未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

【5日で5000枚の約束】台東区様と約束。

2017年02月20日 22時33分17秒 | 【畳】畳職人として

こんばんは。本日2月20日 台東区役所において【5日で5000枚の約束】プロジェクトとして、台東区様と防災協定を結ぶことが出来ました。

 

 

【5日で5000枚の約束】とは?

全国の畳店が自ら手を挙げて 「届ける枚数」を約束し、それらを迅速に届ける仕組みを確立する。

災害時に何か支援したいと思っても、すぐにはできないものです。
「私ひとりだけがやってみたところで…」
「かえって迷惑、失礼になるのではないだろうか…」
そんなふうに思われたことはないでしょうか。

ニュースで流れる、
避難所となった体育館の冷たい板の間での様子を見ながら
私たちは複雑な気持ちになります。
畳屋としてなんとかしたい。
どこからか声がかかるのを待つのではなく。どうしてほしいと言われる前に。

"5000枚の約束。"は、そんな想いを共有する畳店のネットワークです。
「約束の枚数」を増やしながら、自治体等との連携も図っていきます。

「いざというときには、これだけの仲間がいます。いつまでにこれだけのことをやります」
そんな、前もっての約束と仕組みがあれば、「畳屋としての想い」も実現するはずです。

 

私がこのプロジェクトに参加したきっかけが、先に発生した九州での大地震でした。日頃お世話になっている畳表生産農家様の住む地域が大変な現状になっているのを目のあたりにして、畳店として何か出来うることはないかと考え、このプロジェクトに参加させて頂きました。

 

畳屋さんのできる事=畳を作ること。私が純粋に思った気持ちです。

 

実際に畳が届けられるまでにはいくつかのハードルがあるのですが、起きて欲しくない災害に対して、万が一発生した際に、順序を的確にとらえて、避難される方が少しでも畳の上で優しく過ごせるように、全国の仲間で協力して畳を届ける。

 

届けたくても、勝手に届けるわけにはいきません。あくまで、行政様の要望があってこそ発動される約束。

 

そのために、本日台東区の連絡畳店として、協定締結式に出席して参りました。

 

皆様のお力のおかげで、無事に協定を結ぶことが出来、ほっとしているのと同時に、身の引き締まる想いです。

 

今後は責任をもって、台東区様と連絡を密にとり、積極的に地域防災訓練に参加し、このプロジェクトを少しでも多くの区民の皆様に知ってもらえるように努力して参ります。

 

お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。