10月10日に記した
2013年度のゴーヤ栽培報告で
今年のゴーヤ観察を総括したつもりでしたが
実は・・・
忙しい日が続いたため
ベランダの植物達の手入れが滞り
11月18日までゴーヤ栽培を継続しました。
そこで
年末最後のブログ記事として
秋以降の観察記録を記します。
*
花は晩秋まで
日に10~15輪は咲き続け
花に吸い寄せられるように
一匹のミツバチ君が
毎日、定時(午前9時30分)に
花の蜜を求めて訪問していました。
ミツバチの存在に気付いてからは
ゴーヤと共にミツバチ観察もおこないました。
ゴーヤの花びらは
気温によって
開き具合が変わる事を発見しました。
11月に入る頃には
フレアスカートくらいにしか開かなくなり
ミツバチは
スカートの中に潜り込むような体制で
たいへんそうに密を吸っていました。
これが
最後に収穫したゴーヤです。
深い色にはならず
パステル調で熟れていきました。
*
以上
今年のゴーヤ報告を終えます。
ここまで読んでくださった皆さま
私の趣味にお付き合いいただき
ありがとうございました。
来年はゴーヤを卒業して
トマトに挑戦したいと思っています。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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会期が終ってからの掲載となりましたが・・・
今月、下の写真展に行きました。
オサム・ジェームス・中川 写真展
「 沖縄 - オキナワ - OKINAWA 」
会場:京都造形芸術大学 Galerie Aube
アメリカを拠点に活動する
オサム・ジェームス・中川氏による写真展です。
展覧会場は下の3シリーズで構成されていました。
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沖縄戦で追い詰められた多くの住民が身を投げた断崖絶壁を
人の目を超える高解像度で描いた「バンタ」。
住民の信仰に深く結びつきながらも戦時中には病院や防空壕
さらには集団自決の場となった洞窟をとらえた「ガマ」。
今なお沈黙のうちに存在する戦争の痕跡を見つめた「リメインズ」。
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沖縄返還時の記憶を持たない私にとっては
沖縄は美しい空と海・・・
バカンスの土地でしかありません。
琉球王国としての歴史
第二次世界大戦において地上戦がおこなわれた事
戦後、アメリカに占領された事
いまなお
在日米軍基地が多くある事
など
知識としての認識にとどまります。
そのような私は
本展にて視覚と触覚で
地上戦の時を生きた住民の
心理の一端を体感できたように思いました。
写真展で触覚?と疑問に思われるかもしれませんが
この展覧会の見どころは触覚です。
「バンタ」と「ガマ」のシリーズは
ロールの出力紙にプリントされた大きな作品のため
観る者の身体を画像の中に置く形で鑑賞でき
高解像度で仕上げられた画像は
視覚を超え触覚にまで訴える迫力を持っていました。
オサム・ジェームス・中川氏のウェブサイト
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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今週から急に寒くなりました。
この寒さに応えるように
自宅横に植わっている寒桜は
現在、三部咲きです。
*
昨日の事
関西の私鉄を自由に乗り降りできるフリーパスを活用し
大阪・神戸・京都と廻りました。
雑務を含みながらも
終日、美術鑑賞とレクチャー参加の一日。
様々な作品や人との出会いの中
2つの事柄をピックアップします。
ひとつ目は
高校時代の
美術部の先輩の作品展について。
遠田泰幸回顧展
画業36年、享年52歳
没後20年にあたるタイミングでの展示でした。
遠田さんはピアノの調律を生業としながら
画業に取り組んでこられた方ゆえ
絵から音を感じる作品です。
本展のサブタイトルは
- 音のように見て音のように描く -
下の二点は
私が高校生の時に制作・発表された作品です。
自分には扱えない美しい色彩世界に
魅入った事を記憶しています。
色の重なり、形のない形
それは
音の響きであり
楽曲を表現しているのだと思います。
(たぶん)
細部の描き込みが
ほんとうに美しい絵だと
しみじみと感じました。
この没後20年を機に開催された本展で
画家・遠田泰幸の作品を
一望できる機会は最後と思われます。
なぜなら
作品の寄贈先を募る掲示が会場にあったので。
私は上の赤い作品が
高校生の時に強く心に刻んだ作品なので
譲っていただきたい気持ちで一杯でした。
しかし
1LDKで暮らす現状では無理・・・。
売買の対象としない作品の場合
残された遺族にとっては
たくさんの大作を保管し続けるには限界があります。
自分の作品にまつわる話では
初個展の作品は大型作品のため
自宅に保管できず
実家の屋根裏に眠ること15年。
3年前に
家の建て直しのタイミングで
すべて捨てました。
作品の末路について
語られる事は殆どありませんが
この問題は
制作を続ける者にとっては
重要だと改めて思いました。
*
この日の美術鑑賞での
もうひとつの出来事は
次回に・・・。
今年に見た写真展のなかで
ベストだと感じた展示記事を書く予定です。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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