未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

【5日で5000枚の約束】台東区様と約束。

2017年02月20日 22時33分17秒 | 【畳】畳職人として

こんばんは。本日2月20日 台東区役所において【5日で5000枚の約束】プロジェクトとして、台東区様と防災協定を結ぶことが出来ました。

 

 

【5日で5000枚の約束】とは?

全国の畳店が自ら手を挙げて 「届ける枚数」を約束し、それらを迅速に届ける仕組みを確立する。

災害時に何か支援したいと思っても、すぐにはできないものです。
「私ひとりだけがやってみたところで…」
「かえって迷惑、失礼になるのではないだろうか…」
そんなふうに思われたことはないでしょうか。

ニュースで流れる、
避難所となった体育館の冷たい板の間での様子を見ながら
私たちは複雑な気持ちになります。
畳屋としてなんとかしたい。
どこからか声がかかるのを待つのではなく。どうしてほしいと言われる前に。

"5000枚の約束。"は、そんな想いを共有する畳店のネットワークです。
「約束の枚数」を増やしながら、自治体等との連携も図っていきます。

「いざというときには、これだけの仲間がいます。いつまでにこれだけのことをやります」
そんな、前もっての約束と仕組みがあれば、「畳屋としての想い」も実現するはずです。

 

私がこのプロジェクトに参加したきっかけが、先に発生した九州での大地震でした。日頃お世話になっている畳表生産農家様の住む地域が大変な現状になっているのを目のあたりにして、畳店として何か出来うることはないかと考え、このプロジェクトに参加させて頂きました。

 

畳屋さんのできる事=畳を作ること。私が純粋に思った気持ちです。

 

実際に畳が届けられるまでにはいくつかのハードルがあるのですが、起きて欲しくない災害に対して、万が一発生した際に、順序を的確にとらえて、避難される方が少しでも畳の上で優しく過ごせるように、全国の仲間で協力して畳を届ける。

 

届けたくても、勝手に届けるわけにはいきません。あくまで、行政様の要望があってこそ発動される約束。

 

そのために、本日台東区の連絡畳店として、協定締結式に出席して参りました。

 

皆様のお力のおかげで、無事に協定を結ぶことが出来、ほっとしているのと同時に、身の引き締まる想いです。

 

今後は責任をもって、台東区様と連絡を密にとり、積極的に地域防災訓練に参加し、このプロジェクトを少しでも多くの区民の皆様に知ってもらえるように努力して参ります。

 

お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 


2017年も宜しくお願いいたします。【取材掲載情報】

2017年01月16日 23時14分06秒 | 【畳】畳職人として

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

昨年来より、更新が滞りましたが、ゆっくりですがまた発信して参ります。

 

社長に就任して2年の歳月が流れ、沢山のお客様に御愛顧頂き、感謝で一杯です。これからも、お客様に喜ばれる畳をお届けすべく精進いたします。

 

ここにきて、凄く感じているのが、私どもが努力するのは当たり前ですが、多くの人の支えがあって、今があると強く感じています。昨年来より掛け持ちしていた仕事が、やっと落ち着き、自分一人ではできなったことや、今回の事で大きく成長させて頂いたと、家族ともども、感謝で一杯です。本当にありがとうございます。

 

沢山の御縁に支えられ、今の金井畳店がある事を、感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張ってまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

支えられての流れから、昨年来より多くの取材をお受けさせて頂きました。畳業界の事や、畳職人の仕事の事、少しでも多くの皆様に知って頂きたいために、勉強させて頂きました。驕ることなくこれからも精一杯励み、畳をたくさん感じてもらえるように頑張ります。

 

明日、TBSラジオにて「伊集院光とらじおと」http://www.tbsradio.jp/ij/ 「伊集院光のらじおとものづくりと」http://www.tbsradio.jp/tag/ij-lixil/ にAM10:40より放送予定です。畳を切る音などが聞けると思います。

お時間がございましたら、お聞きください。

 

昨年御縁があり、取材をお受けいたしました。重ねてご覧いただけましたら幸いです。

 

