真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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彼の幸せを願う『君の名は夜をゆく花も嵐も』

2010-12-26 | 読了本review
本日はリンクスコミックスで

みろくことこさん『君の名は夜をゆく花も嵐も』
 花魁館で働く受様は、見習い仕事しかできず焦る毎日。売れっ子花魁の
 ご指名で通っていた攻様を強引に誘いこんで念願の初仕事をすることに
 なったが、実際に彼に組み敷かれた受様はパニクッテしまい?!

『君の名は夜満ちる星の吐息』に続く洲浜シリーズ第2弾

とある理由で下っ端を装い娼館に通う役人と
金持ちご用達の秘密の男娼館のご新造さんの恋に
受様の出生にまつわる事情が絡んで進展します。

受様はろくでなしの父親が任された仕事で下手をして
行方をくらませた為に金持ちご用達の秘密の男娼館に
身を寄せる事になります。

その男娼館の色子達は
女性の様に艶やかな和装に身を包み
ダンナ達のお相手をしますが

売れっ子となると客をも選び
学もない受様に出来るのはその売れっ子の名代くらい

成り行きとは言え自分の居場所となった男娼館で
いつまでもお荷物扱いな事に焦りを覚える受様ですが

そんな受様のお相手となるのが売れっ子花魁目当に
通ってきている役場の出納係という小役人さん

何だかんだと攻様に懐く受様の様子に
先輩花魁は受様のお披露目を計画しますが

攻様は受様を気に入っていはいても
まだまだ子供と思っているので
受様に本気で手を出すつもりはなく計画は失敗

はたしてこんな二人の行く末はいかに

最初は売られてきた男娼が
出会ったお客様と出逢って恋をして
まとまるまでのお話かなと思いましたが

攻様が目当てにしていた売れっ子さんが
攻様の身分が下っ端どころか
エリート官僚だと思いだした頃から
単なる恋話だけでは終わらない雰囲気に

個性的な男娼館の面々に加えて受様の出生の秘密、
攻様との恋がいい感じに絡まって最後までハラハラ

コマに時々混ざるギャク絵というか
三頭身のゆるキャラっぽい絵がほわっとした雰囲気で
とっても楽しいお話でした

カプの組合せがショタ風ですが
そこはみろくさんという事で
見た目だけなら許すしかないかな
コメント
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