いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

川村記念美術館の自然散策  その2:台風一過後のスイレン池と大賀ハス

2008-09-25 01:44:53 | 散策
9月19日深夜にかけて房総半島に接近した台風13号が通過した翌日は、早朝から晴天です。

蜂の巣状の穴に雨水が溜まっている果托が撮りたくなり、大賀ハス池へ出かけたのですが、果托は雨水を溜めていません。
乾燥した果托を人差し指で弾くとコツコツ音を発しますが、内部が海綿状になっている果托は、吸水力が強いからでしょうか、フニャ、フニャになっています。

スイレン池(写真手前)と大賀ハス池(写真奥)を間仕切っている歩道を右に進み、菖蒲園横の土階段を登ると、庭園内の自然を巡る散策路に出ます。そこを右折するとハクモクレン通り。桜のシーズンには、あたり一面をハクモクレンの花が白一色に染上げています。左折するとシダレザクラ通りで、丁度、写真の右上になります。ハクモクレンが終わる頃、シダレザクラは、花の最盛期を迎えます。

ふたつの通りは、小高い丘のふもとに設けられています。
シダレザクラ通り左側のくぼ地にスイレン池と大賀ハス池が設けられ、池の正面に広がる小高い丘は、通りの右側に当たります。その丘には野草や野花、樹木が植栽され、丘一帯は緑豊かな自然林に生育しています。

いつもなら、スイレン池を横切っている歩道の前に咲いている白色ヒツジグサに惹きつけられます。ところが、昨夜の雨で水嵩が増したスイレン池の水面は、歩道と水平になる位置まで、いつもより30cm以上も高くなっています(写真)。
雨台風のお陰で、今日の白ヒツジグサは、花弁を閉じた水中花です。スイレン池に浮かぶヒツジグサの葉は、池の水面に映る自然林の影を強調するアクセントになっています。

それから、ノシメトンボとひそひそ話をする傷だらけの果托は、まだ健在でした。
暫く待っていると、矢車トンボが飛来し、果托とひそひそ話しを始めます。トンボたちは、この果托を休憩所代わりにしているようです。

台風一過。スイレン池と大賀ハス池を雨水で満杯にした台風13号は、アルバムに加える写真の風景を置き土産にして、太平洋を北上し消滅しました。
さらに、大賀ハスの果托で日向ぼっこをするトノサマバッタ、オンブバッタのカップル(9月21日の写真)を被写体にするチャンスを、秋季特別付録として贈ってくれたのです。



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