今朝雨戸をあけると、となりで飼っている猫2匹がなにやら一箇所を見つめている。
一匹は何かに驚いて飛び跳ねたようだ。
その何かはどうやら生き物のよう。
遠くて何かまではわからないが、力なくゆっくりと茂った草の中にに消えていくのがみえた。
気になって見に行くと、いつもなら逃げるはずの猫が全く逃げない。
何やら黒っぽい塊が見える。見慣れた模様がある鳥の羽。
キジバトのひなだった。
まだくるくるとしたひな毛がのこる、しっぽも生え揃っていないキジバトの幼鳥。
胸のあたりを裂かれていて、そのう(鳥の胃袋ね)がやぶれ、食べたものが見えている。
力なく座り込んで、口を少し開けて息をしている。
目はあいていた。
この傷ではいまここで猫から引き離しても助かる可能性は低い。
指でちょっとだけ頭を撫でてみた。動く様子もない。
鳥に触れても猫は逃げなかった。
取られるんじゃないかと気が気でなく、私を見張っていたんだろう。
かわいそうだけど、私にはどうすることもできない。
助けたところで苦しいのが長く続くだけかもしれない。
それにこれから会社だし、病院へ連れて行く時間もない。
そう自分に言い聞かせて、断腸の思いでその場を去った。
近くに高い木があり、昨日の風で落とされてしまったようだ。
気の根元は茂みなんだけど(ただ単に手入れしていないだけともいう)
猫に見つかり、引っ張り出されてしまったんだろう。
後で出勤前に見に行くとどこにも姿はなかった。
そこの目の前の家がもしかして助けたのか?と思った。
でも普通に女性がサッシを全部開けて掃除をしていたので、どうやら違うみたいだ。
猫を飼っているおうちの前を通ると、先ほどの2匹のうちの1匹がこちらを見ていた。
もう一匹が見当たらないのでその子が咥えて行ったのだろうか。
猫はそういう習性があるし、すぐに殺さずにしばらくいたぶるのもわかってる。
だけどいざ目の前にすると猫を悪者扱いにしてしまう。
キジバトだって、超すっかすかの巣を作ることも知っている。
以前やはり台風の日に、卵やひなが落ちたりしていた。
言い方悪いけどもうすこしまともな巣を作れないのかよ、と思うほど雑な巣。
そうでなくとも物置を壊すほどの風ではひとたまりもない。
あの木に巣があることに気づいていれば
台風のあとに見に行けたのに、とか
もう少し早く見つけてあげることができたらなど
たらればをいくら連ねても無駄なことはわかっているのに
何故か考えてしまう。
キジバトの頭はとっても暖かかった。
人が介入していいところってどこまでなんだろうね。
一匹は何かに驚いて飛び跳ねたようだ。
その何かはどうやら生き物のよう。
遠くて何かまではわからないが、力なくゆっくりと茂った草の中にに消えていくのがみえた。
気になって見に行くと、いつもなら逃げるはずの猫が全く逃げない。
何やら黒っぽい塊が見える。見慣れた模様がある鳥の羽。
キジバトのひなだった。
まだくるくるとしたひな毛がのこる、しっぽも生え揃っていないキジバトの幼鳥。
胸のあたりを裂かれていて、そのう(鳥の胃袋ね)がやぶれ、食べたものが見えている。
力なく座り込んで、口を少し開けて息をしている。
目はあいていた。
この傷ではいまここで猫から引き離しても助かる可能性は低い。
指でちょっとだけ頭を撫でてみた。動く様子もない。
鳥に触れても猫は逃げなかった。
取られるんじゃないかと気が気でなく、私を見張っていたんだろう。
かわいそうだけど、私にはどうすることもできない。
助けたところで苦しいのが長く続くだけかもしれない。
それにこれから会社だし、病院へ連れて行く時間もない。
そう自分に言い聞かせて、断腸の思いでその場を去った。
近くに高い木があり、昨日の風で落とされてしまったようだ。
気の根元は茂みなんだけど(ただ単に手入れしていないだけともいう)
猫に見つかり、引っ張り出されてしまったんだろう。
後で出勤前に見に行くとどこにも姿はなかった。
そこの目の前の家がもしかして助けたのか?と思った。
でも普通に女性がサッシを全部開けて掃除をしていたので、どうやら違うみたいだ。
猫を飼っているおうちの前を通ると、先ほどの2匹のうちの1匹がこちらを見ていた。
もう一匹が見当たらないのでその子が咥えて行ったのだろうか。
猫はそういう習性があるし、すぐに殺さずにしばらくいたぶるのもわかってる。
だけどいざ目の前にすると猫を悪者扱いにしてしまう。
キジバトだって、超すっかすかの巣を作ることも知っている。
