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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋 東山(1)伊藤喜商店、近隣町屋、子育て飴屋、菱六もやし、旧河井寬次郎邸、諏訪蘇山、香取屋

2020-08-19 18:02:46 | 京都の町 町屋・建造物


 京都の町屋シリーズも今回から東山区に入ります。
東山区は東西を東山連峰と鴨川に挟まれ,北は概ね三条通,南は十条通から稲荷山北麓付近を区域としています。
 区の東部は森林地域,西部は住宅地域,北部の東大路通と鴨川の間は商業地域,南部の鴨川沿いは準工業地域というように多彩な地域特色を有しています。
 世界文化遺産の清水寺をはじめとする有名社寺や史跡,名勝のほか,国宝,重要文化財等が多く、また産寧坂地区や祇園新橋地区は,伝統的建造物群保存地区に指定されるなど、歴史を経た美しい町並みが保存されています。
四季を通じて多くの観光客が訪れています。
 一方京都市11行政区の中では、人口は11区中最も少なく、65歳以上の高齢者比率は11区中最も高くなっています。
五条坂から泉涌寺付近を中心に作られる京焼・清水焼は,美術・工芸的な評価が高く,京扇子や京漆器等とともに,京都の伝統産業として全国に知られています。
 市内の代表的な花街である祇園や宮川町では,しっとりと華やいだ雰囲気の中,伝統文化や伝統芸能が継承され,毎年「都をどり」や「京おどり」,「祇園をどり」が開催されます。


伊藤喜商店旧店舗兼主屋
登録有形文化財
東山区松原通大和大路東入
大正/1926頃/2007改修 木造2階建、瓦葺、建築面積145㎡、塀付
松原通に北面して建つ木造2階建の平入町家で醤油を商いました。
間口5間半、切妻屋根を桟瓦葺とし、銅板葺庇がつき、後に風呂と便所があります。
正面1階は戸口の両側窓に円形断面の格子を入れ、腰を石貼とし、2階は格子窓。大正期の大型町家の好例です。










近隣町屋





子育て飴屋 
ゲゲゲの鬼太郎のモデルになった飴




















六波羅蜜寺





菱六もやし










河井寬次郎記念館(旧河井寬次郎邸)
登録有形文化財、景観重要建造物、歴史的意匠建造物
東山区馬町通大和大路東入
昭和前/1937 木造2階建、瓦葺、建築面積148㎡
陶芸家河井寛次郎の居宅兼工房として建設、寛次郎自身の設計と伝えられています。
主屋は寄棟造妻入で出桁造の建築に千本格子や矢来など京都の町家の意匠を取り入れ、囲炉裏付の板敷広間の空間構成や古色仕上げの材、漆塗りの建具などに独自の住宅観や美意識を示しています。

















諏訪蘇山
歴史的意匠建造物
渋谷通大和大路東入














近隣




















香取屋
歴史的意匠建造物
祇園町














京町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。


各種建造物指定の説明

国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。










京町屋下京(46)薮内家、川勝法衣、原*公認会計士、梶*家、小野五色豆、冨*家、初邸、射*家、大嶋雁金屋、若狭屋久茂老舗

2020-08-18 18:25:31 | 京都の町 町屋・建造物


 京都の町屋シリーズがスタートしたのは昨年の7月30日、もう1年経過しました。
京都の町屋は残念ながら年々減少し続け、このままでは京都ならではの景観が失われてしまいます。
そういう危機感から現在残されている町屋を記録しておきたいと思い、少しずつ町屋めぐりをしてきました。
 以来、上京区1(16回、114軒)、中京区(44回、314軒)、下京区(45回、311回)と投稿してきましたが、コロナウィルス感染拡大の4月以降は中断状況にあります。
そこで、再度奮起して徐々にではありますが、再開することにしました。

 今回の投稿で、下京区の町屋は最終回(第46回)になります。

 薮内家
 西本願寺の西方約300m、西洞院通りに面して目立つ邸宅です。
薮内家は茶道流派の一つで、武野紹鴎門下で千利休の弟弟子にあたる剣仲紹智を祖とする茶道家元です。
当初の藪内家の住まいはまだ現在の地でなく、西洞院正面に移ったのは、二代月心軒が代を継いで13年後の寛永17年2月(1640)です。
現在十四代を数え、四百余年の歴史を伝えています。

