「 百条委員会による斎藤氏の疑惑の徹底解明を求めます」の発信者の J. Kan さんが、最新のお知らせを投稿しました。
Change.orgから新たな署名が紹介されました。
「 #ないわけないだろ国葬文書/政府が開示を拒否する、安倍晋三元首相の「国葬文書」の開示を求めます」の発信者の Tokyo Investigative Newsroom Tansa さんが、最新のお知らせを投稿しました。
「 #保険証廃止やめて !税金の無駄使い資格確認書発行は必要ありません。マイナンバーカードの強制で差別・不平等を押し付けないでください」の発信者の マイナンバー制度反対連絡会 中央社保協・保団連 さんが、最新のお知らせを投稿しました。
「ミスター赤ヘル」と呼ばれたプロ野球広島カープ・山本浩二さんの兄・宏さんが被爆体験を語り広げています。先日、地元の東京・江戸川区で日本共産党まんなか世代後援会が開いた学習会もその一つ。
同区の被爆者団体「親江会」の会長ですが、証言を始めたのは6年ほど前。それまでは戦後生まれの弟・浩二さんにも口を閉ざしてきました。親江会に関わっていた妻との死別を機に「みんな本当のことを知らんのだから言わんといけん」と。
講演した夜は今もうなされます。自分と同世代の主人公を描いた漫画「はだしのゲン」は「つらくて、よう読まん」と手にしませんでした。
ある時、浩二さんから届いたエールに励まされました。「『二度とあってはならない』との思いで行動する兄を尊敬しています」「大切なことは被爆地から『核による脅しも、使用も許されない』と訴えること」(「読売」昨年5月16日付)。兄弟の志が重なりました。
近年、広島・長崎のスポーツ関係者が反核平和の発信を強めています。広島カープは2008年から「ピースナイター」を開催。長崎市出身のサッカー元日本代表キャプテン、吉田麻也選手は22年、ワールドカップ出場を報告する式典でこう語りました。「世界で唯一の被爆国として、もっと声を大きくして世界に訴えていかなければいけない」。
来年は戦後・被爆80年。被爆者の証言を聞き、語り継ぎ、さまざまな分野で発信することで、日本被団協のノーベル平和賞受賞がさらに輝く年にしたい。
日本の伝統酒造りが問うもの
飲酒の機会がふえる年末年始をむかえます。酒を酌み交わしながら、旧交を温め、英気を養う機会もつくりたいものです。
日本酒、焼酎、泡盛などは、日本の酒を造る技術「伝統的酒造り」によって生み出され、各地の気候風土に応じて発展してきました。
しかし、日本酒の国内消費はピーク時に比べ4分の1以下に減少しています。いま「伝統的酒造り」をめぐる状況は、順風満帆というわけではありません。
■保護に必要な措置
こうしたもと、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されました。
日本の酒は、それぞれの土地、水、穀物、こうじ菌を使い、杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)が築き上げた技術で造られ、多彩な儀式や祭礼行事など社会に深く根ざしています。
ユネスコは、この酒造りが「日本の社会にとって強い文化的意味を持つ」と評価し、社会的結束や環境の持続的可能性にも貢献していると指摘しています。
関係者は登録決定を喜び、伝統的な酒の素晴らしさを世界に広げたいと抱負を語っています。日本の誇るべき文化的財産として日本の酒造りが継承され、発展することが望まれます。
しかし、地球温暖化による酒米づくりや発酵への影響、環境破壊による水の汚染、作り手の高齢化や後継者不足、さまざまな行事を継続させるうえで土台となる地域社会の維持、何よりも日本の農業そのものの衰退は大きな問題です。
農民連(農民運動全国連合会)によれば、地元産の酒米を育てる農家と地域の酒造業者が協力し、消費者と連携して地酒を守る動きも広がっているといいます。
無形文化遺産条約によって、政府には「保護を確保するために必要な措置をとること」が求められており、その役割が問われます。
■酒と戦争の関わり
日本の酒を考えるさい、戦争との関わりにも触れないわけにいきません。
「日清戦争、日露戦争は酒税が支えた」ともいわれます。戦争を契機に膨らんだ財政需要を満たすために酒税が増やされました。1899(明治32)年には地租を抜き、国税の税収第1位、全税収の4割を占めるまでになりました。その後、酒税は国税の中心の座を40年近く保ってきました。
日中戦争のもとで、生産統制された日本酒は添加物を加えて約3倍に増量するなど品質を落としました。
