いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

小雨に映える秩父札所巡り

2005-04-21 23:58:17 | Weblog
お天道様の機嫌は、昼前は曇り、午後は弱い雨(降雨量:1mm/時間)を信じて秩父
札所(ふだしょ)巡りに出かける。

歩こう会で撮った芝桜(しばざくら)の写真を見て”うわァ~、きれい!”と感嘆する家内。
「来週水曜日(20日)に車でどうだい?」
「天気予報は雨、それも風が強くなるって」
「秩父市のピンポイント予報だと、雨になっても弱いようだから、一味違う芝桜が観れるかも」
「また、出発は早いんでしょう?」
「京葉道路、首都高の渋滞を避けるから、朝5時に出る」

最初に訪れた野坂寺(のさかじ:12番)で雨脚が強くなり羊山(ひつじやま)公園の芝桜
を札所巡り前に鑑賞することに。秩父橋近くのコンビニで傘を仕込み、雨支度をする。

雨に濡れた芝桜の丘は、3日前(17日)とは様子が違っていた。
芝桜の中に傘を差した人影がまばらに見えるだけで、芝桜探索をゆっくり楽しむ。
丘の近くに設けられた駐車場まで入れたのも、雨天だけに幸運だった。
10万人の人出があった日曜日は、通路に行列が出来、人間列車が走っているみたい。
昨日(19日)も8万人の花見客が訪れ混雑したんです、と道の駅「荒川村」で昼食をした
蕎麦屋の内儀さんが教えてくれる。

円融寺(えんゆうじ:26番)大淵寺(だいえんじ:27番)橋立寺(はしだてじ:28番)長泉
院(ちょうせんいん:29番)法雲寺(ほううんじ:30番)を巡り昼食をする。

荒川村の土産物店で「ぜんまい」を見つけた家内は、蕎麦屋の内儀に”あく取り”のやり
方を相談している。あく取りは根気強くしないと苦味が残るなどなど。
山菜蕎麦を食べながら、お互いの経験談を聴いていると、家内もなかなかの知恵者らしい。

法泉寺(ほうせんじ:24番)から久昌寺(きゅうしょうじ:25番)法性寺(ほうしょうじ:
32番)へ。観音院(かんのんいん:31番)からの帰途に菊水寺(きくすいじ:33番)巡り
を予定していたが、後者の入り口を通り過ぎてしまい、断念する。
小雨が上がった曇り空では、午後4時半を廻ると、薄暗くなってきたので。
錦糸町の義兄のところに寄ることになって、道の駅「花園」で手土産を物色し関越道に入る。

車での札所巡りでも1日10ヶ所。
秩父観音34ヶ所を一巡すると約90Km、4泊5日の道程と巡礼案内書に説明がある。

素人の怖いもの知らずで、秩父市街から離れた札所を先に巡って、町の中に点在する
札所を後巡りにすると日程に余裕が持てる。そのように順路を選んだ。
でも土地勘がないから、同じ道を数回通っていた。それで時間を費やしてしまった。
自宅出発の時メーターをゼロに、帰宅しエンジンキーを抜く。走行距離は507Kmを
指していた。

116段の急な石段の先に本堂がある法泉寺、芭蕉が訪れ句碑がある観音院は、296
段の石段を10分ほど登ると鐘楼堂、本道がある。石段の両側には信者が詠んで奉納
した句碑が並び、疲れた足を癒してくれる。

円融寺の本堂から3百余段の苔むした石段が山の中腹に続いている。そこを登ると観音堂がある。
久昌寺には、閻魔(えんま)大王の「お手判石」があり、巡礼の希望で「手判の版ずり」を
頒布してくれる。札所にまつわる謂れは、尽きることがない。
俄か巡礼になった元気印が知識として皆無のことばかりで、長泉寺で見つけた「秩父
観音巡礼」(著者:平野良雄)などでそれを補充している。

なんとか、長泉寺の”葉しだれ桜”(写真)にたどり着いた。
秩父周辺は、年季の入ったしだれ桜、白桃が多いのが特徴のようだ。
札所にはなっていない清雲寺(せいうんじ)のしだれ桜から株分けされたのが長泉寺の
しだれ桜。満開は10日ころ、花が散ってから葉がでる桜ならではの”葉しだれ桜”。
樹齢(300年くらい)を感じさせない、萌えるような緑には違った趣があった。

ピンク色の花に包みこまれた老樹は、この時ばかりと、若さを発散し見応えがある。
今年は見られなかったが、蕎麦屋に掲げてあった写真から充分それが想像できた。

西善寺(さいぜんじ:8番)には、本尊の外に弥陀三尊が祭られているので、ボケ封じ、
健康長寿・安楽往生の寺としても信仰が篤いと言われている。

対話を楽しんでくれるボケ封じ観音さまとの関係を聴けなかったので、名なし羅漢に探
りを入れてだめなら、荒ぶる神さまがいる。

緒についたばかり札所巡りですが、覚えたての言葉で巡礼の締めくくりを表現してみる。
水潜寺(すいせんじ:34番)満願堂の前で、百観音巡拝を決願するを日を何時にしようか?
新緑が映える季節がいいナ、五月晴れの札所を狙ってみよう。心の楽しみがひとつ増えた。

    
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