2016/7 毎日新聞様 「東京 和のたくみ 畳職人 金井功」http://mainichi.jp/articles/20160719/mog/00m/050/001000d

2016/10 Japan Made様 取材掲載 【金井畳店 JAPAN MADE 動画 】

2016/12 週間ジョージア様 【働キング 畳職人 金井功】https://weekly-g.jp/c03worker/s01hataraking/hk147/

 


平成27年【い草・い製品品評会】勉強会と講演に挑戦。

2015年10月19日 23時17分48秒 | 【畳】畳職人として

 こんばんは。

 

平成27年10月熊本県八代産地研修に行って参りました。本年二回目の熊本産地での勉強会。品質の見分け方を中心に品評会に出ている畳表を見学したりして勉強して参りました。
 
 
 
 
 
 
 
また本年は大変に貴重な機会を産地問屋様に頂きまして、まだまだ未熟な若輩者の自分が諸先輩がたを前にして、色々お話しさせて頂きました。
 
 
最初お話しをいただいた際に、本当に自分なんかで良いのか非常に悩みましたが、お受けした以上、声をかけていただいた以上、精一杯勤める事でお答え出来たらなと思い、沢山勉強させて頂きました。
 
 
人前で話すというのは非常に緊張することだけど、話す内容をたくさん考え、調べ、テーマに沿ってお聴きくださる方がわかりやすいように考え努力した事は、自分が自分の考え方から新たに学べる機会をいただいたと思います。
 
 
最初は2人きりで学び始め、今現在の考え方に至るまでに様々な人に教えてもらい、自分が伝える側になり、自分に教えてもらえる事、本当に感謝しております。
 
 
産地に足を運ぶたびに新鮮な気持ちになり、生産者様や産地に携わる人に触れると、また心も新たに明日から頑張れます。
 
 
勇気を持って準備し、経験を次に繋げ、チャンスを確実にものにし、広げていく事。
 
 
今回一番自分が学んだことでした。
 
 
若輩者が背伸びさせて頂きました。
 
 
お世話になりました肥後物産の皆様、本当にありがとうございました。これからも頑張って参ります。
 
 

新宿伊勢丹デパート祭!!

2015年08月12日 08時32分37秒 | 【畳】畳職人として

 

おはようございます。
 
 
 
7月22日~8月11日まで新宿にある伊勢丹デパート本館4Fにおいて催事をさせて頂く御縁を頂きまして、この夏家族で奮闘しました。
 
 
 
モノマチで活動していたことが、まさかデパートの催事まで繋がるとは驚きの連続でした。初めての事なので右も左ももわからず家族で喧々諤々と、正直悩みましたが、目の前に畳をアピールするチャンスがあるのであれば、みんなで頑張ろうと言う事で、自分たちにできる事、精一杯努めさせて頂きました。
 
 
 
この催事にあたって、一番うれしかった事は、沢山の人に畳の香りや手触りなどを触れて頂いた事です。デパートという空間の中でい草の香りをかいで、「凄くいい香り」「綺麗ないぐさね」など多くの言葉を頂きました。畳が本当に少なくなってきた現在、畳を好きと感じて頂ける人が大勢いたことは、とっても勇気を頂いたし、凄く感動しました。もっと頑張ろうと素直に思えたのも多くのお客様とお話して触れ合うことが沢山出来たからです。凄く貴重な体験をさせて頂きました。
 
 
 
また、嬉しいことなのですが毎日店頭に立つ妻が、畳の事をお客様とお話しさせて頂く中で、わからないことは学び、そして畳を一生懸命発信してくれたことは、凄く嬉しかったです。畳に対しての知識も格段に広がり、また家内はアパレルブランドの販売員でもあった昔の経験が、昔を懐かしむように毎日活き活きして楽しそうでした。今回ご縁を頂いて、またデパートの売り場に立てたは事は本人は非常にうれしかったんだと思います。
 
 
 
妻の情熱に引っ張られるように、父や母も協力してくれました。
 
 
 
