急に暑くなりました。
目の前の室温計は31.4度。
まだ5月、さすがにクーラーは早いと思うので
我慢していますが
気分が悪くなってきました。
しかし
この時期にクーラーを付けると
体温調整を上手くできず
夏風邪をひくんですね。
きっと。
これ、いつものパターンです。
*
ここ1ヶ月
知人の個展や
これは必見!と思う展覧会が続き
自称、美術鑑賞オタクと言っていた20年前と
同じくらいのペースで美術鑑賞に励んでいます。
昨日は終日、京都で
市バスの1日乗車券を購入して
美術鑑賞。
しかし
バスの路線図を頭に思い描けず
ほとんど歩いていました。
16084歩、10.5km
二日前は
11914歩、7.2km
この日は仕事帰りの美術鑑賞。
閉廊間際に潜り込み長話・・・。
迷惑な客人だったと反省。
*
最近の活動の中で
購入した写真に関する書籍がコチラの2冊。
↓
復刻版の写真雑誌「光畫」
と
創刊号の「映像試論100」
私は本を読む時
あとがきや編集後記を必ず読みます。
同時期に購入したこの二冊
両方共に
編集後記から読みました。
「光畫」の編集後記は
野島康三氏、中山岩太氏が記しています。
<一部抜粋>
いい仕事=いいものは
なかなか世間にわからないものだ。
いいところを見るだけの眼を持つ者が少ないためと思う。
・・・本月号は記事に挿画を沢山入れる都合から
「写真」を減じなければならない事となってしまった。
本誌の面目たる「写真」を減じる事は実につらい。
かなりいい作品を割愛してしまった。
しかし、それがために見ごたえのする
写真だけだと言うことが出来る。
(野島康三)
*
2号は創刊号よりとてもいい出来栄えだった。
読者諸兄も認められた事と思う。
3号雑誌いうものは世間によくある。
熱に炎えた連中がヤツサモツサで始めたが
意見が合わないとか
経済的にだめによるとかで
とてもいいものでも
とかく、3、4号で消えてしまう。
そして老練な著述家等の種になるのだ。
ただし
光畫は異なる。
始めから損をする考えで
ただ光畫を続けるという事が目的で始めた新雑誌だから
経済的問題で止める気はない。
同人の意見は始めから御互に尊重し
分割しているのだから問題が起こる筈がない。
3号雑誌だろうなんて考える人は
その常識の貧弱さを語るだけだと言いたい。
(中山岩太)
1932年の号に記されたこの文章、現在でも強く響きます。
いっぽう
「映像試論100」は
初めての雑誌制作に奮闘する様子と
創刊に対するご挨拶が記されています。
<一部抜粋>
・・・勢いだけで原稿をA5サイズの用紙に当てはめていきました。
何だかヘンテコな箇所があるかもしれませんが、ご勘弁ください。
とにかく皆さんの原稿があって出来た冊子です。
ありがとうございます。・・・
(K.A)
*
『映像試論100』は、写真を中心に据え
筆者による自由なテーマで書かれた論文やレポートを
まとめ冊子として発行します。
伸び伸びと自由なものを!と船出しますので
「いま書きたいことから」でご一緒いただけますと嬉しいです。・・・
・・・このような海のものとも山のものとも分からぬ
お声掛けにも関わらず
原稿を届けてくださった筆者の皆様
エントツ(柱広告)で参加してくださった皆様
そしてこの一冊をお求めくださった読者の皆様
ありがとうございます。
次号もぜひお付き合いください。
(T.A)
発行人のお人柄が伺える文章です。
第二号は夏の終わりに発行予定との事。
楽しみです。
お知らせ
復刻版「光畫」はzenfotobooksより購入できます。
「映像試論100」はPort Gallery Tより購入できます。
Yoshie
*
<徳永写真美術研究所の講座案内>
シルクスクリーンプリント応用講座
6月30日、7月14日、28日
全3回
カラー写真をCMYKに色分解し4色刷に取り組みます。
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詳しくは
http://www.tokunaga-photo.com/class.html
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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