一人娘のぽんぽんが巣立っていって、残った巣には、90歳になった母と、54歳になった私。
おもしろかったのは、先輩ママたちが、
「お嬢さんがいなくなって、寂しくなるよー!」
という人と、
「楽になるよー!」
という人と、二波に分かれること。
私はどうやら後者だったらしく、ぽんぽんのことは今でも目に入れても痛くないほど可愛いけれど、ぶっちゃけほんとに楽になった。
次第に生きることのペースを落としていく母と、まさに伸び盛りのぽんぽんと両方に裂かれていた意識が、母だけに集中できるので、心も体も負担が半分くらいになった気分。
で、久しぶりに着付けの復習をしようと思って、着物を引っ張り出してみたら、右の腕が痛くて胸紐が回せない。
帯も結べない。
「これはもしや」
と思っていたが、信じたくなかったの見て見ぬふりをしていたが、ぽんぽんの残していった荷物を整理していて(残してくなよ!)、決定的に痛めてしまい、仕方なく近所の整骨院へ。
「五十肩ですね」
「……やっぱり」
帯が結べなくなる、というのは五十肩の典型的症状だとは、昔母から聞いていた。
ちくしょう、ついにそんな日が……。
まあいいや、のんびりと付き合っていきましょう。
おもしろかったのは、先輩ママたちが、
「お嬢さんがいなくなって、寂しくなるよー!」
という人と、
「楽になるよー!」
という人と、二波に分かれること。
私はどうやら後者だったらしく、ぽんぽんのことは今でも目に入れても痛くないほど可愛いけれど、ぶっちゃけほんとに楽になった。
次第に生きることのペースを落としていく母と、まさに伸び盛りのぽんぽんと両方に裂かれていた意識が、母だけに集中できるので、心も体も負担が半分くらいになった気分。
で、久しぶりに着付けの復習をしようと思って、着物を引っ張り出してみたら、右の腕が痛くて胸紐が回せない。
帯も結べない。
「これはもしや」
と思っていたが、信じたくなかったの見て見ぬふりをしていたが、ぽんぽんの残していった荷物を整理していて(残してくなよ!)、決定的に痛めてしまい、仕方なく近所の整骨院へ。
「五十肩ですね」
「……やっぱり」
帯が結べなくなる、というのは五十肩の典型的症状だとは、昔母から聞いていた。
ちくしょう、ついにそんな日が……。
まあいいや、のんびりと付き合っていきましょう。