丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

下の兄のこと(下)

2008年12月04日 | 個人史
兄嫁が亡くなってまなしに、兄は長年住み慣れた社宅を引き払い、延伸した電車の路線の終着駅近くのマンションを購入して移り住む。
親子3人で越したわけだが、間もなく、大学を卒業後税務署に勤めだした長男である甥が結婚のため家を出る。

甥の相手は、お堅い職場同士の合同パーティーで出会った私服の自衛隊員。制服派ではなく大学を出て公務員として自衛隊に入った人。
知り合って間もなく、二人が京都でデートをしている所に出くわしたのが甥の従弟にあたる1歳下の別の甥。なんとなく怪訝そうな顔で別れたのだが、後で判ったのが、実はその甥と彼女とは高校の同級生だったとか。世間は狭いもの。
結婚して一人娘が生まれたが、その子が小学校に上がる頃にどういう事情か知らないが離婚してしまった。

兄の娘である姪はしばらく兄と同居だったが、大学卒業後に勤めた仕事場で知り合った男性と結婚。まだ子どもはいないが仲良く暮らしている。

せっかくのマンションも住む人間がどんどん減り、なんと兄自身もそのマンションを出ることとなる。

独り身になってしまってからも地元のコーラス部にずっと参加し続けていたが、そこで知り合った人妻と親しくなり、結局彼女は夫と離婚、兄と新居を構えることとなる。時期を同じくして、定年も近くなって後のことが気になりだしたこともあり、ちょうど引っ張ってくれる会社があったことから定年前に退職して移籍。退職金で新居を建てる。短い期間だったマンションは売ってしまったとか。


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