2014年1月22日。
《世界中どこに行ってもあるもの。本当にどこに行ってもあるもの。これらの存在って、一体何なのだろう。世界はどこへ向かおうとしているのだろう。》
例えばどこかの田舎の食堂で食事をしたとする。ほぼ必ず「お飲み物は?」と聞かれるが、まず間違いなくお店に置いてあるのが「コーラ・ファンタ・スプライト」。この3点セットはマジで外さない。
これって凄いことだと思う。いや、凄いですよね!コーラもファンタもスプライトも日本人にとっても常識的な飲み物ですが、それが世界中のどんな山奥に行ったってあるんですよ?とんだけ世界シェアなの?って話ですよね。
それに付け加えていうなら、世界中どこに行ってもあるお店。「マクドナルド・ケンタッキー・サブウェイ」。これらの進出っぷりも本当に凄い。いや、凄いですよ!エジプトのスフィンクスの目の前にケンタッキーがある光景は有名ですが、「こんな小さな街にもケンタがあるんだぁ」とか、やっぱり驚かされる。
経済的に見て「世界的なシェアを獲得した」みたいな言い方をすればカッコイイしそれは正義なのだろうけど、僕はこの状況に違和感と危機感を感じている。
世界中の人がみんなマックで食事をする。せっかく海外旅行に行っても現地のローカルフードを食べるのではなく、マックやケンタに行ってしまう。どのスーパーマーケットに行っても、並んでいる飲み物はコーラとファンタとスプライトばかり。
つまんなくないですか?そんな世界。
恐ろしくないですか?そんな世界。
もしかしたらある意味で合理的だ。みんながマックやケンタばかりで食事をするようになれば、それを売る企業としてはとっても売りやすいい。世界中で同じものを作ればいいんだから。
みんながコーラばかり飲むようになれば、これもまた簡単だ。コーラばかりガンガン大量生産すればいい。
経済的な視点からみれば、このように世界的なシェアを獲得し、世界中にその商品を売りまくることは間違いではない。いや、むしろ正義であり「勝ち組」なのであろう。
ちなみにメキシコの山奥の村で、コーラやファンタを儀式のお呪いに使用している様子には本当に驚かされた。炭酸飲料に対する信仰があるようなのだが、しかしここでもコーラとファンタとは・・・。
でも、そんな世界でいいのかな?
世界中「違い」があるから面白いんだ。「こんなもの食ってるの?」とか「これはちょっと飲めんなぁ」とかがあるから、世界は面白いんだ。
それがどんどん合理化されて、みんな同じものを食べ同じものを飲む。そんな世界になってしまっていいのだろうか。
この前僕は英語について書かせてもらったけど、英語も同じだ。確かに世界中の人と共通の言葉でコミュニケーションを図れることはとても便利である。しかしもし世界中の人が全て英語しか話さなかったら・・・そんなつまらない世界はないと思う。
言葉が通じないからいいんですよ!なかなか意思の疎通が図れないか面白いんですよ!そんな中で必死でやりとりして買い物したら、バスのチケットを買ったり、必死で覚えた現地の言葉で地元の人と会話して仲良くなったり・・・それが「世界に出る醍醐味」の1つでもあると思うんですよ。
国名は言いませんが、コーラもマックもイングリッシュも、みんなある国からやって来ているものだ。僕らはその国の経済に利用され踊らされているだけなのではないか?その「僕ら」とは日本だけでなく、世界中だ。
もし本当に合理性だけを求めるのなら、世界中の人がみんな同じものを食べて同じものを飲んで同じ言葉を話して、さらに言えば同じものを着て同じ靴を履いて・・・の世の中の方が、合理的である。その理屈もまかり通る。それも正義なのかもしれない。
しかし僕は思う。「そんな世界はつまらねぇ。」
「そんなんになっちまったら、世界に出る意味もねぇ。」
世界は「違う」から面白いんだ。「違い」があるから学びがあるんだ。
何でもかんでも「グローバル化」の時代。世界中が「同質」になることがグローバル化なのか?僕はちょっと違うと思う。
以前「グローバルの時代だからこそローカルに」と書いたが、それに繋がって来ると思う。何でもかんでも同じになることがグローバルなのではない。
別にマックもコーラも存在そのものを否定するわけではない。その企業やその製品そのものが悪いわけではない。
しかし現実に、みんながみんな同じになりつつある。そうなってしまうシステムにはきっと問題があると思うし、僕たち自身も本当に意味でのグローバルを考え直さないといけない。
日本の若い衆には、こういうことにもすごく関心を寄せてほしい。そして、コーラやマックとは異なる「日本流」を考えてほしいし、本当の意味での「グローバル化」を、この日本がしてほしい。
日本の中学生よ、部活の後にマックに行く意味を問い直してみよ(笑)!
日本の高校生よ、マックでバイトする意味を問い直してみよ(笑)!
そして俺自身よ。もっともっと「全て」を問い直してみよ!
