「クラブ活動」と「部活」が違うと言うことを最近になって教えてもらった。
「部活」は「部活動」の省略形だから、日本語的には部活もクラブ活動も一緒じゃないかと思っていたのだが、正式には違うという。
「クラブ活動」は学校の正規の授業の一つで、カリキュラムに組み込まれている時間、時間割の中にきちんと存在する科目だという。それに対して「部活」は放課後等に参加自由で活動する物を言うそうです。だから原則的に「クラブ」は全員参加、「部活」は希望者のみの参加ということになる。
K中学校では「クラブ活動」があった。木曜日の6時間目がその時間に充てられていた。当然全員どれかのクラブに属していなければならなかった。(授業の1形態だから当然ながら評価もある)
もっとも全員参加ということで、誰もが好きなクラブに入ることは出来なくて、人数制限があって希望者が殺到するクラブは抽選ということになり、クラブ希望表には第1希望から第3希望まで記入して、希望通りになるかは人数次第、誰がどのクラブになるのかは密室で決められていた。人気の高いのはテニスクラブで、希望者殺到でかなりの者が落選していた。
「部活」もあって、ほとんどクラブと重なるのだが、中には部活とクラブと別々に所属する者もいたりする、それも可能だった。もちろん運動部ではレギュラー争いでは同じ部にいないと不利になるのだが。基本的に文化系は正規クラブの時間しか活動していないことが多いので、それと運動部との掛け持ちもけっこういたようだ。マンモス校ということや運動場の広さの関係もあったのだろうが、野球部やサッカー部はなかったように思う。
兄は親の方針で必ず運動部に入るように言われてバレーボール部に一度は入ったのだが、一学期で辞めてしまってブラスバンド部に入部した。担当はクラリネット。それからクラリネット一筋に歩み続けてやり通してしまったので親も何も言わなくなった。
そんなこともあったので、僕が入学したときには、あまり体も強くなく、運動能力もほとんどなかったこともあったので、最初から運動系は望まれておらず、音楽が大好きということも知られていたこともあり、兄の後を追ってブラスバンド部に入るものと皆から思われていた。あまりにもそういう意識が強いことを感じて逆に入る気を無くしてしまって別のクラブに入ることとなる。
もし人生に一度やり直しの機会が与えられたなら、迷うことなくこの瞬間を思うだろう。僕の人生にとってブラスバンド部に入らなかったことが一生の後悔となって追いかけてくる。
不思議な物で、それから30年も経って吹奏楽と深く関わるようになるなんて夢にも思わなかったのだが。
ちなみに個人的にはトランペット、フルート、クラリネットを所有している。クラブの顧問として中古トロンボーンが必要になって買いに行ったとき、音がきちんと出るか試すように言われて吹いて、一度も吹いたこともないのに一度でドレミファソラシドを間違えることなく吹けてしまって自分でも驚いたが。
サックスも欲しいと常々思っているがたぶん贅沢だろう。
余談ながら、「ブラスバンド」というのは本当は金管楽器を中心としたバンドのことを言うのだが。マーチングバンドなどでは金管楽器の方が音がよくのびるので、K中学校でも行進をよく行っていたこともあって「ブラスバンド」と名乗っていたのかも知れない。しかし木管楽器も一緒に、室内演奏を中心に行うバンドなら「吹奏楽部」と言う方が正しい名称になる。英語で言うなら「ウインド・オーケストラ」と言う。英語での名称はなじみが薄いから名乗るのなら吹奏楽部の方がしっくりいく。もっともK中学校では正式名称がブラスバンド部だからそれでいいのかもしれないが。正式名称が吹奏楽部というところでは「ブラバン」と呼んで欲しくない、というのが関わりを持った人間のこだわりではある。
閑話休題
つまらない意地から音楽系をやめて、替わりに入ったのが「野外活動部」というわけのわからない部。ようするにハイキングとか校外で山歩きをするクラブ。
まあそういう事情から、授業時間内の1時間でやれることは何もなくて実際は退屈なクラブではあった。休日に一度六甲山から有馬温泉に抜ける道を歩いたくらいか。
どういうわけかK中学校では三学期にクラブ再編成が行われた。新学年に向けてきちんとクラブ編成をしようということだろうか。そんなわけで、野外活動部に飽きた僕はクラブを変えることにした。
クラブ紹介が行われるのだが、新規に「ESSクラブ」というのができるということで、そちらに入部することとなる。これがまた大変な道のりになるのだが、そのことは項目をあらためて書くことにしようか。
