TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

bizarre guitar TIB風

2024-06-15 08:48:47 | 楽器
bizarre ( adj. ) very strange or unusual , especially so as to cause interest or amusement

ビザールギターとは、一般的には1950-70年代に、Gibson、Fender、Gretsch、Rickenbackerなどの有名メーカー以外が作った独特なギターのことですが、ここではあくまで珍妙なと言う意味で。



まずは、ゴンザレス家で押し入れに隠れているギターたち

其の壱

YAMAHAです。SGに似てますが、ダブルカッタウェーが上下長さが違ってます。ヘッド拡大してみると、SF(Super Flighter)1000と読めます。1977年から1982年まで生産されたレアなギターです。SF500 700 1000 5000 7000と多彩なラインアップ。基本はGibsonレスポールを踏襲した、2ハム、セットネックながら24フレットを採用。画像検索すると、形もピックアップも材も色々作られたみたい。この形はいいね。オールジャンルに対応でき、スタジオミュージシャン界隈で人気だったとか。Charも弾いてたことがあるらしい。
「1980年製。GibsonSGににて弾きやすかった。ボディの丸スイッチでバイサウンドが出せる優れもの。楽器屋さんウロウロしていて気に入って衝動買い。」
Japan Vintageだな。これはちゃんと整備して、弾きましょうよ!!


其の弐

うー、これまたビザールな、、、。CASIO PG 380。ボディーはアルダー、ネックはメイプル、指板はエボニー。ブリッジはFRTタイプでアームが付く。シングルPUはヴィンテージっぽいサウンド、リアのHBはパワフルでサスティーンも効く(との評あり)。シンセ部はLEDディスプレイと12個のスイッチ搭載。俺には絶対使いこなせんな。プログラムチェンジ、クロマティック・チューナー、オクターブ出力に対応。プリセット音は64種類。ROMカードで192種まで拡張可能。ますます俺には無理。広告に渡辺香津美が起用され、彼の音色もROMカードで発売された。定価はなんと238000円。重量は4.5キロ越え!!。
「バンドにキーボードいなくて、シンセサイザー音ほしくて購入した。今は壊れてホコリかぶってる。」
調べてみると、もうメーカーの補修は望めないとのこと、、(涙)。床の間に飾りますか。


其の参

コレは見たことあるギターかな!?
「高校3年製の時に、お年玉や小遣いためて買った。TURIPのコピーばかりやってた頃で、Gibson335に憧れて。」
かわゆいねー(笑)。GRECO SA-550 、1974製。当時はフジゲン楽器が造ってたのかな?またまたジャパンビンテージやん。セミアコって書いてるけどセンターブロックなくて(コスト削減のため?)ほぼフルアコらしい。ブリッジとピックアップの間に30mm角の棒がある。おお、その棒見てみたい。珍しい!ビザールだな。

棒の画像見つけた!!な〜るほど。



お次はnanaの屋根裏部屋で見つけたやつ。


Gibson firebird が、なぜビザール?とお思いの方も多いかと。しかしコレはGibson RD standard。元々は1977年に発売された、ムーグと共同開発したモデルだが、2年と言う短命に終わる。モデルは artist(イコライザー、コンプレッサーなど搭載)、custum(イコライザーのみ)、standard(普通のパッシブ回路)があった。2007年にstandardがシルバーバーストで400本限定で再販。2009年には日本でスタンダードがリイシュー。ネック短くなり、ボディ、ネックはメープルからマホガニーへ変更、コントロールノブが一つに。PUはHB2個。事変のライブで椎名林檎が弾いてたので有名に(RD artist だな)。林檎ファンの次女のために購入(が興味なし、、涙)。


ちなみに Gibson Firebird はコレ。持ってないけど、、、。

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昔の投稿読んでたら

2023-12-15 08:03:25 | 楽器
第一回目の楽器コーナーで、「YAMAHA弾いてます。また紹介します。」みたいなコメントがありました。
今回はそのYAMAHAを紹介!