2014年1月22日。ジンバブエの地方都市、ブラワヨのネットカフェにて。
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《世界中どこに行ってもあるもの。本当にどこに行ってもあるもの。これらの存在って、一体何なのだろう。世界はどこへ向かおうとしているのだろう。》
例えばどこかの田舎の食堂で食事をしたとする。ほぼ必ず「お飲み物は?」と聞かれるが、まず間違いなくお店に置いてあるのが「コーラ・ファンタ・スプライト」。この3点セットはマジで外さない。
これって凄いことだと思う。いや、凄いですよね!コーラもファンタもスプライトも日本人にとっても常識的な飲み物ですが、それが世界中のどんな山奥に行ったってあるんですよ?とんだけ世界シェアなの?って話ですよね。
それに付け加えていうなら、世界中どこに行ってもあるお店。「マクドナルド・ケンタッキー・サブウェイ」。これらの進出っぷりも本当に凄い。いや、凄いですよ!エジプトのスフィンクスの目の前にケンタッキーがある光景は有名ですが、「こんな小さな街にもケンタがあるんだぁ」とか、やっぱり驚かされる。
経済的に見て「世界的なシェアを獲得した」みたいな言い方をすればカッコイイしそれは正義なのだろうけど、僕はこの状況に違和感と危機感を感じている。
世界中の人がみんなマックで食事をする。せっかく海外旅行に行っても現地のローカルフードを食べるのではなく、マックやケンタに行ってしまう。どのスーパーマーケットに行っても、並んでいる飲み物はコーラとファンタとスプライトばかり。
つまんなくないですか?そんな世界。
恐ろしくないですか?そんな世界。
もしかしたらある意味で合理的だ。みんながマックやケンタばかりで食事をするようになれば、それを売る企業としてはとっても売りやすいい。世界中で同じものを作ればいいんだから。
みんながコーラばかり飲むようになれば、これもまた簡単だ。コーラばかりガンガン大量生産すればいい。
経済的な視点からみれば、このように世界的なシェアを獲得し、世界中にその商品を売りまくることは間違いではない。いや、むしろ正義であり「勝ち組」なのであろう。
ちなみにメキシコの山奥の村で、コーラやファンタを儀式のお呪いに使用している様子には本当に驚かされた。炭酸飲料に対する信仰があるようなのだが、しかしここでもコーラとファンタとは・・・。
でも、そんな世界でいいのかな?
世界中「違い」があるから面白いんだ。「こんなもの食ってるの?」とか「これはちょっと飲めんなぁ」とかがあるから、世界は面白いんだ。
それがどんどん合理化されて、みんな同じものを食べ同じものを飲む。そんな世界になってしまっていいのだろうか。
この前僕は英語について書かせてもらったけど、英語も同じだ。確かに世界中の人と共通の言葉でコミュニケーションを図れることはとても便利である。しかしもし世界中の人が全て英語しか話さなかったら・・・そんなつまらない世界はないと思う。
言葉が通じないからいいんですよ!なかなか意思の疎通が図れないか面白いんですよ!そんな中で必死でやりとりして買い物したら、バスのチケットを買ったり、必死で覚えた現地の言葉で地元の人と会話して仲良くなったり・・・それが「世界に出る醍醐味」の1つでもあると思うんですよ。
国名は言いませんが、コーラもマックもイングリッシュも、みんなある国からやって来ているものだ。僕らはその国の経済に利用され踊らされているだけなのではないか?その「僕ら」とは日本だけでなく、世界中だ。
もし本当に合理性だけを求めるのなら、世界中の人がみんな同じものを食べて同じものを飲んで同じ言葉を話して、さらに言えば同じものを着て同じ靴を履いて・・・の世の中の方が、合理的である。その理屈もまかり通る。それも正義なのかもしれない。
しかし僕は思う。「そんな世界はつまらねぇ。」
「そんなんになっちまったら、世界に出る意味もねぇ。」
世界は「違う」から面白いんだ。「違い」があるから学びがあるんだ。
何でもかんでも「グローバル化」の時代。世界中が「同質」になることがグローバル化なのか?僕はちょっと違うと思う。
以前「グローバルの時代だからこそローカルに」と書いたが、それに繋がって来ると思う。何でもかんでも同じになることがグローバルなのではない。
別にマックもコーラも存在そのものを否定するわけではない。その企業やその製品そのものが悪いわけではない。
しかし現実に、みんながみんな同じになりつつある。そうなってしまうシステムにはきっと問題があると思うし、僕たち自身も本当に意味でのグローバルを考え直さないといけない。
日本の若い衆には、こういうことにもすごく関心を寄せてほしい。そして、コーラやマックとは異なる「日本流」を考えてほしいし、本当の意味での「グローバル化」を、この日本がしてほしい。
日本の中学生よ、部活の後にマックに行く意味を問い直してみよ(笑)!
日本の高校生よ、マックでバイトする意味を問い直してみよ(笑)!
そして俺自身よ。もっともっと「全て」を問い直してみよ!
2014年1月22日。ジンバブエの地方都市、ブラワヨのネットカフェにて。
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