今回の夢の扉は、『世界が賞賛、二人の日本人が生みだす 最強 の医療器具 、傷痕が残らない手術を実現し、世界中の患者を救う』という、長たらしいが何とも興味がそそられるタイトルでした。
ドリームメーカーは、平成のブラックジャックこと金平永二 さん 、そして 唯一 無二の加工技術をもつ二九良三 さんの二人です。
この二人は、過去に夢の扉で紹介されており、今回はその二人がタッグを組み、 傷痕が残らない体にやさしい手術を可能にす る、医療器具開発するという内容です。
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「ずっとこんな手術器具が欲しかったんだ!」 とドイツに集まった世界各国の外科医たちが賞賛する、手術器具を生み出したのは 、内視鏡外科医の金平永二さんです。
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金平さんは、患者が喜ぶことが本当の医療という信念を貫くた め、 日本初のフリーランス外科医となった、世界でも トップクラスの熱きスーパードクターだそうです。 そして、もう一人は、軽くて強くて錆びないうえ に、自由自在に曲がるβチタンパイプを、 世界で唯一作る技術をもつ金属精密加工業の二九良三さんです。
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『世界中で、何百万人もの人を救えるかもしれな い』 町工場と外科医、まったく異業種の二人が、世界の どこにもない物づくりに乗り出しました。
開発するのは、内視鏡外科手術用の「鉗子(かん し)」です。
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開発するのは、“まっすぐ棒状”という従来の常識を覆す、 “ヘビのように曲がりくねった”手術鉗子です。
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これができれば、腹を切らずに、 おへその孔から器具を挿入して行う「単孔式内視 鏡手術」に革命が起こる。そのために、金平さんが求めるのは、3ヵ所で曲がり、先端 がグルグル回転する器具です。
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試作を重ねても、操作がうまくいかない・・。そ のとき二人は、互いにある行動に出ました。それは、多くの人が、安全に、安心して体にやさしい手 術を受けられるようにとの思いで 「医工連携」を強めたのです。
外科医と町工場のコラボ挑戦、その名前は、「ザ・プロジェクト・ドラコ」。
なんとも面白い名前です。
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7カ月間の挑戦の末ついに完成します。
そして、世界のトップクラスの外科医と世界の医療機器メーカーが参加した、国際学会で、βチタンパイプを使った新しい手術器具「ドラゴン」を発表します。
からだに優しい手術を世界に広めたい、その思いで作った器具の発表は、学会一の関心を集めます。
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本物の手塚治虫のブラック・ジャックのように、出来すぎのような話ですが、新たな器具が患者さんに喜んでもらえばいいですね。
ですが、昔からの医療器具で改良されていないものがたくさんあります。
京都で定年後生活さんはすでにお読みでしょうが、以下の記事をそのほかの皆さまのために。
http://blog.goo.ne.jp/nakazato-hitoshi/e/1f07854077334cd57f802ec9639a1d0e
拝読させていただいておりました。先生の額帯鏡の記事で思いだしたことがあります。今から30年以上前ですが、当時知り合いの内科医師(団塊世代より少し上)と雑談をしていたとき、たまたま額帯鏡の話になり、近くにいた看護婦さんが、「額帯鏡はその医師のお父さんがつくったのよ」という話を記憶しております。何分古いことなので、今では真偽不明ですが。
それにしても、額帯鏡をする医師は見なくなりました。この間、耳鼻科にも受診しましたが、見てないですね。
京都で定年後生活より