丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

学食

2010年10月12日 | 個人史
再び高校時代の話に戻ります。

高校には学食があって、弁当を持って行かない僕は3年間入り浸りだった。
たまに気まぐれに弁当を持って行っても、それを忘れて学食で食べてから弁当があった事に気づいてそれも食べたり。

友人Fは学校帰りには夏はもちろん冬も寄り道してアイスクリームを食べていた。

当然ながら安かった。
うどんで35円か。カレーで70円。数量限定で焼き飯も70円だった。
これまた数量限定で日替わり定食もあった。
これは早く行かないとすぐに売り切れてしまう。4限目が体育だった日は絶望的。

いろいろなメニューが日替わりであったが、一番好きだったのが鯨肉の竜田上げ。あまりにも好きすぎたので、卒業最後の学食の日には、おばちゃんが予定しているメニューを変えて僕のために鯨肉にしてくれた。

教育実習で来られた時には嬉しかった。たった2週間だったが、再び学食に通える嬉しさ。
最初は食券の綴りで、事務室で購入していたが、後には現金売りに変わっていた。

ラーメンを初めて食べたのもこの学食だった。

インスタントラーメンは小さい頃から食べてはいたが、本格的中華ソバは食べた事がなかった。ここでラーメンの味を覚えた。

ある夏の日、中華ソバを食べていると、汁の中に赤い物が。
気がつくとどんどん増えていく。何もしていないのに鼻血が出ていた。

昔からよく鼻がしらをぶつけたりで鼻血をしょっちゅう出していたから、対処の仕方は腫れた物だったが、ぶつけてはいないのに鼻血が出てきたのはこの時が初めて。


焼き飯は限定販売で、時々余ったのを半額で売る事もあり、それを狙って焼き飯半分と他のメニュー(うどんなど)を合わせる事もあった。

たまに奇人変人ぶりを発揮して、焼き飯にカレーをかけてもらうこともあった。ルーだけだと半額になるのでこれまたお得。

学食という言葉を聞くと、ついつい反応してしまう。今でも。