YAMAHA L31A 後期モデル。1981年。トップはスプルース、サイド・バックはハカランダ、指板・ブリッジはエボニー、ネックはホンジュラスマホガニー、ノンスキャロップドXブレーシングという仕様です。材故に、うちのアコースティックギターでは最重量級。ヘッドにはNippon Gakkiのプリント、ベッコウ柄のピックガード・トラストロッドカバー、トップのカラーはブラウンティンティッド、と見た目も最近のLシリーズとはちょっと違ってます。写真が下手で全体が真っ黒に飛んじゃってますが。昔、長渕剛が弾いていたとか(後期モデルかどうかは知りませんが)。インナーラベルにT.Nakamotoの直筆サインがあります。あのTerry's Terryのテリー中本氏です!カスタムメイドギターを日本に根付かせた屈指のギターデザイナー。まだこの頃はYAMAHAにいたのですね。
音色ですが、YAMAHAならではの煌びやかな感じに、ハカランダの重厚感も併せ持ってます。譲り受けてすぐにMI-SIの充電式アコースティックギター用アンダーサドルピックアップをつけて、ライブでも弾いていました。家ではスタンドに立てかけてあり、いつでも弾けるようになっています。


ストラップピン無いので、座って弾いてます。ついてても当時は立って弾けなかったな(笑)。

いいのがあった!
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また Hummingbird ?

2023-12-12 16:30:47 | 楽器
 先日、8月ライブの打ち上げ以来、TIBメンバー全員集合!で焼肉忘年会。二次会でB♭でセッション。ゴンザレスは残業で途中からアルコールなし参加。今年中にセトリ決めて、Nanaの新曲弾き語り配信して、個人練習開始。年明けから本格的練習にということに。考えてみれば後2ヶ月もないぞ。ちょっと焦ってきた。

 今回はNanaの愛器紹介。ゴンザレスのHummingbirdに憧れて(ははは、みんな憧れ)手に入れた、Gibson Hummingbird Custom cherry sunburst。 今は閉鎖してしまったKalamazoo工場製で、シリアルナンバーから1974~75年かな。50歳に近い。サイド&バックはマホガニー、ネックは3ピースのマホガニー、トップはスプルース。



 ゴンザレスとかぶるので、未だライブで弾いたことなし(ってゴンザレスにも秘密のやつ 汗)。家でジャキジャキ弾いている。よーく見るとインレイがブロック!調べてみると70年代にこのタイプが作られたらしい。かぐや姫の正やんがライブアルバムで抱えてるやつ。ブリッジはボトムベリーでまるで逆さまに貼り付けたみたい。ピックガードは少し透けた飴色。音色はこれぞGibson、枯れたいい音、倍音はなし。
 ある友達の持ち物だったけど、目をつけてた。時々出しては見せびらかすのだが、その友達が弾くとホールにピックが当たり削れる。いつか俺の物、傷モノにしてはなるものかと、ホール下方にアルミホイールでカバーをする事思いつく。行くたびにちょっと待てと、アルミホイールをつけるんで、嫌気がさして譲ってくれた(笑)。粘り勝ちの一本だ。

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思い出の『B♭』

2023-11-15 11:02:45 | 楽器
えー『B♭』が閉店!?足元がぐらぐらと揺らいだ。
10年以上前の話、まだ『MORE』が都街にあった頃。僕らは意味もなく月に何度もたむろしていた。とある日客足が途絶え、師匠・三浦公資さんが「ななちゃん、今日は他流試合に行こう!」と唐突なお言葉。二人で向かいのビルへ向かった。僕は『MORE』の壁に打ち付けられた、チューニングもままならぬウクレレを持って。
『B♭』と書かれた店のドアを押した。いかにも押さえにくそうなコードが頭に浮かび敷居の高さを感じた。カウンターの向かいにはJBLの大きなスピーカーが見下ろし、その下のドラムセット、右にはグランドピアノ、中央にはギターの弾き語りスペースがあり、Martin D-35とOvationのガットギターが立てかけてある。威圧感半端ない。公資さん「やあなべちゃん、久しぶり。ちょっと歌わせて。」と軽いノリ。マスターの伴奏でシャンソンを高らかに歌い上げた。「次、ななちゃんどぞっ」って、こんなウクレレじゃあ、、、と青くなった。これが僕の『B♭』デビュー。
マスターは三揃いも凛々しい。渡部信一と書かれた名刺を頂いた。落ち着いてその顔をみた。『マスター、以前どこかでお見かけしたような?』『はい、昔『五線紙』でバンドやってました。』なるほど学生の頃、先輩たちに連れられて行った記憶が蘇る。流行の楽譜もない歌リクエストしては嫌がられた思い出が蘇る。
『MORE』はその後由布の山奥へ引っ込み、変わって『B♭』が僕らのたまり場になった。ゴンザレスとの新曲の練習はここ。真由美ちゃんの送別ライブもやった。僕の弾き語り修練の場所でもあった。夜遅くまでマスターと音楽談義をした。マスターはゴンザレスのギターのファンだ。僕にもいろいろアドバイスをくれた。第二の師匠だ。グランドピアノ弾いてる金髪のおじさんが、本物の小室哲哉だったことも(笑)。壁に吊るされた青いGodinのエレガットを強引に買ったの僕だ。走馬灯のようにここでの出来事が脳裏を駆け巡る。
先月、年内で『B♭』が閉店すると衝撃のニュース。油断していた生温い人生に激震だ。最近のなべさん(と親しみこめて呼ばせて師匠)キツそうだったなと今更ながら、、、。早速さとゆと駆けつけた。どんなに笑っても引きつってしまう。悲しい。左の壁のマスターの愛機Gibson ES-175が無いのに気づく。「楽器も断捨離よ」と寂しげ。「あいつも売るの?」と指差す先には、マスターが『Tears in Heaven』を弾いてくれた、Martin 000-28EC。「あれも買いたいお客さんがいて、、」みなまで言うな!「なら僕が買う!」って経緯で、我が家へやってきた。