三代目の会長は、週末いぐさのコースター作りのワークショップを行い、多くのお客様と一緒にコースターを作ってくれました。大変に好評で、伊勢丹デパート側からも特に喜んで頂いたと聞きました。なれない、やったこともないような場所で、会社を代表して協力してくれて、本当にありがたかったです。母も自分たちが夜遅くまで飛び交う中、子供たちの面倒をよくみてもらい、本当に感謝ししています。
 
 
 
私はというと、日々の仕事に精をだしながら、製品作りにはげんだり、デパート側のご配慮で、催事スペースにて畳の手縫い実演をさせて頂きました。普段目にすることのない畳作りを、限られたスペースの中で、拙い手技ですが午前午後と半畳板入れ畳の表替え作業を一枚づつ行いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
畳を切る作業は売り場にご迷惑がかかる事を配慮し、自宅で板入れ畳の土台をあらかじめ制作して、当日デパートで新しい畳表(たたみのお顔部分にあたるござ)畳縁(畳の淵にある帯)を畳床に縫い付け、畳に仕上げる作業を行いました。
 
 
 
多くの方が足を止めて下さり、「懐かしい」「いい香り」「すごーい!!」など多くの言葉を頂きました。なかでも印象的だったのが
 
 
 
畳屋さんは相当握力があるな!!」と言われたお客様がいらして、どうやらあの厚みのある畳を指先の力だけで縫われていると勘違いされたようです。実際に畳を縫う作業は強い力を要しますが、手には「手当」と呼ばれる、手を保護する「手当がね」と呼ばれる金属で手を保護し縫い付けています。
 
 
 
畳を針で縫うという作業が、驚きとともに新鮮に写られたようです。機械化が進む中で、あくまで畳制作の基本は手作業と学び、この基本は揺るぎません。昔でしたら当たり前に写っていたことが、今は驚きに捉えられる事、良い意味で凄く刺激を頂きました。
 
 
 
多くの出会いと、沢山の人に畳を少しでも感じて頂けたことが、本当にうれしくまたもっと頑張ろうと思えた忘れられない貴重な経験となりました。お世話になりました伊勢丹の皆様、一緒に頑張った、江戸指物の茂上様、貴重な経験を本当にありがとうございました。
 
 

平成26年 畳訓練校技術研究会(四天付き拝敷き)

2014年10月23日 23時43分58秒 | 【畳】畳職人として

 

こんばんは。本日、四代目の母校でもある埼玉県畳高等職業訓練校にて、技術研究会に行って参りました。

 

想いでのいっぱい詰まった母校。現役の訓練生からOB、また現役時代大変お世話になった親方衆とともに、勉強して参りました。

 

内容は【四天付き拝敷き】

 

 

畳表1~3枚程度で、礼拝の座具となるもの。四天とは、四天王のことで東西南北の四方を守護する四神のことです。

東に持国天王  (冶国安民)
西に広目天王  (千里眼)
南に増長天王  (万物の生と知識を生み出す神)
北に毘沙門天王 (北方の仏の道場を守り、常に説法を聞いているので多聞天ともいう)

四天における紋の数については、7・5・3紋で表す。7・5・3というのは人生の厄年を表す数字で、それを払うために四天をつける。

 

偶然なのですが、お寺の仕事が続いている今月、ありがたいことに四枚目の制作機会です。

 

師匠(三代目)から受け継いだ業とはまた違った勉強を、訓練校の先生に教わりました。自分の中で新たに気付く発見も多く、非常に有意義な時間を頂きました。訓練校と教えて下さった先生には、心より感謝いたします。

 

これからも学んだ事を、自分なりに研究して精一杯精進してまいります。ありがとうござました。


お客様各位【現在の受注状況についてのお願い】

2014年05月11日 00時20分14秒 | 【畳】畳職人として

お客様各位


平素より、(株)金井畳店を格別のお引き立てを賜り心より感謝いたしております。
今現在の受注状況につきまして、お客様に誠にもって恐縮なお願いになりますが、現在受注させて頂くお仕事の時期は6月末~7月となっております。大変にご迷惑をおかけ致しますが、順次施工させて頂いております。
また、お急ぎのお客様、この日までに和室を綺麗にしたいといった御希望のお客様はその旨お伝え頂ければ幸いです。出来うる限り日程の調整をさせて頂きます。

