房総の観光名所として鋸山(のこぎりやま)はよく知られています。
日本寺境内の参道に敷かれた御影石の階段の総数は2,639段、日本一でした(詳細は前のページ)。
お馴染みの大仏さまです。
石造大仏では日本一の大きさ、背丈は31.05mあります。東大寺(奈良)大仏(18.18m)、鎌倉高徳院(13.35m)がこれに続いています。
しかし、奈良の大仏、鎌倉の大仏、兵庫の大仏が、大東亜戦争前まで日本の三大大仏でした。ところが、兵器製造用鉄材不足のため兵庫の大仏が、金属回収令で戦時供出となり、溶解されて兵器に転用されてからは3つ目をどこにするかで自薦他薦が続いているようです。
それで、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)は、3つ目の大仏をどこにするかの特集をやり、日本寺の大仏も取り上げていた。平成19年5月4日に放映されたようですが、元気印は見ていません。
通称、巨大な仏像を表す大仏は、朝廷がその威力を顕示するために仏教を利用して、東大寺に大仏を造立したのが始まり。今も、願い主が大きな功徳を求めて大きな仏像を各地に建立しています。三浦半島に建立された三浦大仏が鋸山山頂から遠望できます。
乾坤山・日本寺(けんこんざん・にほんじ)の本尊は、薬師瑠璃光如来(やくし・るりこうにょらい)、薬師如来を別の呼び方をすると薬師瑠璃光如来です。毎月8日が縁日になっています。
さて、日本寺は神亀(じんき・しんき)2(725)年、行基(ぎょうき)が開き、大仏は天明3(1783)年に作造されています。建立当時の背丈は約37.7m(9丈2尺)ありましたが、200年以上も風雪に晒され侵食が進んで崩壊した部分もあり、6mも背丈が縮んでしまいました。岩を彫刻して作った石仏の宿命でしょうか。
でも、大仏さまは今日も呪文を唱えているのです。疫病を運んでくる女神・チャンダーリ・マータンギに向かって。
「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」
ボケ封じ観音さまの声が聴こえてくる。
「おお、疫病を取り除きたまへ 疫病の女神よ。疫病を取り除きたまへ」
だから、病を治癒するために、参拝者は薬師瑠璃光如来に手を合わせて拝むんだ。
大仏さまの微笑には、疫病女神との厄払合戦で負傷して背丈が低くなった苦労も隠されている。
「そこに気がつくと、大願成就ですね」
そう言い残すと、ボケ封じ観音さまは、瑠璃光を放なって姿を消した。
仁王門を経て大仏広場へ来る時は、仁王門の横にある表参道管理事務所で拝観料を払って境内へ入ります。仁王門、観音堂のある境内は無料です。
日本寺境内の参道に敷かれた御影石の階段の総数は2,639段、日本一でした(詳細は前のページ)。
お馴染みの大仏さまです。
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石造大仏では日本一の大きさ、背丈は31.05mあります。東大寺(奈良)大仏(18.18m)、鎌倉高徳院(13.35m)がこれに続いています。
しかし、奈良の大仏、鎌倉の大仏、兵庫の大仏が、大東亜戦争前まで日本の三大大仏でした。ところが、兵器製造用鉄材不足のため兵庫の大仏が、金属回収令で戦時供出となり、溶解されて兵器に転用されてからは3つ目をどこにするかで自薦他薦が続いているようです。
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それで、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)は、3つ目の大仏をどこにするかの特集をやり、日本寺の大仏も取り上げていた。平成19年5月4日に放映されたようですが、元気印は見ていません。
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通称、巨大な仏像を表す大仏は、朝廷がその威力を顕示するために仏教を利用して、東大寺に大仏を造立したのが始まり。今も、願い主が大きな功徳を求めて大きな仏像を各地に建立しています。三浦半島に建立された三浦大仏が鋸山山頂から遠望できます。
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乾坤山・日本寺(けんこんざん・にほんじ)の本尊は、薬師瑠璃光如来(やくし・るりこうにょらい)、薬師如来を別の呼び方をすると薬師瑠璃光如来です。毎月8日が縁日になっています。
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さて、日本寺は神亀(じんき・しんき)2(725)年、行基(ぎょうき)が開き、大仏は天明3(1783)年に作造されています。建立当時の背丈は約37.7m(9丈2尺)ありましたが、200年以上も風雪に晒され侵食が進んで崩壊した部分もあり、6mも背丈が縮んでしまいました。岩を彫刻して作った石仏の宿命でしょうか。
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でも、大仏さまは今日も呪文を唱えているのです。疫病を運んでくる女神・チャンダーリ・マータンギに向かって。
「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」
ボケ封じ観音さまの声が聴こえてくる。
「おお、疫病を取り除きたまへ 疫病の女神よ。疫病を取り除きたまへ」
だから、病を治癒するために、参拝者は薬師瑠璃光如来に手を合わせて拝むんだ。
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大仏さまの微笑には、疫病女神との厄払合戦で負傷して背丈が低くなった苦労も隠されている。
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「そこに気がつくと、大願成就ですね」
そう言い残すと、ボケ封じ観音さまは、瑠璃光を放なって姿を消した。
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仁王門を経て大仏広場へ来る時は、仁王門の横にある表参道管理事務所で拝観料を払って境内へ入ります。仁王門、観音堂のある境内は無料です。