なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

直らなかったオモチャ

2009年10月21日 | おもちゃの病院
先日の土曜日オモチャを何台か手がけましたが、その中で直らない物が有りました。


 ドラエモンが乗った自動車

ドラエモンを上からギューと押すとその力でゼンマイが巻かれ、ドラエモンがゆっくり上がりながら自動車が走り出すというオモチャです。しかしゼンマイを巻いても空回りして動かなくなっています。

ドラエモンに付いているギザギザな縦長の板と、ゼンマイからのギャー。
その隙間がすこし広がっているような気がしました。その為、ギャーが空回りするのかなと思いました。

でも、原因はそこではありませんでした。
さらにギャーボックスを分解してみると、中の歯車の歯が3個もげていました。
そのもげたところに他の歯車の歯が来ると抵抗が無いので一気に回転してゼンマイがほどけてしまうのです。
一般的な歯車ではないので交換部品がありません。
何とか有り合わせの物を加工できないかと思ったのですが、力が掛かる所なのでいい加減な物では又直ぐに壊れてしまうので諦めました。
直らないのに又組み戻しをするときは、本当に残念と言う気持ちで一杯です。



 ゼンマイを巻いて走らせる小さな機関車
   (落ち着いて見てみたかったので宿題として家に持ち帰りました)

分解することなど全く考えていないオモチャです。
殆ど壊すような気持ちで分解しました。
分解も大変でした、分解すると皆バラバラになってしまいました。
一個一個の部品が数ミリメートル。部品を指で摘まむのも難しい程です。
細いゼンマイの芯のところをしっかりと真ん中に固定しました。
ギャーボックスを組み立てゼンマイを巻いてみました。
しかし、少し巻くと直ぐにゼンマイがほどけてしまいます。

又分解してみると、ゼンマイの芯のところはしっかりと固定されていました。

ゼンマイを逆に巻かないように、そして巻かれたゼンマイの力を歯車に伝える機能を持つ部品が有ります。
組み直してみるとこの部分がどうも甘いようです。
この部分をピンセットで確りと押さえていると巻き戻しの力が歯車に伝わり車輪が回転しました。

でも、本当に小さいのでそこに適当な物を入れる隙間がありません。

私の力では限界なようです。本当に残念ですがこれも治せませんでした。