 

何分勝手ばかり申し上げますが、何卒ご理解を賜り、今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。

 

(株)金井畳店


平成25年 熊本県八代市 産地研修

2013年07月10日 23時42分54秒 | 【畳】畳職人として

 

平成25年 7月4・5・6の二泊三日の行程で、畳表(タタミのお顔部分にあたるゴザ)の原料でもある、イグサの国内最大の産地、熊本県八代市に、刈り取りの体験と、イグサの素材に対する知識を増やす研修をして参りました。

 

【畳に成型するのが畳屋さんの仕事です。】よくイグサも作っているのですか?と聞かれますが、畳屋さんはイグサを栽培いたしません。イグサ生産農家さんが、手塩にかけ育てたイグサを、収穫し、様々な工程を経て畳表(ゴザ)に製織し、畳屋さんの手元に届きます。その農産物でもある畳表をお客様の畳に加工するのが仕事です。

 

熊本産地に行くのは今回で4回目になります。勉強しに行く度に、知らなかったことに直面し刺激と猛省に包まれます。今まで自分は畳の何を見ていたのか、普段手にする畳表(イグサ)は、どのようにして田にあり、刈り取られ、様々な工程を経て畳表となり、それを畳に成型し、お客様のもとへお届けする。

 

お客様へお届けする自分が、イグサのなっている姿を見た事が無く、その感触や、畳表になるまでにどれだけ生産農家様が、品質を高めようと努力されているのかを、今回自分の目で見る事が出来、大変貴重な経験を積むことが出来ました。自分で見てきたことや、触った感触、香までこれからはお客様とのお話の中で、お伝えできると感じています。

 

今回、少しばかりの体験となり、かえって農家様にご迷惑をお掛けしたやもしれません。イグサ生産者様の一日は過酷です。収穫時期にあたる7月、いぐさ刈りは只今本番真っ最中。九州も梅雨明けし、毎日うだるような暑さの中、自分も少しだけ経験させて頂きましたが、朝三時位から作業を開始し、その日の天候具合や、様々な作業と重なりながら、夜遅くまで作業をされています。天候に合わせた栽培や、加工、品質管理。天候が相手ですからとっても大変な事だと強く感じます。

 

そこから生まれた畳表を自分は生産者様の想いと一緒に、大切にお客様にお届けしたい気持ちが、産地に行く事により、より強く今、感じています。貴重な経験をさせて頂きました、生産農家様始め、お世話になりました全ての方に、新しくお知り合いになった全ての方に、いつも導いて刺激をくれる友に、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。学んだ事を活かして今まで以上に頑張ります。

 

 刈り取ったばかりのイグサです。 ※クリックすると大きくなります。

 

 実際に鎌で切らして頂きましたが、「しゃくっ!!」ていう音を初めて聞きました。

 

 刈り取ったばかりのイグサはとってもみずみずしく、初めての手触りでした。

 

 イグサが成長するにつれ倒れないように張ってあったネットを外します。翌日刈り取る部分を、外しています。

 

 イグサ刈りの写真です。

 

 刈り取ったイグサを専用台に綺麗に積み上げます。慣れない作業でしたので緊張しました。

 

 刈り取ったイグサを綺麗にし熱をとってから泥染め作業になります。

 

【※泥染めの作業は江戸時代中期頃から行われている伝統的ない草の加工方法です。い草を乾燥させて弾力性を保たせ、さらに葉緑素を保護し分解を抑え、白銀色を保たせるために行います。この作業があの畳の独特な香り(リラックス効果のある香り)を生み出すのです。】

 

 泥染めしたイグサを下から乾燥させます。

 

 乾燥したイグサを釜から出し、袋に詰めて保管します。

 

 乾燥したてのイグサは熱く、袋に詰めてからも一週間くらいは熱を持っていると教わりました。

 

