いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

長寿の源泉は、100本の清酒

2006-10-15 22:17:19 | Weblog
帝釈天の始まりは、松の根方に湧き出る水を霊泉として、日榮上人が庵(いおり)
を作ったこと。

 さあ、さあ、
 寄ってらっしゃい、聴いてらっしゃい
 時間と懐に余裕がある方は。

根方に湧き水が出る松、『瑞龍松・ずいりゅうのまつ』は左右と前の3方に見事な
枝を張り出し、どの枝も自重で折れないように「支木」で保護されている、樹齢
380年の老木だ。(次のブログに写真掲載)

 結構毛だらけ、猫はいだらけ、
 見上げたもんだよ、屋根やの褌。
 ハエは手をする、足をする。
 家の父ちゃんゴマをする。

老松が若さを保っている秘訣は、根元の周りに幅1㍍×深さ0.5㍍位の溝を掘って、
逆さまの一升瓶を100本埋めて栄養補給をしているから。その時期は11月初め
か、2月とされており、今年の予定を問い合わせる。

「帝釈天の行事は沢山あます。それとの絡みがあり、開催日時は1週間前に調整す
 るので、今年の予定はこれから決めます」

清酒を松の栄養にすることや100升になった由縁、それが始められた時期なども訊
ねる。

「大正12(1923)年9月1日起こった関東大震災の時、記録された文書が焼失して
 しまい、分からないんです」

逆さまにして埋められた1升瓶から、毎日ジワッ、ジワリ、ジワッと土に滲みこむ
酒を栄養源にして、張りのある樹皮、陽光に映える緑色の針葉、元気溌剌の樹勢を
保っているのだろう。
 
 酒と笑いは百薬の長。
 あなた百まで、わたしゃ九十九まで。ともに命尽きるまで。
 柴又名物草団子、孫の土産で福を呼ぶ。
 爺さん家族にゴマをするってね。
 帝釈天の松、緑に耀き若々しいが、毎晩、手酌の晩酌だ。

100升の酒を1年かけて呑み干す。3合の晩酌を380年。休肝日なしに、138,700日晩
酌している勘定になる。清酒を100升、毎年、瑞龍松の根元に埋める帝釈天の行
事、寅さんと付き合い始めた因縁で知った。

「それを見逃すと、寅さんに合わせる顔がないでしょう」

ボケ封じ観音さまも、栄養補給の仕来たりに興味津々だ。
行けとの催促。元気印に気が抜けない日々が待っている。

 結構ではありませんか、四谷、赤坂、麹町。
 豊かに流れる江戸川の、水の恵みに薄められ、
 薬の頭(かしら)は、毎夜の晩酌でしょう。
 元気印のお父さん。

寅さんから再会の督促だ。
誰も知らない、晩酌のツマミ。
瑞龍の松老に聴きに行かねばなるまい、男はつらいよ、本当に。




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