いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

千葉市動物公園 番外編4:カラスの濡れ羽色に驚くコポ家族

2009-05-01 22:04:26 | 散策
5月1日、午後4時少し前頃でしょうか、右上空からカラスが鳴き声をあげて、橋の上でくつろいでいたワオキツネザル親子(写真)の頭上を横切り3mほど先に着水します。
ザブーンと音を立てて池に飛び込んだハシブト・カラスは、そのままジャブ、ジャブと行水を始めます。
思う依存分水を浴びると陸に上がり、翼を小刻みに羽ばたき水を振り払います。
髪はカラスの濡れ羽色と言いますが、まさにその色でしたよ。

階段の途中で左を向いているコポ、寝室と放餌場との間に架かっている橋の上に座り正面を注視しているミイ。
ミイの肩に小さな左手を乗せ、寄りかかっているのが3月30日に産まれたコポとミイの仔です。
ミイにとっては11回目の出産で、この仔は16頭目に当たります。
それにしても、コポ一家は、行水後に現れたハシブト・カラスの濡れ羽色に驚いている様子ですね。

コポは階段の途中にいますが、その先にある寝室への出入口前に他の1頭が休んでいます。
ミイは、カラスの行水が終ったことを見て寝室の出入口へ向かうと、先客は階段を下りて橋を渡り放餌場へ出ます。コポは周りの様子を窺うようにして階段の途中に留まります。安心したミイは、自分の身繕いや仔に授乳を始めます。暫くすると、橋を渡って放餌場に出るコポを見たミイは、その後を追います。

この時放餌場にいたのは、コポ一家とさっきの1頭だけでしたが、コポはミイと仔を守っているような気配があります。出入口の先客は、コポたちと行動は共にしていますが、越えてはならない境界線があるようです。

コポ一家の行動を観察してシャッターチャンスを窺うほぼ1時間、ミイの仔は母親からひと時も離れようとはしません。コポとミイも仔の行動には注意を怠らないようですし、太い絆で結ばれている家族でした。

コメント
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