作業の一つ一つがより良いイグサを生み出せるように、細かい工夫がされていて、これほどまでに厳しく品質管理されている現状を目にし、生産農家様のイグサに対する熱い気持ちを強く感じました。この想いは必ずお客様に大切に届けたいと存じます。これからも機会を作って、何度でも産地に足を運び、お客様により良い熱い畳をお届け出来るように頑張ります。

 

 


(株)金井畳店 【ちい散歩】 放送後記祭り。

2011年11月17日 23時37分38秒 | 【畳】畳職人として

今晩は。本日放送されましたテレビ朝日様(5ch)の番組の中で、ちい散歩様に出させて頂き

ました。ちいさんではなくて俳優の東さんが【東幹久のふれあい下町散歩】の中で浅草橋を散歩

当社に来店し畳を縫う作業などを体験されました。

内容について、【東幹久が本日の目的の金井畳店到着。畳の張替えに挑戦する。三代目の金井稔さんに4代目の功さんが目の前で行なっている手作業の説明を受けた。そのなかで、手作業にこだわる理由は、「仕事を知っている人間が機械作業し機械を使いこなすのと、知らないで機械に使われているのとは大きな違いがある」と語った。

実際に東幹久が体験して見ることに、手当金で手のひらを保護しスタート。挑戦するがうまくできず途中でギブアップしてしまった。、改めて、四代目の作業を見て脱帽した。その後、三代目から畳には様々な素材があり、和紙やビニールなどライフスタイルによって使いわけていると話を聞いた。最後に東幹久が五代目と四代目の長女のと言葉交わした。 ※説明文引用】

動画にて表現したい気持ちもありましたが、筋が違いますし、そこに重きを置いても意味が無い

と考え、別の事を感じ学ばせて頂きました。子供のプレゼントになれればいいかな(笑)

ありがたい事に、テレビ番組に出演させて頂き、【畳店】を選んで頂いたことに感謝の気持ちで

一杯です。三代目が番組で伝えていた事。【仕事を知っている人間が機械作業し機械を使い

こなすのと、知らないで機械に使われているのとは大きな違いがある】私も同感です。

まだまだ未熟者の自分ですが、畳職人として、畳を作る基本は全て手作業です。

私は、国家資格でもある畳製作一級技能士という免許を持っています。この資格、試験は

全て手作業で畳を製作します。東さんにも縫ってもらいましたが、大きな経験を要します。

基本を磨くことで、畳を知り、応用に対応する。基本が一番大事なことだと感じています。

姿勢や目線、動作や理屈。全て基本の中に含まれています。技術に終わりは無いですが

これからも精進し基本を磨いていきたいです。そして磨いた技術を五代目に渡せるように

頑張ります。五代目も、娘も元気に登場してくれました。楽しかった思い出と共に、親として

畳職人として、責任感を感じています。五代目に繋げるためには、今以上の努力が必要

ですし、ちいさんもおっしゃっておられましたが、次世代の日本には様々な畳があると

思います。でも変わらないのは、基本です。磨かれた基本を手に出来るように、五代目が

【畳職人】として、畳を表現出来るように、四代目は頑張ります。それが今回感じた事です。

今回撮影には一日かかりました。色々な作業をし、よくまとめて頂いて、感謝の気持ちで

一杯です。大変に恐縮ですが、この機会に畳の魅力をもっと伝えたかった。

でもそれは自分の仕事ですので自分で努力して、分かりやすく畳の魅力を表現して参ります。

ながなが綴りましたが、努力に終わりは無く、技術に終わりは無く、これからも【畳】を愛して

生きます。ご覧になって頂いた方、ありがとうございました。ちい散歩のスタッフの皆様。

東様、本当にありがとうございました。四代目頑張ります。

P.S

小学校・幼稚園共に、子ども達に見せてくれたみたいです。先生の粋な計らいに感謝します。

作業を学校や園で見せて上げたいよ(笑)。


ものづくりを感じて【一級畳製作技能士から一本縁祭り】

2011年01月17日 21時09分39秒 | 【畳】畳職人として

先日よりお仕事をさせて頂いています「一本縁」のお仕事。一本縁とは上記のお写真のように

真ん中の畳をへり無し畳にする事によって、畳の淵(縁)が敷き合わせた際に、重なり合う

事も無くお部屋にさっぱりとした、特質的な空間を表現出来うる、関東特有のお仕事に

あたります。私の住む、下町には、いまだ、このような「一本縁」と呼ばれるお仕事が

少なくはなりましたが、「江戸の粋」を感じる事が出来うる表現方法として、根付いています。

今回お仕事をさせて頂いたのは【「ものづくり立国日本!!」次世代フェスタ】

 

