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朝夷奈切通を久しぶりに散策しようと思いついて出発。
以前は、鎌倉駅からひたすら歩いたんですが今回はちょっと楽して杉本寺まではバスを利用。
あいかわらず鎌倉駅には観光客が多いです。
JR横須賀線で鎌倉駅に到着するとホームにあふれる人・人・人です。
遅々として進まない人の流れに乗り改札を抜けバスに乗り込みましたが満席で座席脇に立つ人もたんくさん。
バスの外を眺めると二の鳥居から八幡宮までの道すがら多くの観光客がいます。
気候も良いので出掛ける人が多いんですね。
バスに乗り10分程で杉本寺。拝観料は200円。
以前に訪れた時には本堂内の拝観はできなかったんですが、中に入り御本尊である十一面観音像を拝む事ができました。
ただ、薄暗く離れた場所からですのでご尊顔を拝すことは・・・。
名物の石段の苔は少し乾き気味。
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杉本寺から歩いて5,6分程で鎌倉五山第五位の浄妙寺。
本堂の裏手の高台には石窯ガーデンテラスという石窯で焼いたパンを提供するカフェ&レストランがありますが、今回は五山めぐりではないのでパス。
目的は山門右脇の奥へ続く道の先にある鎌足稲荷。
鎌倉五山めぐりをした際に訪れた事があるんですが、鎌倉の地に藤原鎌足に由来する稲荷社。
由来を確認するために再訪です。
問い合せる人が多いのか、道々に案内の看板。
階段の登り口にも親切なほど案内板。
左側が山の斜面、右側は民家。
入り口から数メートル進むと左手斜面へ伸びるひと一人が通るくらいの細い急な石段。
石段を上った先が鎌足稲荷社。
由緒によると「大織冠藤原鎌足公は乳児の時、稲荷大神さまから鎌を授けられ、以来、常に
お護りとして身につけ、大神さまのご加護を得られました。
大化元年(645)中大兄皇子(後の天智天皇)らとの協力のもと蘇我入鹿を討って
大願を成就された鎌足公は、翌大化2年(646)東国に向かわれ、相模国由井の里に
宿泊されました。
その夜、「あなたに鎌を授けて、守護してきたが、今や入鹿討伐という宿願を
なし遂げたから、授けた鎌を我が地に奉納しなさい」との神告があり、お告げのままに
鎌を埋納し、祠を営んでお祀りしたのが、当神社の始まりです。
鎌倉の地名は鎌足公が鎌を埋納したことによるとされています。
「お稲荷さま」というとキツネをイメージする人がいますが、キツネは稲荷大神のお使いであって、
稲荷大神そのものではありません。」
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鎌足稲荷社で由来を確認したので次に行こうと来た道を戻る途中に左手に石段があり、
その先に観光客のような地元の人のような服装のおじさんが立っており、見てみると
解説板のようなものが・・・。
時間もありますし、気になったのでおじさんが移動したあとに行ってみると石碑と小さな社。
解説を読んで見るとこの場所は本寂堂と呼ぶらしく、仏・法・僧の三宝を守護する三宝荒神をご祭神として祀っているそうです。
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メイン通りに出て、道端の石碑や石柱、石仏を眺めながら明王院へ。
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正式名称は飯盛山寛喜寺明王院。
創建は嘉禎元年(1235年)で鎌倉幕府の四代将軍藤原頼経が、将軍の祈願寺として建立したそうです。
幕府の鬼門の方角にあたるため、鬼門除け祈願寺として本尊の五大明王が大きなお堂に祀れているそうです。
境内は撮影禁止と小さな板に書かれていたのでここでの撮影はなし。
毎月28日には護摩法要が行なわれ、誰でも本堂に入る事ができるそうです。
どんな本堂か気になる方は明王院さんのサイトでご確認下さい。
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明王院の境内は狭く、うろつくのも不審者扱いされそうなので早々に退出。
通りに戻り、明石橋手前の道路と川沿いの公園の間の空き地に石仏・石柱群。
辻や境に庚申塔などがありますが、道路拡張や宅地造成で一箇所に集められる事が多いのでこの場所もそう言ったものなのでしょうかね。
ここから先は交通量の割に狭い歩道がより一層狭くなるので対向者には注意が必要です
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次に訪れたのが、光触寺。
寺号は岩蔵山 光触寺。
山門をくぐると参道左手には墓地とずらりとならんだ仏像。