 表門や高塀は古田織部の堀川屋敷から移したものと伝えられ、武家風な格式を漂わせています。
門の柱には太い皮付き丸太が使われ、黒壁には杢板の腰板を縦張りにしています。
格子、犬矢来、駒寄など意匠が素晴らしいです。





皮付きの門柱は私は初めて見ました。





 川勝法衣










 原*公認会計士









 梶*家









 小野五色豆










 冨*家










 初邸











 射*家





 大嶋雁金屋










 若狭屋久茂老舗










下京区の後は軒数は少なくなりますが、東山区、左京区、右京区、北区と続く予定です。


京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


京町屋下京(45)さいとう呉服店、オーケーテクニカル、田*家、竹重、不明、吉萬、京まち宿鈴

2020-05-22 17:59:08 | 京都の町 町屋・建造物


途切れ途切れになっていますが、京都の町屋下京区、第45回再開です。
下京区の残りも少なくなってきました。
撮影はコロナウィルス発生前です。

さいとう呉服店










オーケーテクニカル(株)









田*家





竹重
御装束、祭典用具、神輿、翠簾









不明(表札無)















吉萬





京まち宿鈴









京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。







京町屋下京(44)河合商店、山崎屋仏具、吉*家、不明、直七法衣店、笹*事務所、鳥*家

2020-04-24 07:21:20 | 京都の町 町屋・建造物


昨日女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルス肺炎で亡くなりました。
63歳だったそうです。
志村けんさんのときもショックでしたが、岡江久美子さんもくショックです。
明るく元気そのものという印象があっただけに、、、、、、、。
コロナは本当に恐ろしいウィルスだとあらためて痛感します。


京都の町屋下京区、第44回です。
撮影はコロナウィルス発生前です。

河合商店









山崎屋仏具










吉*家










不明(表札なし)





















直七法衣店









笹*事務所





鳥*家










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。





京町屋下京(43)町屋宿幻、久保田彦庄衛門、西村福郎商店、檏宿、京宿おから、褒花東邸・西邸、百之助

2020-04-17 17:16:54 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第43回です。
撮影はコロナウィルス発生前です。

町屋宿幻













久保田彦庄衛門
速康散本家










西村福郎商店
京都の糸屋









檏宿










京宿おから










褒花東邸・西邸





百之助










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。






京町屋下京(42)町屋宿艮、建*家、京宿ロマン館、なごみ旅館悠、和宿里、木*家、服*家

2020-04-16 07:02:41 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第42回です。
撮影はコロナウィルス発生前です。

町屋宿艮









建*家















京宿ロマン館









なごみ旅館悠










和宿里














木*家















服*家










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。









京都も軽症者ホテル 京町屋下京(41)中*家、林英雄(株)、不明、御旅宿月屋、染工房遊、三宅仏具店、お宿花

2020-04-15 05:33:08 | 京都の町 町屋・建造物


京都もやっとコロナウイルスの軽症者を受け入れるホテルを本日15日から始めることになりました。
京都のコロナ専用病床は150床しかなく、13日で156人が入院、もしくは待機所者でした。
昨日の知事記者会見で京都御所に面する「京都平安ホテル」の部屋を最大68室借り上げると発表しました。
軽症や症状がない人、症状が改善してきた人を対象とし、看護師1人が24時間態勢で常駐、必要に応じ医師を派遣するそうです。
さらに900床をめどに宿泊施設を募集するというものです。
遅ればせながら具体的に進みだしたのはうれしいニュースです。

大阪は対応が早いです。
昨日市長が記者会見し、酸素吸入などが必要なコロナ中等症の患者を専門に受け入れる病院を整備するそうです。
大阪市立十三市民病院で、現在入院している患者は周辺病院に転院していただくということです。
また市長は「医療現場ではマスクや防護服が足りなくなっていて、防護服の代わりにゴミ袋をかぶって治療にあたっている状態だ。家庭に新品の雨がっぱがある人は府や市に連絡をいただきたい」と呼びかけました。
ここまで深刻な医療現場の状況に驚くと同時に、私たちも危機感の共有が必要と思いました。


京都の町屋下京区、第41回です。
撮影はコロナウィルス発生前です。

中*家










林英雄(株)各種風呂敷製造














不明(表札なし)



















