真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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語られない思いにこそ惹かれるのです『黒猫亭雑記帳』

2011-01-23 | 読了本review

本日はコミックスです

ARUKUさん『黒猫亭雑記帳』
 天涯孤独の受様は拾った子猫がきっかけで大学の助教授であると知り合う。
 学がない受様とも普通に接してくれた攻様と猫を通じて付合うを深めていくが、
 偶然、自分と思しき主人公と男やもめが主人公の小説の存在を知って…

遙々アルクさんがARUKUさんに改名されて初めてのBLコミックスは
商業誌や同人誌の掲載作11本を集めた短編集です

表題作は大きな一軒家に住む経済学を教える助教授と
ひっそりと一人暮らしの水道局の検査管理員のお話です。

母を亡くし学もない受様は
アパートの裏で生まれたばかりの黒猫を飼えず
やがて広い庭を持つ大きな家に猫を放しますが
犬の声に自分も屋敷に飛び込み
家主らしき人物にみつかってしまいます。

しかし家主は
受様を家の中にと招いて菓子まで振舞うのです。
彼がそ今回の攻様になります

攻様は大学で経済学を教える助教授との事ですが、
学問とは縁のない受様には大学なんて雲の上の存在で
攻様も偉い先生様だと言う事位しか判りません。

恐縮する受様を仔猫を連れて帰ろうとしますが
攻様は仔猫を引受けてくれた上
気軽に会いにきなさいとまで言ってくれるのです

それから受様は攻様宅を訪れるようになりますが、
ある日自分をモデルにしているとしか思えない
官能小説の存在を知リビックリ

本の通りなら攻様は奥様を殺して
誰かと小説の様ないやらしい事をしたいの

ソレに対する攻様の答えは…

私、まるっとした可愛い絵が好みなので
角々したARUKUさんはあまり好みじゃないですよ

でも絵柄を耐えて(笑)でも
多くを語らなずに流れていく展開に、
読み手の想像力をすごく掻き立てるの

物悲しい雰囲気の中にある優しさとか悲しみとか
淋しさとかすぅーと入ってくる感じというか、

語彙が貧弱でうまく書けませんが
落ち込んだり悲しかったりした時に読むと
ほっ~とするというか、ジーンとくるので
新刊が出ると手が出ちゃうの

コメント
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