未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

大きい畳祭り。

2014年11月15日 00時45分24秒 | 今日の祭り

 

こんばんは。

 

ここのところ滅多にない大きい畳の制作が続いておりましたので、動画に(下にあります↓↓↓↓)まとめてみました。是非ご覧頂けましたら幸いです。

 

2m80㎝を超える大きい畳が様々な場所で数か月にわたり続きました。普通の畳の長さは場所にもよりますが、関東ですと約180㎝になりますので、その標準サイズに比べると、とっても大きい畳、一般家庭にはほとんどなく、神社仏閣に多く見受けられる畳になります。


 

畳の丈方向には、写真でみえる畳のように大きくすることも可能ですが、畳の幅方向の大きさは材料でもある畳のお顔部分(畳表)に限度があるために、ある程度の大きさで限界が来ます。


●畳のサイズ●

名称 概要
京間(本間) 95.5×191.0×5.5cm
主に近畿・中国・四国・九州
中京間(三六間) 91.0×182.0×5.5cm
主に愛知・岐阜・三重
関東間(五八間) 88.0×176.0×5.5(または6.0)cm
主に静岡以北
団地間(五六間) 五八間より小さい。
基準は無いが、85×170cmくらい



畳のサイズはお住いの地域によっても違い、私たちが住む関東地区は関東間サイズが基準となります。逆に基準より小さく作ることは、切り詰めていく事になりますので、様々なサイズでの制作は可能になりますが、幅方向の大きさも含め大きくするのには限界があります。

 

この数か月大変貴重な経験をさせて頂きました。制作自体は問題ないのですが、持ち運んだり回転させたりと、非常に苦労しましたが、やり終えた達成感は素晴らしいものがあります。

 

大きい畳に向き合う畳職人の気概を動画で感じて頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

長い長い たたみ

 

追記

 

先日放送されました「若大将のゆうゆう散歩」に出演させて頂き、色々な方からお声をかけて頂きまして、恥ずかしさとともに感謝の気持ちで一杯です。

 

お世話になりました、梅沢冨美男様はじめスタッフの皆様本当にありがとうございました。

 

年末が近づいております。年末は仕事が大変に重なる時期でもあります。新年を新しく気持ちの良い畳で迎えられるように、精一杯お客様の畳に向き合ってお喜びと感動を伝えられるように、頑張って参ります。ご用命のお客様は畳の事なら何でもお気軽にお申し付けください。お問い合わせはなるだけお早めにお願い申し上げます。

 

何卒宜しくお願い申し上げます。

 

(株)金井畳店 四代目