2000年製のMartin 000-28EC。言わずと知れた、人気のクラプトン・シグネチャーモデル。通常の000-28とは異なるグロス仕様。000サイズのバランスの良さに加え、ヴィンテージスタイルの芯がありながら柔らかくきらびやかなサウンド。
師匠が東京の楽器屋巡って、厳選した一本とのこと。
毎日ひいても飽きず、長時間引いても疲れません。師匠への敬意と感謝を捧げます。

Top:Solid Spruce
Top Bracing Pattern:Forward Shifted X Brace
Brace Shape:Scalloped
Brace Material:Sitka Spruce
Back Material:East Indian Rosewood
Side Material:East Indian Rosewood
Neck Material:Genuine Mahogany
Neck Shape:Modified V
Neck Taper:Standard Taper
Fingerboard Material:Ebony
Scale Length:24.9"(632.5mm)
Fingerboard Width at Nut:1 3/4''"(44.5mm)
Bridge Material:Ebony

オプションでFISHMAN Rare Earth Blend Soundhole Pickup
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ゴンザレスの愛器

2023-11-14 08:06:41 | 楽器
2012年以来のゴンザレスの楽器紹介。前回は画像なかったので改めてかな。



ゴンザレスといえばこれ!Gibson ES335、79年製。
『メイプルのネックでかなりソリッドというかタイトなサウンドを持ってます。生鳴りは大きくなく、プラグインしても弾力のあるホロー感は決して豊とはいえません。Series Ⅶピックアップはパワーのあるピックアップで、どんな音をこの335で出そうとしているのか彷徨ってるギターです。そんな335ですが、タイトにクランチしたサウンドには惹かれるものがあります。非常にニッチなシーンで活躍するギターです。』と我々には到底わからないコメントもらいました。やはりこの楽器への思い入れは僕の想像を超えています。
『42年前に初めての給料で買ったギターです。チューリップのリードギター安部俊幸に憧れて買いました。』
そうです多くのギターレジェンドが使用する名機です。1958年(何とnanaの生まれた年!)にGibsonから発売された、商業用としては世界初のセミアコースティックギター。70年代これを弾くラリー・カールトンのカッコ良かったこと。僕とゴンザレスが出会った頃、チューリップのカバー曲での演奏が思い出されます。僕の遅い音楽スタートの頃の音色です。原点です。
『ボディーが空洞のためアンプを通すとハウリングを起こすのですが、迫力がある割に甘い音出す優れものです。今でもライブで使用しています。』僕が曲作る時、頭の中で鳴っているのはこの335の音です。



最近ライブではこれ弾いていることが多いですね。みなさんお馴染みのギターです。P-ProjectブランドのPAW4。日本を代表するフージョンバンド『PRISM』のギタリスト和田アキラのシグネーチャーモデル。P-Projectは80年代に神戸の西條八兄氏によって立ち上げられた国産ハイエンド系のブランド。当初はオーダーメードだったはず。
『珍しい”S-S-H-S"というピックアップ配列が特徴で、多彩なサウンドバリエーションをアウトプットしてくれます。』
PUはEMG SAが3機、EMG 85が1機搭載されています。
『約40年前に購入しました。この頃はフージョンにハマっていて、この和田アキラモデルはカラッカラのシングルサウンドからスイッチ一つでハムバッカーサウンドが出せる優れものです。』
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