東京ビックサイトにて、次世代フェスタでのお仕事をさせて頂きました。

会場には130を越える技能士の紹介や、実際に来場者が様々な技能を体験できる

素晴らしい、フェスタです。私は一級畳製作技能士として、同じく他の技能士様の

作業を行う空間作りとして、参加させて頂きました。貴重な体験に、感謝し、考慮した結果

「一本縁」で、江戸の粋をすこしでも感じて頂こうと、心を込めて表現させて頂きました。

 

 

 

 

一本縁での表現を4箇所に配置。それぞれ違う技能士様の足元で、素晴らしい香りと共に

畳の素晴らしさを表現させて頂きました。青畳の上で、作業される技能士様が少しでも

作業が捗るように、観て頂いた、お客様が、畳の美しさや、いつもと違うように見える

畳の姿を、畳を感じて頂けるすべての皆様が、畳の素晴らしさを、少しでも心に感じて

いただける様に、温もりを込めて製作させて頂きました。

 

 

本当に貴重な体験をありがとうございました。会場を歩き、様々な技能士の方とお話が

出来、自分を一級畳製作技能士と、挨拶するたびに、自身に誇りを感じ、又、得も言えぬ

向上心にかられ、様々な技能士の方に、沢山の事を教わった気がしています。

そしてこのフェスタは、小さい子供から、様々な人まで、沢山の人に溢れ、技能を

通じて、多くの人が何かを感じ得る事が出来るフェスタでした。

「ものづくり立国日本」日本には、素晴らしい技能が沢山ある事を知り、又、自分も

「畳」という日本人が生み出した文化を生業にする、いち、技能士として、畳の素晴らしさを

多くの人に伝えられるように、自身の技能の更なる向上に、又、次世代に伝えていけるよう

にと、これからも努力したいと強く思いました。

 

お仕事を頂きました、勉強させて頂きました、お客様に、深く感謝申し上げます。

ありがとう御座いました。 株式会社 金井畳店 一級畳製作技能士 四代目 金井 功


畳を通じてお伝えした事祭り。(子供達へ【畳】のお話会)

