未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

(株)金井畳店 【ちい散歩】 放送後記祭り。

2011年11月17日 23時37分38秒 | 【畳】畳職人として

今晩は。本日放送されましたテレビ朝日様(5ch)の番組の中で、ちい散歩様に出させて頂き

ました。ちいさんではなくて俳優の東さんが【東幹久のふれあい下町散歩】の中で浅草橋を散歩

当社に来店し畳を縫う作業などを体験されました。

内容について、【東幹久が本日の目的の金井畳店到着。畳の張替えに挑戦する。三代目の金井稔さんに4代目の功さんが目の前で行なっている手作業の説明を受けた。そのなかで、手作業にこだわる理由は、「仕事を知っている人間が機械作業し機械を使いこなすのと、知らないで機械に使われているのとは大きな違いがある」と語った。

実際に東幹久が体験して見ることに、手当金で手のひらを保護しスタート。挑戦するがうまくできず途中でギブアップしてしまった。、改めて、四代目の作業を見て脱帽した。その後、三代目から畳には様々な素材があり、和紙やビニールなどライフスタイルによって使いわけていると話を聞いた。最後に東幹久が五代目と四代目の長女のと言葉交わした。 ※説明文引用】

動画にて表現したい気持ちもありましたが、筋が違いますし、そこに重きを置いても意味が無い

と考え、別の事を感じ学ばせて頂きました。子供のプレゼントになれればいいかな(笑)

ありがたい事に、テレビ番組に出演させて頂き、【畳店】を選んで頂いたことに感謝の気持ちで

一杯です。三代目が番組で伝えていた事。【仕事を知っている人間が機械作業し機械を使い

こなすのと、知らないで機械に使われているのとは大きな違いがある】私も同感です。

まだまだ未熟者の自分ですが、畳職人として、畳を作る基本は全て手作業です。

私は、国家資格でもある畳製作一級技能士という免許を持っています。この資格、試験は

全て手作業で畳を製作します。東さんにも縫ってもらいましたが、大きな経験を要します。

基本を磨くことで、畳を知り、応用に対応する。基本が一番大事なことだと感じています。

姿勢や目線、動作や理屈。全て基本の中に含まれています。技術に終わりは無いですが

これからも精進し基本を磨いていきたいです。そして磨いた技術を五代目に渡せるように

頑張ります。五代目も、娘も元気に登場してくれました。楽しかった思い出と共に、親として

畳職人として、責任感を感じています。五代目に繋げるためには、今以上の努力が必要

ですし、ちいさんもおっしゃっておられましたが、次世代の日本には様々な畳があると

思います。でも変わらないのは、基本です。磨かれた基本を手に出来るように、五代目が

【畳職人】として、畳を表現出来るように、四代目は頑張ります。それが今回感じた事です。

今回撮影には一日かかりました。色々な作業をし、よくまとめて頂いて、感謝の気持ちで

一杯です。大変に恐縮ですが、この機会に畳の魅力をもっと伝えたかった。

でもそれは自分の仕事ですので自分で努力して、分かりやすく畳の魅力を表現して参ります。

ながなが綴りましたが、努力に終わりは無く、技術に終わりは無く、これからも【畳】を愛して

生きます。ご覧になって頂いた方、ありがとうございました。ちい散歩のスタッフの皆様。

東様、本当にありがとうございました。四代目頑張ります。

P.S

小学校・幼稚園共に、子ども達に見せてくれたみたいです。先生の粋な計らいに感謝します。

作業を学校や園で見せて上げたいよ(笑)。


(株)金井畳店 【ちい散歩】 祭り。

2011年11月16日 23時12分24秒 | 今日の祭り

株)金井畳店 情報です。

11月17日(木) AM9:55~ テレビ朝日5chにて放送。

【ちい散歩】に(株)金井畳店が出ます。

内容はお楽しみで!!お時間がございましたら、是非ご覧下さい。

どのようになっているのか?不安と期待が入り混じりながらの明日です。

ちい散歩スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

                (株)金井畳店 四代目 


まるまるもりもりみんな一紋祭り。

2011年11月10日 03時28分59秒 | 今日の祭り

お寺のお仕事をさせて頂きました。誠にありがとうございます。この畳には紋へりという畳縁が

使われています。寺院・仏閣様などの畳には、御道具畳(有職畳)やご本堂又庫裏

(くりといいまして御住職様やご家族様のおすまいをくりと申します)とも、この紋縁という畳縁を

お使いになる場合が多いです。昔は、畳縁の模様や色で座る人の身分の違いを表し

厳しい身分制のもとに、封建的な制度や風習が出来ていたとされています。この紋へりには

寺院様によって様々な色合いや大きさの紋縁をお使いになる場合があり、今回使用させて

頂きましたのが、白中紋という高麗縁(こうらいべり)を使用しました。紋縁を用いて御本堂や

庫裏等に畳を敷きこむ場合は、畳と畳が隣り合った縁(紋)を必ず合わせます。

お部屋の四隅も必ず一紋に仕上げます。製作には気を使いますが、隣り合った畳のヘリが

ピタリと合ったときは、とても美しいです。この紋ヘリ。様々な特徴があり、製作において色々な

要点があります。詳しくは綴りませんが、紋を合わせようとしない場合は、当たり前ですが

合いません。三代目(師匠)がよく言います。「紋縁の仕事は縁に始まり縁に終わる。

合わせようという気持ちがなければ決して合わない。へりを感じろと・・・」大袈裟な感じですが

私もそう思います。畳職人として幸せな事に、このようなお仕事をさせて頂き、感謝の気持ちで

一杯ですが、お仕事を重ねるたびに感じる、縁をみつめることの意味。とっても勉強になり

経験が糧になります。これら得ていく感覚を、これからの製作に役立てたいと思います。

そしてお部屋が光り輝くような畳を製作できるように、これからも、畳を感じ精進してまいります。

まるまるもりもりみんな一紋のご紹介です。