丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

数学科のこと

2011年05月27日 | 個人史
K大学の数学科は2カ所あった。理学部と教育学部と。
数学としてやってることは同じなので、数学のすべての授業は
一緒にやる。

理学部の数学科が25名。教育学部の数学科が15名。それに加えて
教育学部で他学科から転科してきたのが1名いて僕の学年では
41名が同級生となる。

まあ違いと言えば教育学部系の勉強ぐらいだろうか。
もっとも理学部にいてもその大半は教職課程も取っていたので
教育学部で学ぶことも多く、かなりの時間一緒に過ごした。

大きな違いは教育実習だろう。教育学部では附属中学を2校持っている
ので、そこで4週間の実習となる。それ以外の学部では、自分たちの
母校の中学で2週間。(現在はどこも4週間になったようだが)
教育学部の実習生が実習中には、応援というか研究授業の一貫というか、
授業参観にわざわざ出かけた。2校ある附属中学ではそれぞれ
システムがまるで違っていて、そういう部分の面白さもあった。

数学科の学生はみんな仲が良かった。理学部に自分たちの学年毎の
部屋が用意されていて、そこによくたむろしていた。ほとんど
暇な時間にはトランプばかりしていた。ナポレオンだとか
ページワンとか。一日中トランプばかりしていた日もあったり。

他の学部の人によく聞かれることなのだが、数学科はある意味
理学部では孤立しているというか、他の学科の学生との交流は
まったくなかった。数学科の学生で理学部の他の学科、化学や
生物や物理などの授業を受けているのはほとんどいなかった。
その反対に他の学科の学生が数学の授業を受けに来ていることも
ない。こういうことを考えると、どうして数学が理学部の中に
あるのか不思議ではある。

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