研修＋打合せ＝サービス残業

KT提案研修に参加。講師の人の好意で５時前に終了。たまには早くお帰り下さいとの好意であったが研修後、５時過ぎに打合せが始まる予定がメンバーが遅れ１時間半程ぶらぶら状態。６時半に打合せ開始で提案内容が形作られたのは９時過ぎ。
KT提案についてうんちくをたれると社会心理学者のケプナーと社会学博士のトリゴーにより欧米の一流企業や軍隊のトップに会い、その思考プロセスを抽出し、分析、構成して体系づけたのがKT法でこのKT法を提案に応用したのがKT提案です。
なんか難しそうな気がしますが簡単に言えば昼食を食べようと思った時に店選びで決める条件を幾つも考え、MUST(必ず）とWANT（できれば）に別け、優先順位や重み付けをして決めるということ。ラーメン屋、中華屋、定食屋があったとしてMUSTがおかわり自由であったら、おかわりができない店は候補から消え、WANT項目の優先度（W）と選んだ店の達成度（S）を評価してW×Sのポイント合計で最終的に店を決めるとなります。
具体的に言うと昼食の店を決める時にラーメン屋、中華屋、定食屋で考えると
MUST
1.ご飯おかわり自由
2.予算は800円以下
WANT
1.会社から歩いて10分以内(W=10)
2.あたたかいもの(W=8)
3.肉も食べてみたい(W=5)
であった時に各提案の実現度を横に書いて（表にして）いきます。
MUSTの１に対してラーメン屋（×）中華屋（○）定食屋（○）
MUSTの２に対してラーメン屋（○）中華屋（○）定食屋（○）ならばMUST1が×のラーメン屋は候補から消えます。
次にWANT1で中華屋が５分、定食屋10分ならば感覚で構わないので中華屋の達成度を10として定食屋を5としてそれぞれの評価点は10×10で100点、10×5で50点とします。WANTの２、３も同じように比較して評価点を計算して合計点数で高い方が選ばれる店となります。こんな事を人は意識するかしないかに関わらず行っているそうです。
今日は○○が食べたい！！といったMUSTだけで決めていたり、誰かが言い出して店を決める事は多いとは思いますが・・・。