
霊長類の原猿類に属するワオキツネザルが生息しているマダガスカル島は、世界で4番目に大きい島ですが、そこはインド洋西部に位置するダガスカル共和国であり、587千k㎡を有する島国の面積は世界45位です。それに比して日本は、世界60位、378千k㎡の島国です。
ワオキツネザルは、広範囲に地上を利用する霊長類唯一の種で、5~30頭の群れで社会集団を作り、6~23ha(1辺が100mの正方形の面積が1ha:ヘクタール) の行動圏は他のキツネザルより広く、他種とは違って通常は地上を移動します。樹上を移動するときは、細く不安定な枝より太い水平の枝を好むのも他種とは違う習性です(動物大百科第3巻:霊長類)。
千葉市動物公園で飼育されているワオキツネザザル(写真)は、オス3、メス2 不明1頭の6頭です。
先ず、目に付くのは白と黒とが交互に並ぶ輪状の模様がある長い尾です。
雑食性で昼行性のワオキツネザルは、見間違えようのないこの尾を視覚信号として使い、自分の存在を誇示します。
また、腕にある皮脂腺に尾をこすりつけたあと、これを自分の頭越しに相手に向かって波打たせて威嚇する武器にします。
集団生活をするワオキツネザルのオス、メスには共に優劣順位があり、通常はメスがオスよりも優位です。
写真の2頭の性別をこれから推察すると、どっしり座っている右がメスかも知れませんね。
社会的地位が劣勢とされるオスが、左で首を右に傾けて僻(ひが)んでいる様にも見えます。
あたかも、長い尾を垂れて座れる場所を譲ってくれと、オスがメスにダダをこねているようです。
しかし、尾を垂れているメスは、他へ移動しても同じポーズで座りますから、オスの本心は推し量れませんね。
それにしても、カカア天下(でんか)のワオキツネザル社会にも、亭主関白の夢を捨てていない豪傑がいたのです。
ワオキツネザルは、広範囲に地上を利用する霊長類唯一の種で、5~30頭の群れで社会集団を作り、6~23ha(1辺が100mの正方形の面積が1ha:ヘクタール) の行動圏は他のキツネザルより広く、他種とは違って通常は地上を移動します。樹上を移動するときは、細く不安定な枝より太い水平の枝を好むのも他種とは違う習性です(動物大百科第3巻:霊長類)。
千葉市動物公園で飼育されているワオキツネザザル(写真)は、オス3、メス2 不明1頭の6頭です。
先ず、目に付くのは白と黒とが交互に並ぶ輪状の模様がある長い尾です。
雑食性で昼行性のワオキツネザルは、見間違えようのないこの尾を視覚信号として使い、自分の存在を誇示します。
また、腕にある皮脂腺に尾をこすりつけたあと、これを自分の頭越しに相手に向かって波打たせて威嚇する武器にします。
集団生活をするワオキツネザルのオス、メスには共に優劣順位があり、通常はメスがオスよりも優位です。
写真の2頭の性別をこれから推察すると、どっしり座っている右がメスかも知れませんね。
社会的地位が劣勢とされるオスが、左で首を右に傾けて僻(ひが)んでいる様にも見えます。
あたかも、長い尾を垂れて座れる場所を譲ってくれと、オスがメスにダダをこねているようです。
しかし、尾を垂れているメスは、他へ移動しても同じポーズで座りますから、オスの本心は推し量れませんね。
それにしても、カカア天下(でんか)のワオキツネザル社会にも、亭主関白の夢を捨てていない豪傑がいたのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます