未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

平成28年熊本県生産地研修【製織を体感】

2016年02月14日 16時54分18秒 | 熊本県畳表産地研修
平成28年2月11.12日 畳表の国内最大の生産地になります、熊本県八代市に、品質の見分け方、製織体験研修会に参加して参りました。
 
 
年に数回訪れるい草の生産地、八代に行って今回も非常に内容の濃い研修会になりました。
 
 
畳のお顔部分にあたる畳表(ゴザ)は機械で織り上げられているのだから、みな同じだと思いますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
畳表になる前の途方もなく考えられた細かな作業の繰り返し、畳になっている時はそんな工程はお客様には浮かびにくいかと存じます。
 
 
 
すべての作業に意味があり、その全ての作業は生産者様によっても変わって参ります。
 
 
 
今回製織工程の勉強をさせて頂く中で、これほどにも畳表という農産物に向き合う一端に触れる事が出来、大変に感銘を受け、少しですが学ばせて頂きました。
 
 
 
い草の力、出来上がりをイメージした中で、どれだけ近付ける事が出来るのか?毎日の気温、湿度、自然と向き合う中で生まれる畳表。
 
 
 
この時期には外仕事(イグサ田に向き合う仕事)と平行に、ご家族皆様で粉塵舞う作業環境の中、いかにイグサを織る織機に、イグサを設置する前に、向き合う作業が大事なのかを学びました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
畳表の製織工程の中に、仕上げ作業という工程があります。最終の工程に近いのですが、私も経験させて頂き、とても難しく畳表に傷を付けてしまいました。製織する過程で生まれた微細なアラを、特殊な技術を、もって仕上げます。凄く根気のいる難しい作業です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
普段何気なく触れている畳表にはこんなにも気を使われて美しい仕上がりになっていると言う事に、改めて感謝の想いに溢れました。
 
 
 
産地に行くたびに新しい気持ちが宿ります。
 
 
 
今回研修には家内も同行しました。
 
 
 
家内にとって初めての熊本県八代市でした。産地に触れる事により、また大変に有意義な研修を受けることが出来て、想いも新たに変化した様です。
 
 
 
 
 
 
実際の産地を見る。この事は非常に大事な事だと感じています。畳は一人で作られてはいないという事を改めて認識し、大切に届けたいという気持ちがより強くなりました。
 
 
 
お世話になりました、生産者様はじめ全ての皆様本当にありがとうございました。

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