TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

次回ライブ 2月10日(土曜日)

2023-11-28 07:33:38 | ライブ情報
25年間、一度も欠かすことなくやってきた12月ライブですが。今回は延期です。単純に僕の仕事の都合です。夏ライブ中にも告知したのですが、みんなあるものと思ってくれてたみたいで、問い合わせがありました。すいません!僕も油断してました。しかし『帰る場所』作るために始めたバンドとしては冥利に尽きます。次回は年が明けて、2月10日土曜日です。寒がりの僕は、例年であれば冬眠している時です。皆さんよろしくお願いいたします。うーん、でもいざ決めてしまうとなんか寂しい。

「おりが聴いてやるから、早く新曲作れ!」ってまめ眠そうだけど。

巣を作って、冬眠しました(笑)
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思い出の『B♭』

2023-11-15 11:02:45 | 楽器
えー『B♭』が閉店!?足元がぐらぐらと揺らいだ。
10年以上前の話、まだ『MORE』が都街にあった頃。僕らは意味もなく月に何度もたむろしていた。とある日客足が途絶え、師匠・三浦公資さんが「ななちゃん、今日は他流試合に行こう!」と唐突なお言葉。二人で向かいのビルへ向かった。僕は『MORE』の壁に打ち付けられた、チューニングもままならぬウクレレを持って。
『B♭』と書かれた店のドアを押した。いかにも押さえにくそうなコードが頭に浮かび敷居の高さを感じた。カウンターの向かいにはJBLの大きなスピーカーが見下ろし、その下のドラムセット、右にはグランドピアノ、中央にはギターの弾き語りスペースがあり、Martin D-35とOvationのガットギターが立てかけてある。威圧感半端ない。公資さん「やあなべちゃん、久しぶり。ちょっと歌わせて。」と軽いノリ。マスターの伴奏でシャンソンを高らかに歌い上げた。「次、ななちゃんどぞっ」って、こんなウクレレじゃあ、、、と青くなった。これが僕の『B♭』デビュー。
マスターは三揃いも凛々しい。渡部信一と書かれた名刺を頂いた。落ち着いてその顔をみた。『マスター、以前どこかでお見かけしたような?』『はい、昔『五線紙』でバンドやってました。』なるほど学生の頃、先輩たちに連れられて行った記憶が蘇る。流行の楽譜もない歌リクエストしては嫌がられた思い出が蘇る。
『MORE』はその後由布の山奥へ引っ込み、変わって『B♭』が僕らのたまり場になった。ゴンザレスとの新曲の練習はここ。真由美ちゃんの送別ライブもやった。僕の弾き語り修練の場所でもあった。夜遅くまでマスターと音楽談義をした。マスターはゴンザレスのギターのファンだ。僕にもいろいろアドバイスをくれた。第二の師匠だ。グランドピアノ弾いてる金髪のおじさんが、本物の小室哲哉だったことも(笑)。壁に吊るされた青いGodinのエレガットを強引に買ったの僕だ。走馬灯のようにここでの出来事が脳裏を駆け巡る。
先月、年内で『B♭』が閉店すると衝撃のニュース。油断していた生温い人生に激震だ。最近のなべさん(と親しみこめて呼ばせて師匠)キツそうだったなと今更ながら、、、。早速さとゆと駆けつけた。どんなに笑っても引きつってしまう。悲しい。左の壁のマスターの愛機Gibson ES-175が無いのに気づく。「楽器も断捨離よ」と寂しげ。「あいつも売るの?」と指差す先には、マスターが『Tears in Heaven』を弾いてくれた、Martin 000-28EC。「あれも買いたいお客さんがいて、、」みなまで言うな!「なら僕が買う!」って経緯で、我が家へやってきた。


2000年製のMartin 000-28EC。言わずと知れた、人気のクラプトン・シグネチャーモデル。通常の000-28とは異なるグロス仕様。000サイズのバランスの良さに加え、ヴィンテージスタイルの芯がありながら柔らかくきらびやかなサウンド。
師匠が東京の楽器屋巡って、厳選した一本とのこと。
毎日ひいても飽きず、長時間引いても疲れません。師匠への敬意と感謝を捧げます。

Top:Solid Spruce
Top Bracing Pattern:Forward Shifted X Brace
Brace Shape:Scalloped
Brace Material:Sitka Spruce
Back Material:East Indian Rosewood
Side Material:East Indian Rosewood
Neck Material:Genuine Mahogany
Neck Shape:Modified V
Neck Taper:Standard Taper
Fingerboard Material:Ebony
Scale Length:24.9"(632.5mm)
Fingerboard Width at Nut:1 3/4''"(44.5mm)
Bridge Material:Ebony

オプションでFISHMAN Rare Earth Blend Soundhole Pickup
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ゴンザレスの愛器

2023-11-14 08:06:41 | 楽器
2012年以来のゴンザレスの楽器紹介。前回は画像なかったので改めてかな。



ゴンザレスといえばこれ!Gibson ES335、79年製。
『メイプルのネックでかなりソリッドというかタイトなサウンドを持ってます。生鳴りは大きくなく、プラグインしても弾力のあるホロー感は決して豊とはいえません。Series Ⅶピックアップはパワーのあるピックアップで、どんな音をこの335で出そうとしているのか彷徨ってるギターです。そんな335ですが、タイトにクランチしたサウンドには惹かれるものがあります。非常にニッチなシーンで活躍するギターです。』と我々には到底わからないコメントもらいました。やはりこの楽器への思い入れは僕の想像を超えています。
『42年前に初めての給料で買ったギターです。チューリップのリードギター安部俊幸に憧れて買いました。』
そうです多くのギターレジェンドが使用する名機です。1958年(何とnanaの生まれた年!)にGibsonから発売された、商業用としては世界初のセミアコースティックギター。70年代これを弾くラリー・カールトンのカッコ良かったこと。僕とゴンザレスが出会った頃、チューリップのカバー曲での演奏が思い出されます。僕の遅い音楽スタートの頃の音色です。原点です。
『ボディーが空洞のためアンプを通すとハウリングを起こすのですが、迫力がある割に甘い音出す優れものです。今でもライブで使用しています。』僕が曲作る時、頭の中で鳴っているのはこの335の音です。



最近ライブではこれ弾いていることが多いですね。みなさんお馴染みのギターです。P-ProjectブランドのPAW4。日本を代表するフージョンバンド『PRISM』のギタリスト和田アキラのシグネーチャーモデル。P-Projectは80年代に神戸の西條八兄氏によって立ち上げられた国産ハイエンド系のブランド。当初はオーダーメードだったはず。
『珍しい”S-S-H-S"というピックアップ配列が特徴で、多彩なサウンドバリエーションをアウトプットしてくれます。』
PUはEMG SAが3機、EMG 85が1機搭載されています。
『約40年前に購入しました。この頃はフージョンにハマっていて、この和田アキラモデルはカラッカラのシングルサウンドからスイッチ一つでハムバッカーサウンドが出せる優れものです。』
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