グーフィーが運転するオートバイ。
ゼンマイが空回りしてしまいます。
ゼンマイ部分を取り外しました。
矢張りゼンマイの細い長い板バネが中心部分から外れて壊れていました。
このギャーボックスはブリキで出来ています。
後輪の片方を外し、ネジならぬブリキの爪をおこして分解しました。
使われている3個のギャーは全部金属製です。
裏蓋にはTOKYO DISNEY RESORTOと書いてあるので
そんなには古いおもちゃではないと思います。
ゼンマイの根元がのびて付け根から外れているので、
のびたまま差し込んでもすぐ抜けてしまいます。
一応ゼンマイの根元を差し込んでから、焼き戻しをして根元を曲げました。
(ゼンマイの根元を曲げようと思っても曲がらないのでゼンマイを伸ばしてペンチで押さえ、
1.5 cmぐらいのところまでを真っ赤になるまで台所のガスレンジで熱し、
ゆっくりと炎から離していきました。これで曲げ伸ばしが出来るようになります。)
押しても引いてもゼンマイが外れないように曲げてから、焼きを入れます。
(焼き戻しをしたままだと曲げたものがのびてしまう為、曲げた部分を心棒から離し、
ペンチで押さえて又真っ赤になるまで熱します。
真っ赤になった部分を水に浸けて急速に冷やすと堅くなります。)
しっかりと固定されたのを確認してからゼンマイを巻いてみました。
大丈夫です、ゼンマイがちゃんと巻けるようになりました。
ゼンマイを押さえながら、ブリキのケースに全部のギャーを組み込み最後に
ブリキの爪を曲げてギャーボックスの修理は完成しました。
何かこぼしたのかゼンマイが錆びているのでオイルを吹きかけておきました。
ギャーボックスを組み込んで走行テストをすると、キーキー音がします。
色々診ていくと前輪の所から音が出ていました。
そこにも注油すると音が出なくなりました。
カーペットの上だとノロノロとしか走りません、
底辺がカーペットの毛足に触り抵抗になるのでしょう。
でも床の上で走らすと気持ちよく走りました。