世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

【ふじもん世界放浪「放学記」第5章アフリカ編 久し振りのゴーマンです。国際派遣『新卒論』】

2014-01-20 23:21:55 | 日記
2014年1月20日。


《すいません、ゴーマンかまします。「偉そうに言ってんじゃねぇよ!」と思われた方は思って下さい、すいません。「うん、そうかもな。」と思っていただけた方は、ありがとうございます!でもそう思ったので、発信しようと思いました。》


僕はこの旅を通して、たくさんの国際協力ボランティアの方にお会いしてきた。正直な話「すごいなぁ、この人は頑張ってるなぁ。」という人もいれば、「こいつはいったい何しに来てるんだ?」という人もいた。もちろんあくまで僕の感じた範囲ですけど。

でも、「ちょっとこれは違うんじゃないのかな?」と思ったことが1つある。



すいません、ゴーマンかまします。


エチオピアで、ある海外協力ボランティアの青年とお会いした。彼は現地の学校でボランティアをしているそうなのだが、大学卒の新卒でアフリカに来ているという。

僕はそれを聞いて「あれ?」と思った。

「国際協力を行う人なのに、なんで新卒なの?」

だってそうですよね?彼はある有名な国際協力ボランティア団体から派遣されてアフリカに来ているそうなのですが、本来の目的は「日本の知識や経験、ノウハウを現地のために活かし、協力をする」ことですよね?それなのに、現場の経験がない新卒の人間を派遣するっておかしいですよね?

そりゃ何年やったらプロフェッショナルなのかっていうのは線が引けるものではない。でも、現場でフルに働いたことのない人間を派遣するのは、やっぱりおかしいのではないか。

彼は学校に派遣されていると言っていた。僕も学校で働いていた人間なので特にそこを強く感じたのだが、現場でフルに教員として働いたことのない人間を現地の学校に派遣するというのは、僕は間違っていると思う。これは彼を責めているのではなくて、システムの問題だ。

現場の経験というものは、本当に大きな糧になるものである。社会人をご経験された方であれば、どなたでもそのことは納得していただけるのではないだろうか。

この団体は独立行政法人であるので、僕たちの税金から彼ら彼女らの派遣費用は捻出されている。それなのに、プロフェッショナルではない新卒の人間を派遣することには、僕は違和感がある。それは現地のためにもならないであろうし、日本のためにもならない。ためにならないとまで言い切ることはできないが、同じ派遣をするなら、現場経験のある人間を派遣した方がより貢献ができるはずだ。

「でも、本人にとっては海外で活動することで、大きな経験を得ることができるのではないか?」そんな意見もあるかもしれない。

しかしそれは二次的なものでなければならない。あくまで税金を使って国の職員として派遣されるのだから、「自己成長のため」が一次的な目的であっては困る。まずは「現地のため何ができるか」が最優先であって、そこに尽力した結果「自己成長」がついてくるのなら構わない。

自己成長や自分の経験のためだったら、自分の金を使って行ってくれ。留学でも旅でもスタイルは何でもいい。自分の身銭を切って自らを研鑽し、磨いてほしい。国のお金を使っていくのだから、そこの意識は高くないといけないと僕は思っている。


こんな話も聞いた。

この団体で派遣された国際協力ボランティアの中には、途中でめげてしまいドロップアウトしてしまったり、引きこもり状態になってしまったりする人も出てしまうという。そのような人の中には、新卒で派遣された人の割合が多いということを耳にした。

あ、あくまでこの話は聞いただけの情報であって、明確なデータや数値を調べたわけではありません。そこはご了承下さい。

しかしもし本当に新卒の人間がそんなに多くドロップアウトしてしまうようだったら、これは大問題だ。お金の話ばかりを言うのは嫌だけど、彼ら彼女らは日本の税金で派遣されている人間だ。それがそんなに簡単にドロップアウトされてしまっては困る。

お金の問題だけでなく、日本という国の信頼にも大きく関わってくる。日本が審査をして合格を出した人間なわけだから、当然日本代表ということだ。現地の方々だって、当然そういう目で見てくる。その日本代表があっさりドロップアウトしてしまうようでは、「日本人って大丈夫?」ということになりかねない。

もし「新卒だからどうしてもね・・・」みたいな意見が出てしまうのだったら、それなら新卒を派遣するな!ということに尽きる。国民の血税を使って派遣をして、それでドロップアウトや引きこもりになってしまうなんて、とんでもない話である。


あ、誤解を招いてしまったら嫌なので付け加えておきますが、僕は別に「新卒嫌い」の人間じゃないですよ!そんなわけはありません。しかし今のこの旅を通して、「海外に出る」ことの意義や重さをより深く感じているんです。だから、日本の若者は中途半端な気持ちで海外に出ないでほしい。と言っても休暇の海外旅行なら話は違いますが、日本を背負っての国際ボランティアをするというのなら、もっともっと気合いと覚悟と責任を感じてほしい。色々な意味で。と思っているんです。


すいません、ゴーマンかましてしまいました。

もちろん新卒で派遣をされてしっかり頑張っている方もたくさんいるでしょうし、全てを否定するわけではありません。でも「国際協力」とか「国際貢献」という視点から見て、本当に「協力」や「貢献」をするのであれば、やっぱり現場経験のない人間の派遣には違和感がある。僕はそう思ったんです。

ということで、ちょっと今回はゴーマンをかましてみました。


偉そうなことを書いてしまいましたが、「じゃあてめ~はどんなもんなんだよ!」と言われてしまうかもしれません。そしたらその時は「俺はこんくらいすげぇんだぜ!どんなもんだ!どーだ、参ったか!」と胸を張って言えるように、自分自身を研鑽していきます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

2014年1月20日。暖かな日差しが差し込む、ボツワナのカサネにある素晴らしい四つ星ホテルのロビーにて。



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