以前やはり台風の日に、卵やひなが落ちたりしていた。
言い方悪いけどもうすこしまともな巣を作れないのかよ、と思うほど雑な巣。
そうでなくとも物置を壊すほどの風ではひとたまりもない。
あの木に巣があることに気づいていれば
台風のあとに見に行けたのに、とか
もう少し早く見つけてあげることができたらなど
たらればをいくら連ねても無駄なことはわかっているのに
何故か考えてしまう。
キジバトの頭はとっても暖かかった。
人が介入していいところってどこまでなんだろうね。
すべてを助けることができないがためにどちらかに不幸な思いをしてもらう。
つまり自分が助けたいものしか助けることができないということ。
それは傲慢であり、偽善でもある。
けれど悼むことは誰しもが平等に行えること。
なので私もキジバトちゃんの冥福をお祈りします。
うちの実家にもよくキジバトが巣をつくってましたが、ほんとに無防備な巣で、猫や蛇に狙われて結局ダメだったようです。
小学校のドバトなんて非常階段に松葉を数本置いたような巣で、あきれたことがあります。
感情ほど定義があいまいな線引きはないですね。
これがゴキブリやセミなら助けようと思わないのに。
助けたいものしかたすけない。これ完全ひいきでエゴなのだろうなと思います。
願わくは持ち帰った戦利品を飼い主さんがみて、猫を誉めた上で手厚く葬ってくれていたら…と思います
みてしまうとなかなか運が悪かったですまないような気持ちになってしまいますね、どうしても。
今まで存在すら知らなかったのに情がわくのは鳥好きだからもあるのかな、なんて。
ドバトもキジバトもなんであんな巣作りへたなんでしょう。
見てる方が不安になるようなあばら屋だし。
話が少しずれるかもしれませんが、高校時代の先輩が怪我をおった犬(酷い怪我だったのだと思いますが)を保護し、獣医さんに見せたところ・・・残念な事に・・・された・・・そうです。その方が犬にとって幸せだと!言われたらしいのですが・・・とてもショックを受けておられました(自分を随分責められたのでしょうね・・・)
・・・全てが自然の「いとなみ」のなかで展開されてることなのでしょうが・・・時には、とても残酷と思える出来事に出会ってしまいますね・・・切ないです・・・☆
ヒナはとっても可哀想で切なくなります(*^_^*)
助かると思って連れて行った病院でまさかの展開じゃあ・・・
自然の営みから人間がどんだけ離れた生活しているかよくわかりますね。
助けたところで、苦しいのや痛いのがずっと続くようでは、本当に動物のためになっているのか。
お医者さんはそれを言っていたんでしょうけど切ないです。
ヒナ、大人に比べたらまだ小さくて飛ぶことができず
逃げきれなかったようです。
可哀想ですがこれもまた運命なのだろうなぁと、ため息ついて家に戻りました。
以前に、ドバトがすごく弱っていて苦しそうにもがいていたのですが
結局助けられなかったのを覚えています。どうしたらよかったのか。
今でもわかりません。
そうでなくとも弱っている動物を今目の前にして、何もしてあげられない不甲斐なさを痛感します。
答えはないのかもしれないし、何もしないのが答えかもしれないし、難しい線引きです。
でもこれが現実なんですね。
私も見守ることしかできなかったと思います。
ずっと見てるだけだとさらに辛くなりそうだったので、思いきって背を向けるしかありませんでした。
猫が小鳥を襲うのも習性なんだし。
ただ、飼い猫は食べる為ではないだろうから、残酷に感じますね。
まして命のぬくもりを感じてしまった丸底さんは辛いでしょうね。
手を出せなかった事を責めないでください。
別段罪悪感を感じることではないのに。
触った時に温かかったのがやけに残っちゃったのもあります。
あとあと、助けられなかったのもそうですけど、触ったことで余計に怖がらせちゃったかなぁ・・・と反省しました。
ああした方が良かったか、他に方法がなかったか。
そうして思い巡らせることに意味があるんですって。
助けたいものだけを助ける
助けられるときだけ助ける
それでいいと思います
物事を両方の立場から考えようとする丸底さん、とっても素敵です
猫も好きなので、完全悪者扱いはしたくないのですが
やっぱりこういうシーンだとどうしてもね・・・・・・
なるべく量者の立場から見ようと努力したものの、気持ち的に難しかったですね正直。
多分、それでいいんだろうな、手出しはしなくて正解だったんだろうなと思っています。