先週末
国立国際美術館に行きました。
当日は横尾忠則氏と美術館長との対談がおこなわれる日。
対談に参加するための整理券は
早くに配布が終了したらしく
私は会場に入ることが出来ませんでした。
美術館の計らいで用意された
会場外の中継席にも座れず
しばらく
中継モニターを立って見ていましたが
疲れてしまい、その場を去りました。
横尾人気はスゴイという事を実感。
*
「横尾忠則・全ポスター」展については
高校生時代からの800点を越えるポスターが
所狭しと展示されていました。
一般的に
ポスターは広報という役割を担うモノ。
作り手の作品ではありません。
しかし
横尾氏は例外です。
クライアントは彼の世界観を必要として
ポスターを依頼します。
ポスター制作において
自己表現との境目をどこに置くのか。
その際(きわ)の位置に注目して
展覧会を楽しみました。
細江英公氏の写真を用いたポスターは特に輝いて見えました。
写真の力は強い。
*
横尾パワーにノックダウンされた後
同時開催の「束芋・断面の世代展」の展示室へ
*
作家名は束芋(タバイモ)。
田端家の3人姉妹の次女という由来だそうです。
大学の卒業制作作品から
継続して彼女の作品を見続けており
作品のスケールが大きくなる様子を楽しみにしています。
初期作品は社会を直接的に風刺する
映像インスタレーションでしたが
今回の展示は心の内面に響く内容でした。
身体を寝かし天井を見上げて鑑賞する作品から始まり
最後は天井・壁面・床すべての方向に
視野を拡げて視る作品で締めくくる展示構成。
途中、絵画作品を鑑賞するように
小さな動く画面を凝視する形式の作品もありました。
視覚芸術の可能性を追求したダイナミックな展示は
奥深い内容ですが
誰しもが楽しめる展覧会だと思います。
混んでいると見辛い作品がありますので
人が少なそうな時に行く事をオススメします。
ぜひ。
金曜日は夜間開館日です。
日没後に束芋ワールドを
ひっそりと楽しむというのはいかがでしょうか。
*
2011年6月から11月に開催される
第54回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展に
束芋氏が日本代表作家として決定したそうです。
益々の活躍を期待!
Yoshie
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先日、こども用Tシャツを作った事を
当ブログに掲載しましたが
今回は自分が着用する事を前提に
シルクスクリーンでTシャツに刷ってみました。
制作にあたっては
ミュージアムグッズをイメージしました。
モチーフは美術館に収蔵されている
誰もが知っている美術品。
美術史でお馴染みの名画や彫刻などの図版を元に
製版原稿を作成しました。
***
第一弾の実験作は
ロゼッタストーン(左) と ミロのヴイーナス&モナリザ(右)
表面
袖にTIPAのロゴを入れました。
裏面
ホワイト・グレー・ブラックのモノトーン3色で刷りました。
背面のロゼッタストーンの図です。
表面は白のシーチングに刷り
Tシャツに縫い付けました。
この取り組みで注目して頂きたい事は
同じ版を使いながらも
白地に刷ると“ポジ像”、黒地に刷ると“ネガ像”が生まれる事。
当たり前のことですが、写真的視点でみると
オモシロイと思いませんか?
