実話を交えたサスペンスというけれど、夢の中にいるような気持ちになる。
アムステルダム。バートとハロルドは第一次世界大戦で負傷兵となる。ヴァレリーも加わり、そのまま終戦後もオランダのアムステルダムで、三人は日々を過ごした。
1918年の終戦から、1939年に第二次世界大戦が勃発するまでの21年間の物語。
戦後の混沌とバブル、戦争の英雄と復員兵。仕事に就けない負傷兵たち。
そしてとある政治的陰謀。
史実の要素に、コミカルなフィクションを織り込んだ。いや、逆かな。フィクションに史実の要素を織り込んだ。何だか境目が分からない。
けれど一つ分かるのは、「アムステルダム」という楽園は、いつもどこかに確固として存在しているということだ。
楽園だからこそ、それは仮称でありつづける。いや、逆かな。仮称であるからこそ、楽園なのだ。史実にも現実にも縛り付けられない、どこかの場所で。
『アムステルダム』、デビッド・O・ラッセル監督。2022年、米、134分。原題は、『Amsterdam』。
クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デビッド・ワシントン。等々、豪華キャストが登場。テイラー・スウィフトもちょい役で。ロバート・デ・ニーロが観られたのも最高。
1920年代、三人の友情。「生涯お互いを守り合うこと」と誓う三人。↓
時は経ち、上流階級のパーティーにて。↓ボヘミアン・ラプソディのラミ・マレックは資産家役。
七変化のクリスチャン・ベール↓
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