真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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情熱を生み出すモノ『肌にひそむ熱のありか』

2011-01-09 | 読了本review

本日はリンクスで

神楽日夏さん『肌にひそむ熱のありか』

 日本画を選好する美大生の受様は、美大の先輩で人気彫刻家の攻様から
 骨格をモデルとして使わせてほしいと懇願されます。スランプを悩んでいた
 受様を攻様から得られるものがあるかもと応じる事にしますが・・・

受様は美大の日本画科に通う3年生で
研究室に残るつもりで学祭用の絵に力を注ぎますが、
途中経過を見た教授にダメだしを食らい
博士課程に在籍している憧れの人を思い浮かべます・

その先輩とは彫刻専攻の
新進気鋭のアーティストとして注目の彫刻家で
今回の攻様になります

受様は攻様の個展で龍の骨をイメージした立体作品に
桁違いの才能を感じて圧倒されてしまいますが

受様は偶然に居合わせた攻様に声をかけられて
驚いた受様は咄嗟に後ずさってしまい、
攻様の熱い手に腕をとられる事になります

掴まれていた腕はまるで火傷を負ったかのようで
動揺した受様は逃げるようにその場を去りますが、
それから三日たった図書室で
受様は攻様に次の作品の参考に頭蓋骨を触らせろと
迫られてしまいます。

強引に受様に触れてる攻様の指の動きに、
理不尽な思いをこめて睨みつけ気た受様ですが、
攻様は全く意にかいしません

最初は頭蓋骨、次には首、次には手。
ついには足首までも触れられた受様は
裸にされるような恥ずかしさを感じますが、
攻様は身体を見せて欲しいと言い出だします。

このままでは攻様に
頭からバリバリと喰われてしまう

骨だけしか興味のない攻様に対して
声を荒げた受様ですが、
骨だけでも望まれたいと言う思いも有り

天才肌の攻様に骨格モデルにと望まれた受様が
彼との出会いで才能を開かせるお話です

受様は花を主体としていて
女性モデルを組合わせた絵を得意としますが、
綺麗にそつなく纏められた絵では
面白味がないと評されます。

何事もそつなくこなしてきた受様は
攻様に出会うまで足りないモノの為に
今を壊す勇気がありませんでした

対して己の溢れ出る欲望を形する攻様は、
己が作りだしたいと望んだ受様の
骨格を手に入れる手段に躊躇は有りません。

しかも受様に触れてその気になってから、
本人事態も好きだったと気付くのですから、
芸術科らしくホントに感覚の人なのですね

攻様は無意識ながらも熱心に触っていたので、
元々攻様に好意を持っていた受様が
居た堪れなくなるももうしかたがない

そんな訳で2人のHシーンよりも
作品モデルとして触ってる時の方がエロいの

自身を触発する相手がお互いであり、
触発されて作る作品にさらに触発され続ける
螺旋の様な2人ですのでお互いに飽きない限り
このままラブラブさんぼいですね

コメント
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