Yoshie
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福岡への帰省の道中
毎回
美術関係の場所に立ち寄ることにしています。
この夏は二つの候補地がありました。
一つ目
瀬戸内国際芸術祭2010
瀬戸内海の7つの島と高松を舞台に開催される
今年から始まったアートプロジェクト。
二つ目
手のなかの空 奈良原一高
島根県立美術館で開催。
奈良原さんの写真の全貌に迫った大規模展示。
瀬戸内経由か山陰経由かの2択です。
どちらを選択するかで決め手となったのは規模。
瀬戸内芸術祭は一日で廻れない規模です。
また
“今は暑すぎる・・・”
という理由でも
今回は山陰経由を選びました。
瀬戸内国際芸術祭は
10月31日迄なので
時期をずらして訪れたいと思います。
*****
島根県立美術館。
1999年に開館した山陰最大規模の美術館です。
今回、初めて訪れました。
宍道湖に面して建てられ
日本の夕陽百選に選ばれている立地上
閉館時間は日没後30分
展示室への入場は日没時刻までとなっています。
本来なら
サンセットシーンも鑑賞対象なのでしょうが
道中を急ぐ私たちは夕陽を見る余裕がありません。
ザンネン。
美術館の窓に写る宍道湖に
自分達の姿を重ねて記念撮影。
*
奈良原一高展の入口です。
会場はシリーズごとに8ブースにわかれていました。
Ⅰ. 人間の土地1956
Ⅱ. 王国1958
Ⅲ. ヨーロッパ・静止した時間1967
Ⅳ. スペイン・偉大なる午後1969
Ⅴ. ジャパネスク1970
Ⅵ. 消滅した時間1975
Ⅶ. ヴェネツィア1980's
Ⅷ. 空 / 天 / 円
ほとんどの展示作品は写真集で見ていましたが
作品から発せられる魅力をあらためて感じました。
展示の様子はコチラで
*
当日は8月15日、この日は細江英公氏により
「奈良原一高と私、そしてVIVO」
というタイトルで講演がおこなわれました。
講演会では“VIVO”の活動についての
ユーモア溢れる細江氏の話に惹き込まれました。
また
奈良原氏の奥様との関係は・・・あの時・・・
などなど、秘話も公開。
そして
VIVO解散直後に
VIVOに参加したいと細江氏のもとに訪れた
森山大道氏についてのエピソードも。
*
最後に
この時期の展示について
記しておかなければならないことがあります。
奈良原一高展の上のフロアでは
関連企画として森山大道氏の展示もありました。
この展示、サブ的な内容ではなく
モリヤマパワー炸裂の展示内容でした。
*
“奈良原・細江・森山”
写真三昧の美術鑑賞に大満足!
会期は9月13日迄です。
鳥取の植田正治写真美術館と併せて
写真の旅・山陰編に出かけてみてはいかがでしょうか。
*****
美術館を後にして
足早に大阪へ帰りたいところ・・・
渋滞に巻き込まれ
夕陽の時刻となっても進みません。
日没まで大山の周辺で停滞。
楽しいひと時の後には
辛い事態が待っていました。
Yoshie
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お盆は帰省していました。
昨年もブログ記事に書きましたが
http://blog.goo.ne.jp/tipa-y/d/20090827
まず、実家に着くと
うなぎを食べに行きます。
今年は白焼きも食べました。
白焼きとは素焼きのことです。
うなぎに自信がないと出来ない調理法。
素材の美味しさを味わいました。
(でも、私はタレをつけた方が好きですね。)
至福のひと時です。
お盆にはこの部屋に一族が集結します。
今年は子供も含めて
18人が一同に会しました。
*
お仏壇のない家に育った私には
知らない事が多くあります。
今回、「?」と思ったのは
仏間の上部に飾られた
“ ほおずき ”
その意味は
・
・
・
精霊が迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれることから
ほおずきを提灯に見立てて飾ります。
また農作物の収穫が少なかった時代には
鮮やかな赤のほおずきをお供えすることによって
お供え物の不足を補う意味があったと言われています。
・
・
・
だそうです。
伝統行事の風習など
あらためて見直すと
その意味に「なるほど ! 」と思いますね。
Yoshie
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お盆の季節です。
実家に帰省するにあたり
姪っ子姉妹へのプレゼントを作りました。
シルクスクリーンプリントで刷った
こども用Tシャツ、2種です。
*
まず、一つ目の紹介。
姪っ子はピアノを習っているので
ピアノを弾いているねずみのイラストにしました。
地味なデザインですが
ポイントは
蓄光インクで刷ったこと。
灯りを消すとイラストが光るのです!
*
二つ目の紹介
姉妹、色違いのイラストです。
女の子が星のステッキを持って飛んでいます。
この星の部分も光ります。
*
バックプリントは
家族全員の名前を入れました。
ポイントは
文字のフォントがかわいいこと
↓
喜んでくれるとよいのですが・・・。
Yoshie
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