丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

原稿用紙100枚

2010年01月07日 | 個人史
小学校3年生の時に新聞係をやって、学級壁新聞をみんなで作っていたが、連載の読み物も書いた。「うそつき話」という、物事の起源をでたらめに書いたのだが、けっこうこれで味をしめたのかもしれない。
小学校高学年ではクラスに新聞係はなかったので、掲示係になったのだが、中学になって、1学期が副委員長だったのだが2学期以降は委員にはならなかったので、替わりに新聞係を希望した。

ちなみに1年のクラスでは「毎日中学生新聞」を担任の先生が購入していて、自発的に毎朝職員室まで取りに行って閉じる役をしたりしたが。クラスで壁新聞もけっこう頻繁に発行した。中1コースからの毎月の便りがあったので原稿には事足りなかったので、けっこうまじめに発行し続けた。先生に模造紙をもらって、持ち帰って家や図書館などで書いていた。
4段組で、1段目には一般ニュース、2段目は学校内の記事、3段目には行事関係、4段目は娯楽欄で笑い話やクイズとか。基本的にそんな形態で続けていた。

ある日校内の各クラスの壁新聞を見に行って、自分のクラスの壁新聞が実に地味なのを知って、それでもいいだろうとは思いつつ、一度くらい羽目を外してみようかと、少しばかり型破りな新聞を作ってみた。レイアウトも大胆に変更して、「連載小説」も載せたり。ただしその末尾には「作者が続きを忘れましたので最終回になりました」と、第1回即最終回というおふざけもやったのだが、意外や意外、一部の読者に好評だったこともあって、次の号から再開することにした。内容は昔によく書いていた子どもが主人公の探偵小説。

書き続けていたが、学年が終わって連載も途中になる。で、今度は原稿用紙で続きを書くことにして、書いているうちに100枚を越えて行って、それでも終わらずに、いつの間にか途中で立ち消えになってしまった。大まかな内容は覚えてはいるが改めて書いてみようという気にはならない。
もっともこのことが契機となって小説を書きたいという思いが強まって、それ以来いろいろな小説を書くこととなる。

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