御旅宿月屋









染工房遊










三宅仏具店










お宿花





京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。






京都の自粛の遅れ 京町屋下京(40)税理士法人、伊*家、垣*家、近よし、sobanomi、宮*家、松井扇龍堂

2020-04-14 07:16:28 | 京都の町 町屋・建造物


外出自粛継続中です。
外出は朝の散歩、最小限の買物くらいでしょうか。
全国各地でウィルスの院内感染が発生していますが、京都も同様です。
昨日も12名が発表されたのですが、半数が病院の院内感染のようです。
院内感染は医療崩壊に直結するので怖いです。
軽症者へのホテル確保など対策がうたれているのか、全く見えません。

また京都は大阪や東京のような緊張感がなく、休業要請もできていないのがもどかしいです。
自主休業したデパートもありますが、まだ全面開館のデパートもあります。
高島屋京都は地下食品売場以外を明日から当面休業すると発表しました。
人出は主な観光地は減っていますが、繁華街や商店街、スーパー、花見場所はまだ多いようです。
京都府市の素早い対応と情報公開を求めたいです。


京都の町屋下京区、第40回です。
撮影はコロナウィルス発生前です。

税理士法人










伊*家





垣*家









近よし ゲストハウス





sobanomi










宮*家





松井扇龍堂









京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。







京町屋下京(39)田中家、天**園、佐*家、小*家、中*家、福*家、池*家

2020-04-12 17:16:41 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋下京区の続き、第39回です。
撮影は新型コロナ前です。

田中家
景観重要建造物、歴史的風致形成建造物

















天**園













佐*家









小*家









中*家










福*家










池*家

















京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。






京町屋下京(38)布*家、しらふじ庵、むすび食堂、二軒町屋、安居屋、しょうぶ庵、松*家、岸*家、竹中銘竹問屋、阿*家

2020-04-11 18:15:09 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第38回です。
撮影はコロナ発生前です。

布*家





しらふじ庵(京町屋)





むすび食堂





二軒町屋





安居屋










しょうぶ庵





松*家





岸*家










竹中銘竹問屋













阿*家










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。






京町屋下京(37)高*家、山利木工、柴田勘十郎、保昌山保存会、上羽絵具、京都じゃっかどふに、野*家

2020-04-10 18:51:06 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第37回です。
撮影はコロナ発生前です。

高*家









山利木工










柴田勘十郎 御弓師









保昌山保存会
京都市有形文化財










上羽絵具
京都上羽絵惣(株)














京都じゃっかどふに



















野*家










京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。








京町屋下京(36)中野伊助、増田紙工所、和田卯、富*家、夕顔石碑、岸*家、三軒町屋、装和(株)

2020-04-09 16:22:27 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋シリーズを再開します。
撮影はコロナ発生前です。

京都の町屋下京区、第36回です。

京念珠師中野伊助
創業は明和元年、1764年。当代で10代目。





















増田紙工所










和田卯
和風照明器具










富*家















源語伝説 夕顔之墳
夕顔は『源氏物語』の登場人物で,乳母の「五条なる家」付近の荒れ果てた家に住んでいるところを,光源氏が見い出し,通った女性である。夕顔が家前に咲いていたことからこう呼ばれた。この石標は夕顔伝説の地を示すものである。なお,この石標の建つ町内を夕顔町という。





岸*家





三軒町屋





装和(株)





京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。



京町屋下京(35)JICCA、柴*家、京仏具加茂定、不明、不明、今村金生堂、今井合同有限会社

2020-03-04 18:51:29 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第35回です。

JICCA





柴*家














京仏具加茂定










不明(表札なし)










不明(表札なし)















今村金生堂















今井合同有限会社














京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。





京町屋下京(34)坂*家、京宿日和、吉*家、八幡ゲストハウス、松本染色工芸、町屋宿泊所、風花雪宿泊所

2020-03-03 18:33:42 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第34回です。

坂*家
修徳まちなみ景観指定

















京宿日和










吉*家
修徳まちなみ景観指定















八幡ゲストハウス





松本染色工芸
修徳まちなみ景観指定













町屋宿泊所









風花雪宿泊所










京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。





京町屋下京(33)京扇子大西、近藤紙店、伊藤重店舗、西村商店、株おくい、川*家、岩*家

2020-02-26 18:50:28 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第33回です。

京扇子大西










近藤紙店





伊藤重店舗






西村商店















(株)おくい









川*家















岩*家










京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。