いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

日本一長い寺の名前 その2

2007-07-05 21:45:51 | 散策
三途台長福寿寺(さんずだい・ちょうふくじゅじ)は長南町(千葉県長生郡)にあります。本邦最長の名前を賜ったことなどは前のページにありますので、立ち寄って見てください。

赤い欄干の橋(写真)を渡り山門を潜り抜けると正面に本堂、右手には人形供養堂などを配置する三途台長福寿寺があります。

この寺を示す看板が国道沿いにあり、車止めを撤去した山門が真横にあります。下車をしないでそのまま境内に入られるようになっています。
通常は、参拝する寺の道標が道路沿いにあり、そこから参道を通って境内へ向かいますが、ここは、国道を挟んで山門の正面(写真左へ進行して左側)に赤い欄干の橋があっても素通りしてしまう。

素通りしないで橋を渡り10m程の場所に寺の入口を示す石碑が建立されています。長福寿寺への参道がありました。そこへ入って直ぐ眼に入るのが写真の景観です。

参道の途中には小川が流れ、その橋を渡ると山門があります。山門を潜り抜けると正面に本堂が配置されています。小川は長南川、橋の名前は三途橋(さんずばし)となっています。

「三途河頭・極楽東門・蓮華台上・阿弥陀坊・太平楚山・本実成院・長福寿寺」
が日本一長い長福寿寺の正式名称です。

そうです、もう気がつかれたと思います。
寺の名前の一部になっている「三途河頭・極楽東門」の「三途河頭」を長南川、山門を「極楽東門」に見立てると、写真の景観が参道から見える?

そして、「三途の河を渡って悩みのない彼岸へ、黄泉の国へ行く」が寺の名前の大意と前のページに書きました。「極楽東門」を潜り抜けて「蓮華台上・阿弥陀坊」に浮世の苦悩を忘れるように祈願してから「太平楚山・本実成院・長福寿寺」に参拝すると「黄泉の国」へ迎えられる。これが、元気印が理解した、日本で最長の寺名の意味でした。

それにしても、桓武天皇[かんむ・てんのう:第50代天皇、天平9(737)年~延歴25(806)年]はややこしい勅号を与えたものですね。今でこそワビ・サビの風情になっていますが、天平(てんぴよう)の頃、長福寿寺は房総の森のなかできらびやかな耀きを放っていたでしょう。

年輪が650年以上もある長福寿寺で生きている、僅か40歳の「けむりの木」の話です。
「極楽東門」を抜けて正面にある本堂の左側、参道を挟んで人形供養堂の向かい側にある紅花(べにばな)園に隣接して「けむりの木」がありますが、知名度の軍配は紅花に挙がっています。
だから、元気印は花見シーズン(6月)が終わっても、若輩木(じゃくはいぼく)の「けむりの木」を、これからの主役にするために応援します。関東屈指の古刹(こさつ)復活のためにも。

ドライブ情報
子授け楠のある笠森寺(かさもりじ:笠森観音)、初代伊八作の「龍三体の図」で知られる称念寺(しょうねんじ)が近くにあります。



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