いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

千葉公園の大賀ハス その5:今を鮮やかに咲く青年小町は因果倶時

2010-07-15 23:50:49 | 散策
2日目を迎えた青年小町(写真)は、7月5日午前6時頃に撮ったものです。

この日は、2日目を迎えた花が目立ち、百数十枚撮ったデジタルデータ件数では、2日目のものが圧倒的な量を占めていました。その原因が5日の開花数増にあったことは、「その3」に書きました。

さて、花托(かたく)の周りに綺麗に並んでいた白い雄しべの頭、胞子(ほうし)の下半分は、もう花托から離れています。花托の上に並んでいる胞子も、頭をもたげ始めているように窺えます。

 ♪♪
  ひらいた ひらいた
  なんの花が ひらいた
  レンゲの花が ひらいた
  ひらいたと思ったら
  いつのまにか つぼんだ

開花2日目の青年小町はおわん型になり、鮮やかな色に包まれて香りが最も強く、4日間の開花期間中では抜きん出た花に生育し、華やかな容姿端麗を誇りにします。
そこで、香りを確かめたのですが、反応はゼロ。多分、時間的に遅かったから、でしょう。

ところで、ハスは不思議な花と言われているようです。
「その3」の開花状態であっても、花が咲くと同時に実が生まれている。それが根拠になっていることは、ご存知の方も多いでしょう。でも、元気印には、初耳でした。

 「蓮華(れんげ)と申す花は菓(み)と花と同時なり、と観察した日蓮聖人は、妙法蓮華経と申すは蓮に譬(たと)えられて候と経典に記し、仏法に取り入れています。妙法蓮華で
 は、因果倶時(いんがぐじ)の比喩に引用しています」

ボケ封じ観音さまのアドバイスです。

 「・・・。因果倶時の比喩に、ですか?」

 「因縁(原因)と果報(報い・結果)が同時に生じることです。過去の結果が今であり、同時に未来の原因でもある、という訳です」

 「つまり、今この時を悔いなく生きよ、ですか」

 「今現在をどう生きるかで、元気印の過去の努力が証明され、未来も決まる。自分の将来像、夢のイメージがきちんと描かれていなければ、せつな、刹那に追われるだけで、何
 の成果も得られないのですよ。このことは、肝に銘じていますね」

 ♪♪
  つぼんだ つぼんだ
  なんの花が つぼんだ
  れんげの花が つぼんだ
  つぼんだと思ったら
  いつのまにか ひらいた

花の寿命が僅か4日間しかない青年小町に心惹かれるのは、因果倶時を地(じ)で歩んでいるからに違いありません。

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