本堂は左に曲がった先にありますが、曲がり角に一遍上人像と塩嘗地蔵があります。
この塩嘗地蔵は元々金沢街道に安置されており、六浦の塩商人が鎌倉市内に商売に行くたびにお地蔵さんに塩をお供えしていて、帰りに見ると塩がなくなっていたことから塩嘗地蔵と呼ばれるようになったそうです。
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光触寺山門を出て右へ折れ、住宅街の細い道を抜けてメイン通りへ。
川沿いに遊歩道が整備されており少しの間ですが、人とのすれ違いや車に心配せず、安心して歩く事ができます。
遊歩道が終わったところで右奥へ進めば朝夷奈切り通し。
バス停のある交差点で信号のある横断歩道を渡って反対側にある十二所神社へ寄り道。
小高い山の中腹、石段を上った先に神社があります。
神社、本殿の裏は切り立った崖。
崖の一部をくり抜いた櫓があり、中には石で組まれた社が2基。
少し涼んだあと、もと来た道を戻り、横断歩道を渡って案内表示に従って切り通しへ。
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血洗い川に沿って進んで行き、徐々に民家が途絶え電線もなくなって少し進むと見えて来る分れ道。
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ここからが目的の朝夷奈切り通し。
鎌倉七口と呼ばれる切り通しの多くが拡張され、足元が舗装される中、中世の雰囲気を残している道です。
前回来た時は雨上がりの後に来たので道全体にあふれ流れる水の中を歩いて、沢道を歩いているような気分を味わいましたが、今回も所々、道を横切るように水が流れてました。
岩山を切り崩した往時の大変さを想像しつつ、金沢湊から鎌倉へ荷物を運んだ商人の苦労を偲びつつのんびり歩きました。
ちょうど切り通しを登りきったあたりの崖の鎌倉側に崖を削って描かれた仏様。
この先、両脇の切り立った崖の間を抜けるのですが、足元に市境を表す標柱。
横浜側に入って右手、山を登って行く方向に熊野神社の道標。
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今回は途中までバスで移動して体力を温存したので、どのくらいの距離かは判らなかったんですが、寄ってみる事にしました。
先を歩いている人がいたので、その人を目印に山道を進んで行きました。
こんな舗装路もない山の中なので小さい社の神社かと思っていたんですが、
新しくかなり立派な社の神社。
人力で資材を運んだか、クレーン?ヘリコプター?
どちらにせよ予想外でした。
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簡単ですがお参りもしてもと来た道を戻り、崖の切り崩した跡を確認し、環状4号朝比奈を目指して一踏ん張り。
とはいってもなだらか下り道ですので、周りの景色を眺めながらのんびりと下山。
横浜横須賀道路の高架橋の下をくぐって切り通し出口手前の石仏・石柱群を眺め切り通し散策は終了。
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環状4号に出たところでバス停があり、そのままバスに乗って京急金沢八景駅を目指しても良かったんですが、前回バスに乗ってバスから撮影してちゃんと確認をしていなかった崖の壁面に彫られた磨崖仏、鼻欠け地蔵をちゃんと撮影するためにもう少し徒歩で移動。
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環状4号の両脇にはかなり民家も増え、開発と言う名前の破壊が行なわれていないか心配しながら歩いて行き、崖崩れ防止なのかコンクリートで補強されている崖を見ながらなくなっているのかと一瞬思ったんですが、なんとか保存されていました。
ただ、長い年月による風雨の浸食からか輪郭と説明書きによりなんとかそうなのかなと判別できる程度。
孫、子の代にはなくなっているかもしれませんね。
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大道中学校前のバス停からバスに乗り京急金沢八景駅へ。
遅めの昼食をとも思ったんですが、駅への道すがら店を探しますがコレといった店もなかったのでそのまま帰路へ着き横浜で昼食。
天気も良く、涼しい風が吹く散策日和の日。
明日は天気が不安定らしいので、水槽の清掃予定。
今回もプラスオートムービー機能を使って動画を作成しました。
朝夷奈切り通し散策
日時:2013年5月18日 10:53:01 ~ 13:35:24
所要時間:2時間42分23秒
平均速度:2.5km/h