本日は所属する福祉文教常任委員会があり、「神奈川県後期高齢者医療広域連合(仮称)」と他2点についての報告並びに1件の陳情について審議が行なわれました。
なんとも長い名称の「神奈川県後期高齢者医療広域連合」。2008年4月に制度を開始するために県内の35市町村が準備に追われているといった感じです。
さてこの制度は一体何なのか。そもそも後期高齢者医療とは何か。75歳以上の人にかかわる、それも新しい医療制度がここで始まろうとしているだけに高齢者や市民がよーくわかるような説明が今後さらに大切になってくるところです。
後期高齢者医療広域連合は市町村が事務を担当し、市区町村が設立する広域連合が運営するということになっていますが、国の医療制度改革によって行なわれようとするものです。
すでに後期高齢者医療そのものについていくつか問題点があげられています。保険料の年金からの天引き・滞納者への資格証明書の発行など。そもそも高齢者の加入が多い国保への国庫負担金を減らすために行なうのではないかともその本質が問われているところです。また高齢者への負担が増えてくることだけは確かで、この制度にかかわることには賛成できることではなく、今後も注視していくものです。