いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
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元気印シニアとの対話。

千葉市動物公園 その10:千葉市産まれのシロガオマーモセットたち

2009-03-21 14:09:02 | 散策
千葉市動物公園の一角に動物科学館があります。
1階の夜行性動物展示室には、フタユビナマケモノ、パカなど9種類の動物がいます。
アマゾンのジャングルを再現した小型サル展示室は2階にあります。
オグロマーモセット、クロミミマーモセット、シロガオマーモセット、ゲルティモンキー、ワタボウシパンシェ、エンペラータマリンが飼育されていることは前回書きましたが、ピグミーマーモセットもいました(千葉市動物公園・動物科学館Web)。

野生の小型サルは、昆虫などの動物をよく食べ、植物の樹液も好みますが、昆虫を食べるサルは、サルの仲間では珍しいようです。マーモセットやタマリンと呼ばれる小型サルは、家族全体で子育てをする特徴があります。オグロマーモセットの母仔が「来園者も気付かない!?小型サル」(産経新聞3月18日:千葉版)で、紹介されていますので、一読をお勧めします。

ところで、シロガオマーモセットが飼育されている日本の動物園は、静岡市日本平動物園、千葉市動物公園、江戸川自然動物園、浜松市動物園、日本モンキーセンターの5園です。
そして、繁殖に成功した動物園は、静岡市日本平動物園、千葉市動物公園だけです(静岡市日本平動物園・シロガオマーモセットWeb他)。ただし、動物商などが繁殖させたシロガオマーモセットが市場で見受けられます。

「シロガオマーモセット 霊長目 キヌザル科 アマゾン河上流域
 コモンマーモセットの亜種で、顔の色をちょうど白黒反対にしたようなもので、他の部分の色は変わりありません。別名ジョフロワマーモセットとも呼ばれています」

と書かれた生息地地図入りの解説があります。これと同じ解説版が他の種類にもあります。
もう少し詳しいことを知りたくなり、動物公園へ電話取材を試みます・
昼休みに掛かった時間でしたが、女性飼育係の方は、次のことを親切に教えてくれました。
それを紹介し、敬意を表します。有難うございました。

「千葉市動物公園にいるシロガオマーモセットは、オス7、メス6、不明1の14頭です。
平成元(1989)年5月に来園した初代のメスは、平成6(1994)年4月に死にました。
ペアで来園したオスは、メスの死により動物商を通じて何処かへ移動しています。
2代目は、死んだり、動物商を通して他へ移動してしまい、現在飼育されている個体は、3代目、4代目になります。

最年少の個体は、昨年1月に産まれた性別が不明の1頭で、抱き上げて確認をするまで性別は判定でません。3代目の最年長個体は、オスが平成12(2000)年4月産まれ、メスが平成19(2007)年3月産まれです」

このシロガオマーモセットは、写真よりも実物の方に貫禄があります。
最年長の3代目、つまり、飼育されているシロガオマーモセットたちの最年長サルで、群れのボスなのかも・・・。

顔の周りにある白い毛並みに乱れもなく、綺麗に整っています。それだけに、威厳のある顔つきをして、両手を足の前に置いて座っている姿は、禅僧が座禅を組んで瞑想に耽っているかのように見えます。




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