泡盛は沖縄戦で壊滅的な打撃をうけました。酒造所が集中していた那覇市首里には陸軍司令部がおかれていたため、激しい砲爆撃が加えられ、古酒(クース)の入った甕(かめ)もことごとく壊され、泡盛づくりに不可欠な黒こうじも絶滅したと思われていました。
泡盛の復活に尽力した一人、土屋實幸(さねゆき)さんは「あの戦争さえなかったら我々は二百年、三百年という古酒を味わうことができたのではないか。将来二度と戦争は起こさない平和な世をつくり、沖縄全体をクースの島にしていきたい」と語っています。(『沖縄戦と琉球泡盛』)
「伝統的酒造り」もまた日本の自然と文化を守るとともに、平和な日本であり続けることを求めています。
伊藤議員 「職員増で環境整備を」
子育て中の公務員について現行の1日2時間までの部分休業制度に加え、年間最大10日間の休暇を1日単位で取れる仕組みを創設し、どちらかを選べるようにする改正地方公務員育児休業法が24日の参院本会議で、全会一致で可決、成立しました。
日本共産党の伊藤岳議員は同日の参院総務委員会で、残された課題として、育児休業の取得対象となる子の年齢要件について常勤職員が「3歳に達する日まで」なのに対し、非常勤職員は「1歳に達する日から1歳6カ月に達する日までの間で条例で定める日まで」と差があることを指摘。2021年の人事院勧告報告でも「妊娠・出産や育児というライフイベントは、常勤か非常勤かという勤務形態によって変わるものではない」と言及していることを示し、不合理な格差を見直すべきだと求めました。
また、男性の育児休業取得率について、国家公務員43・9%(2022年度)に対し、地方公務員31・8%(同)と開きがあるのは、地方自治体の人員不足が要因だと指摘。日本自治体労働組合総連合が、他の職員へのしわよせを気にして育児休業を取得しにくいといった事態があるとしていることも紹介し、「男性職員が育休などを取得するためにも地方公務員の増員が必要だ」と迫りました。
村上誠一郎総務相は「適正な定員管理に努めることが重要」と答弁。伊藤氏は「育休制度の運用を実効性あるものにしていくには、職員の人手不足の解消をはじめとした職場環境の整備が求められる」と強調しました。
「しんぶん赤旗」2025年新年の紙面
新年大型企画
「激動の世界 希望ある未来 志位議長、大いに語る」(1日付)
「ジェンダー平等実現に踏み出そう 田村智子委員長×角田由紀子弁護士、新春対談」(3日付)
「さあ参院選、ワンチームで国会へ 共産党比例5氏座談会」(4日付)
「新しい政治プロセス」を前へ
- シリーズ「政治を前へ」 新しい国会で、くらしの現場で政治を前に動かす姿を追う
- 「軍拡政治に立ち向かう」 米国いいなりで突き進む異次元の軍拡の実態を告発
- シリーズ「資本主義の現在と未来」 凶暴さを増す新自由主義・株主資本主義を批判
- 「いま民青が元気です」 自民党政治の「二つのゆがみ」を学び、たたかう若者の姿を
戦後80年・被爆80年
- 「被爆80年 核兵器廃絶へ」 日本と世界で広がる草の根の運動を追います。核禁条約成立に貢献したオーストリア外務省のクメント局長のインタビューも
- シリーズ「戦後80年」 識者インタビューやシリーズ「空襲の跡を追う」、戦争を語り継ぐ取り組み、歴史問題の解決への活動など多彩に
くらしを守る・福祉を守る
- 能登半島地震から1年 伝統工芸の復興などに立ち上がる人々の姿に密着。被災者共同支援センターの活躍も
- 物価高騰を上回る賃金の実現へ 光る労組のたたかいを紹介
- 「世代間分断を打ち破ろう」など、社会保障を壊す政策を告発する企画を次々に
- シリーズ「再生エネの力」 再生エネの普及を通じた地域再生の取り組みに注目
世界の激動とたたかい
- ウクライナ戦争とガザの解決方向とともに、対話と包摂による平和への努力を探ります
- トランプ2期目の米国、韓国大統領弾劾の動きなど激動の背景にある国民のたたかいに注目
豊かな話題・多彩な紙面
- 学問・文化欄には、人気の現代詩作家・荒川洋治さんの新春エッセーや、ミュージカル俳優・土居裕子さんが登場。ピアニスト・小川典子さんの音楽エッセーがスタート
- 被爆者の医療相談にかかわってきた原玲子さんのオスロ訪問記。シリーズ「不登校34万人を考える」で学校、社会のあり方を探ります
- スポーツと戦争のかかわりを追うシリーズ「スポーツと平和」
新年号は特大30ページ
1日付は第1部22ページ、第2部8ページでお届けします。
第1部カラー企画 「能登1年 党輪島支部の不屈の奔走」/囲碁・将棋―新人王の記念対局/「再生エネ100% 龍谷大」
第2部 沖縄の心寄り添う音色 伝統文化・三線/気候変動とマヤ文明 謎に迫る/新潟・関川村の大蛇まつり/2025飛躍―大地真央さん、横浜流星さん、尾碕真花さんなど
「しんぶん赤旗」の引き続くご購読、ご協力をお願いします。