2010年10月16日 20時57分04秒 | 【畳】畳職人として



先日、大変に貴重なお時間を頂きまして、未来ある子供達に、畳のお話をさせて頂きました。

畳を子供達にお伝え出来るチャンスを頂きまして、つたない若輩者の説明ですが、精一杯

お話させて頂きました。お話を頂いたときに、自信が無いと思う自分より、これは努力して

是非とも勉強させて頂きたいと、即決でお話をお受けいたしました。

畳職人として何を子供達に伝えられるのか?・・・。子供達は何が知りたいのか?・・・。

沢山考えました。私は、今回、畳を表現するに辺り、畳の素晴らしさを、沢山伝えることに

重点を置きながら、子供達にお話させて頂きました。みんなつたないお話だったけど真剣に

聞いてくれました。畳の歴史から始まり構造。効能。「畳が生きていること」「畳が育てられる事」

畳職人の仕事から、どうしたら畳職人になれるか、修行時代のお話や中学生に畳を通じて

伝えたかった事。世界に誇れる日本の文化【畳】について、ありったけの心を込めて

お話させて頂きました。後日、聞いてくれた全ての生徒さんから、お手紙を頂きました。

そのお手紙は、私の宝物になりました。若輩者のつたない説明でも、心を込めて、お話した事は

皆に少しでも伝わった事。皆が畳に目を向けてくれて、興味を持ってもらった事。

何より、畳を感じようと、畳と向き合い、畳を感じてくれた事。すべての生徒さんに感謝したい。

本当にありがとうございます。

日本で生まれた日本の宝【畳】には、様々な想いが詰まっています。その想いが日本人に安らぎと

癒しを与えてくれる素晴らしい、生きている敷物です。これからも畳の素晴らしさを沢山

感じて欲しいです。そして最後にお話した、一生懸命頑張る事の素晴らしさを、感じて頂ければ

幸せです。本当にありがとうございました。又、お会いしましょう。




凄く緊張したけど、毎日、一生懸命カラオケに通って練習しました。余談ですが、カラオケ店の

店員が、連日来る私の話を、聞いて、「畳って素晴らしいですね」って。

カラオケ店の店員にも伝わった事が、ちょっとだけ自信になって、お話する前は不思議と

落ち着いていました。貴重な体験でした。自分が苦手だと思う事に、あえて挑戦し、努力し

結果が自信に繋がる事を教えてくれた先輩に感謝したい。これからも努力は続け

沢山、畳の魅力を分かり易く伝え続けられる畳職人でありたいと思います。頑張ります。

 

少年よ!!畳を!!担げ!!(頑張りました。ありがとう)


(株)金井畳店 東京の銀座で【畳】を叫ぶ祭り。

2010年05月10日 21時21分35秒 | 【畳】畳職人として

大変にご無沙汰しております。GWも過ぎ、だいぶ暖かくなって参りました。

皆様におかれましては、いかがお過ごしの事でしょうか?季節の変わり目は、体調を

崩しやすいので、どうぞ御身体、御自愛くださいませ。

【子供に風邪をうつしてしまい。情けない四代目です(泣)ごめんね

久方振りに綴るブログには、様々な想いが溢れています。御陰様で、春先から、多くの

お客様と、出会う事が出来て、精一杯、温もりを御提供させて頂いております。

お客様に育てていただきまして、感謝の気持ちで一杯です。誠にありがとうございます。

これからも、日々を重ねる中で、より一層努力し、お客様に、心の畳をお届け出来る様に

努力して参る所存です。宜しくお願い致します。

毎日を、慌しく、又、楽しく過ごしていますが、昨日は、とっても素敵な出会いと

喜びに震える、時間を過ごしました。

All as One 様よりお話を頂きまして、和の伝統職人さんから直接話を聞いて

和に触れる【和職人カフェ】という会に、畳職人として「畳」について、様々な事を

お話して参りました。とっても貴重なお時間でした。

「畳」に興味を持って頂き、畳を感じて頂こうと、つたない説明ですが、精一杯、三代目

と共に、お話させて頂きました。

畳の歴史から、畳の構造・仕組み、各、畳の材料の説明から、簡単に、畳の作りかた等

実物や映像を見ながらお話をさせて頂き、畳表が製織れるまでのDVDでの御紹介

そして畳の効能・機能のお話しや現代の畳についてと、お客様との質疑応答等

時間はあっという間に過ぎました。

本当にあっという間でした。不慣れなもので、聞きづらい点や、分かり易くお話出来たか

不安ですが、参加された皆様は、真剣に、聞いて下さり、感動致しました。

畳を感じて下さった事。畳職人としてとっても嬉しかったです。どうぞ、お家の方や

お知り合いに、畳の素晴らしさを、少しでも伝えて頂けたら、こんなに嬉しい事はありません。

素敵な経験をさせて頂きました、ALL AS ONEのスタッフの皆様には

心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。そして参加された皆様にも

心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

畳を通じて、畳を愛する方に、心やすらぐ、素敵な空間を、御提供すべく、これからも

日夜励まして頂きます。畳は日本の文化であり、安らぎです。日本に四季がある限り

床材としての性能は、素晴らしさの集合体です。その日本の文化の素晴らしさを、これからも

畳を通じて、表現して参ります。まだまだ未熟者ですが、今回のこの貴重な体験を胸に

文化を継承する担い手の一人として、より自覚を持ち、これからも励んで参ります。

【和職人カフェ】本当に素敵な会でした。是非又、お会い出来れば幸いです。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。三代目・四代目

