徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

皆さまに感謝

2008-12-30 | TIPAに関するお話

 

TIPA元年の2008年が過ぎゆこうとしています。
仕事納めの日、帰り際に何気なく室内を撮影しました。

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長年、思い描いていた活動が、この空間で実現できました。

建物の改装、機材の準備段階では、多くの友人の協力を得て
制作スペースが完成しました。

春先から人が訪れ始め、徐々に制作の場として機能してきました。
今後、写真を志す皆さまにとって、ホームグラウンドとなる空間にしたいと思っています。

そして、
写真塾もスタートすることができました。
塾生の皆さんは、全員、社会人の方ですが、
忙しい中、とても熱心に制作に取り組まれています。
現在、2月の作品展に向けて制作を進めています。

また、年末には、京都造形芸術大学学習会主催のワークショップも開催しました。
多くの方にお集まり頂き、TIPAの場を活かすことができ、うれしく思いました。
来年はTIPA主催のワークショップもおこなう予定です。
写真の可能性を探求することを目的に、幾つかのプログラムを計画しています。

それから、
“手作り石けん講座”もおこないました。
私の趣味の延長ですが、デザインに凝った石けんを作っています。

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この一年を振り返ると、
当初、これほど多くの事を実現できるとは思っていませんでした。
月並みな表現ですが、皆さまのおかげだと感じています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
来年も、更に充実した活動ができるよう頑張って参ります。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

Yoshie


鶴橋・年の瀬

2008-12-28 | 日常生活のお話



今朝、鶴橋駅から街へ出ると、人であふれていました。
お正月料理の食材を買出しに来ている人でいっぱいです。

この鶴橋の商店街は戦後の闇市の姿を残しています。
半世紀以上の間、姿を変えることなく現存していることに驚きます。

エネルギーに満ち溢れたアジア独特の空気が流れています。
知れば知るほど、おもしろい鶴橋界隈です。

Yoshie

追記:昨日にTIPAで開催されたF・ゴーツ氏によるコーヒー現像のワークショップは大成功!
想像以上の仕上がりに驚きました。

詳しくは、後日、記載します。








今年最後のギャラリー巡り

2008-12-26 | 写真に関するお話

 
青木隆幸写真展「RIVERSIDE」に行きました。



会場には、モノクロ写真が4つの壁面に、一続きに繋いで展示されていました。
被写体はタイトル通り、川岸の風景。ある川の川岸を同じ構図で撮り続けた作品です。



淡々と撮影した写真群からは現在社会の生活が読み取れます。
川による区切り目から見たこの風景は、社会の断層のように感じました。


Yoshie


見たのです。本当に・・・

2008-12-24 | 日常生活のお話

数日前のことです。
時間は夜の8時半ごろ。

市街地の夜景がいつもよりくっきり見えるなぁ・・・と思いながら、
信貴山の麓を自転車で走っていました。
すると、夜空が一瞬明るくなり、
目の前で青い光が流れ落ちました。



光の末尾は黄色。

流れ星にしては、ゆっくり過ぎる。
花火にしては、季節外れだし、音も聞こえない。
飛行機でもないと思う。
隕石?

一瞬の間にいろいろ考えました。
最後に考えたのは、

「このあと、爆発するんじゃない?」

自転車を降りて、しばらく身構えていましたが
何も起こりませんでした。

家に帰ってから、テレビのニュースを各局見ましたが
何もなかったようでした。



でも、私は見たのです。はっきりと。



Yoshie




課題の順序をかえると・・・

2008-12-20 | 写真に関するお話



ある学校での授業のこと。

フォトグラムの実習をしました。
フォトグラムは暗室作業に慣れるための課題として
通常は春におこないます。
しかし、
今回は一通りの暗室作業を学んだ後に取り組みました。
すると、
印画紙の特性を理解して、
奥行きのある画面が比較的多く仕上がりました。
また、ユニークな表現も多くありました。

課題の順序を代えるだけで、いつもと違う展開となりました。

・・・と、いうわりに、上の記録写真はいつもと一緒かも

  

Yoshie