「部活」は「部活動」の省略形だから、日本語的には部活もクラブ活動も一緒じゃないかと思っていたのだが、正式には違うという。
「クラブ活動」は学校の正規の授業の一つで、カリキュラムに組み込まれている時間、時間割の中にきちんと存在する科目だという。それに対して「部活」は放課後等に参加自由で活動する物を言うそうです。だから原則的に「クラブ」は全員参加、「部活」は希望者のみの参加ということになる。
K中学校では「クラブ活動」があった。木曜日の6時間目がその時間に充てられていた。当然全員どれかのクラブに属していなければならなかった。(授業の1形態だから当然ながら評価もある)
もっとも全員参加ということで、誰もが好きなクラブに入ることは出来なくて、人数制限があって希望者が殺到するクラブは抽選ということになり、クラブ希望表には第1希望から第3希望まで記入して、希望通りになるかは人数次第、誰がどのクラブになるのかは密室で決められていた。人気の高いのはテニスクラブで、希望者殺到でかなりの者が落選していた。
「部活」もあって、ほとんどクラブと重なるのだが、中には部活とクラブと別々に所属する者もいたりする、それも可能だった。もちろん運動部ではレギュラー争いでは同じ部にいないと不利になるのだが。基本的に文化系は正規クラブの時間しか活動していないことが多いので、それと運動部との掛け持ちもけっこういたようだ。マンモス校ということや運動場の広さの関係もあったのだろうが、野球部やサッカー部はなかったように思う。
兄は親の方針で必ず運動部に入るように言われてバレーボール部に一度は入ったのだが、一学期で辞めてしまってブラスバンド部に入部した。担当はクラリネット。それからクラリネット一筋に歩み続けてやり通してしまったので親も何も言わなくなった。
そんなこともあったので、僕が入学したときには、あまり体も強くなく、運動能力もほとんどなかったこともあったので、最初から運動系は望まれておらず、音楽が大好きということも知られていたこともあり、兄の後を追ってブラスバンド部に入るものと皆から思われていた。あまりにもそういう意識が強いことを感じて逆に入る気を無くしてしまって別のクラブに入ることとなる。
もし人生に一度やり直しの機会が与えられたなら、迷うことなくこの瞬間を思うだろう。僕の人生にとってブラスバンド部に入らなかったことが一生の後悔となって追いかけてくる。
不思議な物で、それから30年も経って吹奏楽と深く関わるようになるなんて夢にも思わなかったのだが。
ちなみに個人的にはトランペット、フルート、クラリネットを所有している。クラブの顧問として中古トロンボーンが必要になって買いに行ったとき、音がきちんと出るか試すように言われて吹いて、一度も吹いたこともないのに一度でドレミファソラシドを間違えることなく吹けてしまって自分でも驚いたが。
サックスも欲しいと常々思っているがたぶん贅沢だろう。
余談ながら、「ブラスバンド」というのは本当は金管楽器を中心としたバンドのことを言うのだが。マーチングバンドなどでは金管楽器の方が音がよくのびるので、K中学校でも行進をよく行っていたこともあって「ブラスバンド」と名乗っていたのかも知れない。しかし木管楽器も一緒に、室内演奏を中心に行うバンドなら「吹奏楽部」と言う方が正しい名称になる。英語で言うなら「ウインド・オーケストラ」と言う。英語での名称はなじみが薄いから名乗るのなら吹奏楽部の方がしっくりいく。もっともK中学校では正式名称がブラスバンド部だからそれでいいのかもしれないが。正式名称が吹奏楽部というところでは「ブラバン」と呼んで欲しくない、というのが関わりを持った人間のこだわりではある。
閑話休題
つまらない意地から音楽系をやめて、替わりに入ったのが「野外活動部」というわけのわからない部。ようするにハイキングとか校外で山歩きをするクラブ。
まあそういう事情から、授業時間内の1時間でやれることは何もなくて実際は退屈なクラブではあった。休日に一度六甲山から有馬温泉に抜ける道を歩いたくらいか。
どういうわけかK中学校では三学期にクラブ再編成が行われた。新学年に向けてきちんとクラブ編成をしようということだろうか。そんなわけで、野外活動部に飽きた僕はクラブを変えることにした。
クラブ紹介が行われるのだが、新規に「ESSクラブ」というのができるということで、そちらに入部することとなる。これがまた大変な道のりになるのだが、そのことは項目をあらためて書くことにしようか。