P.S

三惚れ精神まっしぐら、町はいよいよお祭りに向け、戦闘態勢に入りつつあります。

今年も、お祭りに参加される方が、無事に、楽しく祭事が出来る様に、しっかり

準備して参ります。下町ですので、一年に何回も、様々なお祭りがあります。

お祭りや地域の行事などを通じて、皆様で、協力し、一つの事を成しえる事は

とっても素敵な事であり、それが下町の人情に繋がっているような気がします。

気付くと、修行から帰って、町に入り、10年以上が経ちます。様々な事柄を、沢山の

町の諸先輩に、勉強させて頂いております。本当に素晴らしい町だと思っています。

これからも、様々な事柄を、精一杯、頑張って、子供達に、そんな姿を見せていけたら

次に、繋がるかな?五代目、たのむぞ

日々忙しく、ろくに、家のこと手伝えなくて、ごめん 支えがあるので頑張れます。

一日遅れですが、いつもありがとう

 


緊張の連続続きで腰も緊張祭り。

2010年01月21日 19時33分53秒 | 【畳】畳職人として

今晩は。久方振りにございます。暖かかったり、寒かったりと、気温の差が激しい日々が

続いております。体調には十分に注意したいですね。皆様におかれましても、御身体

御自愛下さいませ。さて今宵の一綴り。いつもの様子で、タイトルがおかしいですが

此処最近、緊張する事が、続きまして・・・。色々な経験をさせて頂いております。

様々な方々に、感謝の気持ちで一杯です。心より御礼申し上げます。ありがとうございます。

話は続き、昨日、電車に乗ったのですが、普段電車を使わない私にとって

目的地まで着くのや否や電車の中でも緊張でした。

かなり目がきょろきょろしていたと思います。

何事にも動じない、落ち着いた人間力を得るために、日々修行ですね。頑張ります。

先週の日曜日、家族となにげなく、自転車おさんぽ。ひょんな事から、家族でボーリングを

する事に・・・。父親の威厳をと、頑張る。しかし2歳の息子といい勝負!!

娘の投じたボールはレーンの途中で止まる偉業。中々楽しかったです。この浅草の

ボーリング場、40年の歴史に幕を閉じる事になりました。子供の頃より慣れ親しんだ

場所なだけに、寂しいです。でも最後に行けて、思い出が出来、何よりでした。

楽しい思い出を、ありがとうございました。

  

そんな中、様々な緊張は関係ないですが、まさに自身の腰が緊張状態に!!(ギックリです)

身体あってのお仕事ですので、しっかりとメンテナンスし、復活を急ぎます。そんなことから

今宵のタイトルに導かれました。しっかりと体調を整えて、明日も頑張ります。

P.S

此度、新聞社様より、取材をお受けさせて頂きました。子供向けの新聞なのですが、未来ある子供達へ、私なりの想いをお伝えさせて頂きました。何分、若輩者ですので、あまりうまくお話は出来ませんでしたが、記者様に御丁寧に対応して頂、緊張しましたが、無事終える事が出来ました。畳の仕事の事。これからの夢。子供達に向けたメッセージ。少しでも読まれた方が、畳について感じて頂く事が出来れば、何より幸いです。この度は誠にありがとうございました。

 


六西川中?世の中仕事は一つじゃない祭り。

2009年01月15日 19時07分22秒 | 【畳】畳職人として

意味不明なタイトルにてお許し下さい。本日もとっても寒い一日でした。こんな日はお鍋でも・・。

そんな気分になります。写真は平刺し(ひらざし)作業といいまして、畳に畳縁を縫いつける

作業になります。よく出仕事などをしていると、道行くお客様に、懐かしいとも言われます。

昔は機械などもちろんありませんから、畳職人は畳縁を縫いつける作業を、写真の様に

行っています。縫った糸を畳床の厚みに合わせて、平らになるように締める。

機械のように一方的では無く、その畳の厚みに合わせて、微妙な力加減が出来る所が

楽しい作業の一つです。何故その写真?そのタイトル?

答えはこちらをご覧頂けたらと思います。

MSN編集チームのみなさんこの度は誠にありがとうございました。