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タイ・エアアジア 「予定通り5月に札幌便就航」

2015年04月01日 | タイのニュース

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タイ・エアアジア 「予定通り5月に札幌便就航」

国連の専門機関のひとつである国際民間航空機関(ICAO)がタイ航空当局に対し、「重大な安全上の懸念(SSC)」を示したことを受け、日本の国土交通省がタイの航空会社による日本路線の新規就航、便数や機材の変更、チャーター便などの認可を凍結した。

 タイ人の間で日本旅行は大ブームで、4月中旬のタイ正月(水かけ祭り)連休には日本各地へチャーター便が運航する予定だった。それだけに影響は深刻で、タイの航空各社は対応に追われている。

 マレーシアの格安航空大手エアアジア傘下のタイの中距離路線格安航空タイ・エアアジアXは3月31日、バンコク(ドンムアン空港)―札幌直行便(毎日1往復)を予定通り5月1日に就航すると発表した。5月1日―6月30日は予定通り運航し、7月1日以降の便については、国交省とタイ運輸省民間航空局が調整するとしている。7月1日以降の便を予約し、変更を希望する場合は、全額払い戻しや、5月1日―6月30日の間の便や他の日本路線への変更に、追加料金なしで応じる。

 タイ・シンガポール合弁の格安航空ノックスクートは日本へのチャーター便について、出資者であるシンガポールの格安航空スクートの機体で代用運航する方針。一部の便は運航を中止する。また、タイが「SSC」指定を受けたことで、韓国の航空当局から時間内に認可が得られないとして、5月就航予定のバンコク―ソウル線の航空券販売を中止した。

 タイ国際航空は31日、既存の日本路線の定期便は通常通りだが、4月11―15日に予定していたバンコクから小松空港、広島空港へのチャーター便が影響を受けると発表した。

 ICAOはタイ民間航空局から「SSC」指定解除に向けた是正措置の提出を受け、引き続き審査を行っている。

 日本側の措置について、タイのプラジン運輸相は30日、「早すぎるアクションで、がっかりした」と不満を示した。一方で、運輸省の職員を日本、韓国、中国、ドイツなどに派遣し、日本には措置の緩和を、その他の国には猶予を求める方針だ。プラユット首相は同日、この問題について、安倍首相と話し合ったことを明らかにした。

 日本を訪れるタイ人旅行者は過去数年急増し、2014年は前年比45%増、65万7600人と、国・地域別米国に次ぐ6位だった。今年1、2月も44%増、8万8800人と順調に伸び、特に北海道の人気が高まっていた。
  newsclip より




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