先日、京都精華大学にいきました。
こちらの大学へは
20数年前に、友人の制作現場を訪ねて訪問
10数年前に、ちょこっと授業を担当して訪問
今回、3度目の訪問でした。
私の母校はこの20年間
学校組織も校舎も敷地面積も大きく変化しましたが
こちらの大学は際立って大きく変わっていない様子にホッとしました。
実は
あまりに久しぶりの訪問なので
校内で浦島太郎状態になって
迷子になるのではと思っていました。
*
この日、訪れた目的は2つ。
ひとつ目
展覧会を見るため。
この展覧会です。
タイトルがぼやけています。
なぜ、ぼやけているのだろう・・・と不思議に思いながら
展示会場に入ると
文字が影絵となって壁面投影されていました。
昔は「山水」という着物を着て、自分の周囲を眺めていたが、
今は「風景」という着物を着て世界を眺めている。
・
・
・
と
い
う
文章から展示が始まります。
内容については
正確な説明が難しいため
割愛。スイマセン
感想を一言で述べると
大学内でおこなわれるにふさわしい
意義深い展覧会でした。
そして
日頃の表現活動の領域を
他者の表現とオーバーラップさせながら
展開させていた点が素晴らしいと思いました。
近年においては
複数人数による展覧会であっても
個々の表現を成立させた上での会場構成が殆どです。
が
本展は違います。
この「風景」についての考察を
互いに深くおこないあった成果の結集でした。
来場者には解説書が配布されます。
本展の成り立ちの経過を詳細に記した
68ページもある解説書。
いかに、この企画が深く掘り込まれた
内容であるかという事を理解できます。
参加メンバーの半数は存じ上げる面々。
内、お2人は学生時代に指導いただいた先生です。
とても大切な事を学ばせてもらったと自覚する両先生。
まるで
「風景」について考える授業を受けたような体験ができました。
*
前述にありますが
大学を訪問した目的は二つ。
もうひとつはシンポジウム。
しかし
開会時間に間に合わず
途中参加となる事と
この日は睡眠が足りず
居眠りを回避できそうになかったため
参加を見合わせました。
残念ではありましたが
展覧会だけでも満足できました。
Yoshie
追記
『風景の逆照射』展は私が訪れた日が最終日。
故に会期は終了しています。
本ブログでは報告として掲載しました。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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2012年、最初のブログです。
成人式、センター入試が終わり
1月も半ばを過ぎてしまいました。
お正月ムードはすっかり去りましたが
例年通り
年始最初のブログは
帰郷報告でスタートします。
*
ここ数年、お正月の花は
私が担当するようになりました。
今年は元日の朝に
こんな感じで仕上げました。
↓
毎年、あれやこれやと
試行錯誤しながら完成させるのですが
今年は違いました。
躊躇なく枝葉を断ち落とし
「こうあるべきでしょう」と、自信を持って決める事ができました。
迷いが一切なく決断できた事が爽快。
この一年
この調子で決断してゆきたいです。
*
お正月・お盆と年に2度の帰郷生活では
ある任務があります。
任務とは・・・
茶道具撮影。
詳細は前回の帰郷ブログを参照下さい。
撮影を待つ道具達・・・。
今回の掛け軸の撮影数は
前回の15を大きく上回り31。
効率UP!
余談ですが・・・
掛け軸の数え方は「本」ではなく「幅」もしくは「軸」だそうです。
前のブログで15本と記載した部分に対し
Takayuki母より指導が入りました。
掛けた状態は「1幅(いっぷく)」、巻いた状態は「1軸(いちじく)」と数えます。
日本語って奥深い!
それから
年明け最初の撮影はコチラ
↓
撮影後
ショッピングモールに出かけ、2枚組写真印刷で150枚プリント。
元日とは思えない行動ですが
これは何かと言うと・・・母の年賀状作りなのです。
Takayuki母は
届いた年賀状に対し返信する形で
年賀状を書きます。
数日前、我が家に届いた年賀状です。
手書き文字が入り
引き締まった画面に仕上がっていました。
そこには
インクジェット出力等にはない魅力が存在。
この手作業を伴う魅力こそが
私たち徳永写真美術研究所の取り組む研究です。
本年も「昇竜の如く」研究活動に邁進して参ります。
皆さま、どうぞ宜しくお願いします。
Yoshie
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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