、楽しめるような城下町らしいホールを造ってほしい③特徴のある魅力的なホールとにしてほしい。といった主な意見がありました。この意見はどう活かされたのか・・・

せっかく聞き取った貴重な市民の意見を基本設計や実施設計に反映できてこそと思うのです。

でも音響などの機能面が充実した本物のホールを一日でも早く整備してほしいといったことでは現在、音響が大きな問題点の一つになっていたり、市民主体の芸術文化活動を支援するといったことでは、今の計画では活動ができなくなってしまうのではないかなど音楽、演劇関係者などから深刻な意見が出されています。

今年の7月、私たち会派では出雲市・松江市を視察しましたが、そこで印象に残ったことはステージに反射版こそ設置されているが、どこにでもある一般的なホールが長い間市民に愛されて使用されていること。

市民の意見が反映されていないホールは結局役にたたないこと。多目的ホールは使い勝手が悪く、多目的って言葉に惑わせれてはならないこと。このようなことでした。特に市民の意見を取り入れてこそ良いホールなりが造れるのではないかと思ったのでした。

(仮称)城下町ホールの建設計画がこのまま進み来年度工事着工となるのではどう考えても問題は大きすぎます。議論を十分にすることは良いものを造るうえでの必須条件だと思います。