税金の累進論を述べてきましたが、住民税については触れませんでした。しかし、ご存知の方はご存知と思いますが、19年度から住民税は累進がなくなり10%一本となりました。住民税は戦後、昭和59年には、最高税率18%で14段階有りました。この経過から言って、結局長期的には高額所得者の税率が引き下げられ、その分、中低所得者が被ったことになります。短期的には色いろな事を言って誤魔化しできるかもしれませんが長期的スパンで見れば一目瞭然です。又住民税の税額は多くの市町村で、国保の料金と連動しており、その滞納者は保険証も取り上げる等の事も行われている事を鑑みれば、全くとんでもない話です。又先に投稿した所得税の問題と併せて考えると、この国の長期的方向は明らかに税収を中低額所得者に強化する方向にあることは間違いないところです。
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