2015年9月18日、タイメディアによると、タイ北部チェンライにある白亜のワット・ロンクン仏教寺院で、今度は、中国人観光客の女性が古代衣装を身にまとって写真撮影をしたことで、寺院が激怒していると伝えた。
ワット・ロンクン仏教寺院は緊急記者会見を開き「中国人女性は寺院側に許可を取らずに写真撮影を始めて、著しく不適切なポーズをとった。全て見苦しく、常識を逸脱しており、タイを軽視している」と指摘。
「廟の前に腰を下ろして、美女が頬づえを突く様子を再現するようなポーズもとった。寺院側は何度も撮影を止めるように注意したが、女性は言葉が分からないふりをして、撮影を続行した」と訴える。
実は、この寺院では今年2月に、中国人観光客の拝観を半日間拒絶した。
情けない話だが、女性用のトイレの汚し方が尋常ではなく、想像を絶する使かい方が原因。半日間の拝観拒絶後、寺院では、中国人観光客がトイレを使用する場合に限り、必ずガイドが付き添い、それでも不測の事態が起きた場合は、ガイドが全責任を持つ確約付きで、中国人観光客の拝観受け入れを再開するという経緯があった。
中国人観光客のマナー問題は、数多く起こっているが、寺院が拝観を拒絶することは極めて珍しい。それは、犯罪者を悔い改めさせるような役割も寺院が担っているからだ。
ワット・ロンクン(ホワイト・テンプル)は、歴史は浅いが純白に輝く彫刻のように美しい寺院で人気があり、チェンマイからチェンライへバスで周遊するコースのほとんどに組み込まれている。
【編集:TY】 Global News Asia さん記事より